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粉末X線解析の実際 ―リートベルト法入門―
定価 5,280 円(本体 4,800 円+税)
B5判/208ページ
刊行日:2002年02月10日
ISBN:978-4-254-14059-0 C3043
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内容紹介
物質の構造解析法として重要なX線粉末回折法―リートベルト解析の実際を解説。〔内容〕粉末回折法の基礎/データ測定/データの解析/応用/結晶学/リートベルト法/リートベルト解析のためのデータ測定/実例で学ぶリートベルト解析/他。
編集部から
目次
1. 粉末X線回折法の原理を理解しよう
1.1 粉末回析のためのX線結晶学入門
1.2 粉末回析パターンはどのような情報を含むか
1.3 粉末回析パターンをつくってみよう
2. 粉末X線回折データを測定する
2.1 粉末X線回折装置
2.2 回析プロファイルの変形・変位
2.3 どうしたら良質のデータを測定できるか
3. 粉末X線回折データを解析する
3.1 測定データの前処理
3.2 同 定
3.3 格子定数の精密測定
4. 実例で学ぶ粉末回折法の応用
4.1 粉末法で定量分析する
4.2 微小部回折系で何がわかる
4.2 ガンドルフィカメラはこんなに便利
4.4 放射光でどんなことができるか
4.5 薄膜への応用
5. これだけは知っておきたい結晶学
5.1 三回析でなぜ構造が求まるか
5.2 空間群を理解しよう
5.3 回折強度はどのように決まるか
5.4 結晶構造解析に必要な概念をやさしく学ばう
6. リートベルト法
6.1 リートベルト法の原理
6.2 理論回折強度に含まれる関数
6.3 プロファイル関数
6.4 リートベルト解析結果の評価
6.5 リートベルト解析の手順
6.6 リートベルト解析への構造情報の追加
6.7 他の粉末データ解析法との比較
6.8 有効イオン半径
6.9 bond valence sum
6.10 最大エントロピー法(MEM)
7. リートベルト解析のための回折データ測定
7.2 試料調製の勘どころ
7.3 測定における注意点
8. RIETANを使ってみよう
8.1 RIETAN-2000および関連ソフトウェアの入手
8.2 RIETAN-2000の入出力ファイル
8.3 強度データファイルのフォーマット
8.4 入力ファイル作成のための文法
8.5 入力ファイルの編集
8.6 ユーザ入力ファイルのテストと修正
8.7 発散したときの対処
8.8 RIETAN-2000のインストールの仕方
8.9 入力ファイルLSCO.ins
9. リートベルト解析に取り組み人へのアドバイス
9.1 空間格子と同価位置
9.2 占有率と熱振動の取扱い
9.3 論文執筆のさいの記述法について
10. 実例で学ぶリートベルト解析―リートベルト法の材料解析への応用―
10.1 リチウムマンガン酸化物
10.2 データベースの活用による構造モデルの構築
10.3 2つの構造モデル
10.4 複数の相を含む試料の解析
10.5 相の質量分率の計算(定量分析)
10.6 中性子回折による構造解析
10.7 格子ひずみと結晶子サイズの解析
10.8 in situ測定
10.9 材料のリートベルト解析に関する展望
11. 粉末結晶構造解析ソフトウェア
11.1 PDFによる同定
11.2 結晶構造データベースの利用
11.3 空間群の決定と指数づけ
11.4 構造モデルの構築
12. 第2相を含めたLi4Mn5O12
13. 付 録
13.1 有効イオン半径γ
13.2 bond valence parameter,l0
13.3 粉末回折のための標準試料
13.4 知っていると便利な粉末Ⅹ線の関連情報
13.5 粉末解析に必要な数学の基礎
14. 索 引
執筆者紹介
【編集者】中井 泉,泉 富士夫
【執筆者】秋葉悦男,泉 富士夫,表 和彦,神山 崇,佐々木 聡,寺田靖子,中井 泉,中牟田義博,中村利廣,藤縄 剛,山田 尚