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水素の事典 新装版
水素エネルギー協会(編)
内容紹介
《本書は『水素の事典』(2014年刊)を底本として刊行したものです》 水素は最も基本的な元素の一つであり,近年はクリーンエネルギーとしての需要が拡大し,ますますその利用が期待されている。《本書は,水素の基礎的な理解と実社会での応用を結びつけられるよう,環境科学的な見地も踏まえて平易に解説。〔内容〕水素原子/水素分子/水素と生物/水素の分析/水素の燃焼と爆発/水素の製造/水素の精製/水素の貯蔵/水素の輸送/水素と安全/水素の利用/他
編集部から
目次
まえがき
基礎編
1 序章
1.1 水素とは何か
1.2 自然界における水素
1.3 水素利用の歴史
2 水 素 原 子
2.1 水素原子・プロトン
2.2 宇宙の始まりと水素
2.3 同 位 体
3 水 素 分 子
3.1 水 素 分 子
3.2 オルト水素とパラ水素
3.3 水素分子の物理的性質
3.4 状 態 図
3.5 水素分子の化学的性質
4 水 素 と 金 属
4.1 水 素 と 金 属
4.2 金属中の水素の電子状態
4.3 金属中の水素拡散
4.4 金属表面への吸着
4.5 水素吸蔵合金
4.6 水 素 脆 性
5 水素の化学
5.1 水素の生成
5.2 無機物との反応
5.3 有機物との反応
5.4 燃料電池
5.5 二 次 電 池
6 水素と生物
6.1 水素結合と遺伝子
6.2 水素と生物のエネルギー生産
6.3 光合成生物の水素代謝
6.4 発酵と水素発生
7 水素の分析
7.1 概説
7.2 ガスクロマトグラフィー
7.3 物質のCHN 分析
7.4 ラザフォード後方散乱分析法,水素前方散乱分析法,核反応解析法
7.5 昇温脱離法
7.6 フーリエ変換赤外分光法
7.7 核磁気共鳴分光法
7.8 ラマン分光法
7.9 陽子弾性散乱同時計数法による水素分析
7.10 放射光を用いた分析
7.11 中性子を用いた分析
8 水素の燃焼と爆発
8.1 水素燃焼の特性
8.2 水素爆発の特性
8.3 混 合 燃 焼
応用編
9 水素の製造
9.1 概説
9.2 化石燃料改質
9.3 石炭ガス化
9.4 炭化水素の熱分解
9.5 メンブレンリアクター
9.6 副生水素
9.7 水電解
9.8 バイオマス
9.9 光電気化学法
9.10 光触媒
9.11 太陽熱を利用する水素生成
9.12 原子力を使う水素製造
10 水素の精製
10.1 概説
10.2 吸着法
10.3 膜分離法
11 水素の貯蔵
11.1 概説
11.2 高圧ガス
11.3 液体水素
11.4 水素吸蔵合金
11.5 有機ハイドライド
11.6 無機ハイドライド
11.7 炭素系材料による室温での可逆的水素貯蔵
11.8 システムとしての水素貯蔵
12 水素の輸送
12.1 概 説
12.2 長距離海上輸送
12.3 陸 上 輸 送
12.4 パイプライン輸送
13 水素と安全
13.1 概 説
13.2 水素検出技術
13.3 水素材料の安全性
13.4 水素エネルギーシステムの安全性
13.5 防 爆 技 術
14 水素の利用
14.1 概 説
14.2 原 料 と し て
14.3 触媒による燃焼
14.4 医 療 と 水 素
14.5 発電機の冷却材
14.6 核 融 合
14.7 水 素 製 鉄
15 エネルギーキャリアとしての水素の利用
15.1 概 説
15.2 エネルギーキャリアの必要性
15.3 燃 料 電 池
15.4 ニッケル-金属水素化物電池
15.5 水素燃料ガスタービンエンジン
15.6 水素ディーゼルエンジン
15.7 水素エンジン
15.8 航空・宇宙への利用
16 環境と水素
16.1 環境対策としての水素の歴史
16.2 石 油 の 脱 硫
16.3 地球環境と水素
16.4 水素をキャリアとしたエクセルギー増進
16.5 環境負荷係数
17 水素エネルギーシステムの実現への道筋
17.1 概 説
17.2 ローカル水素ネットワーク
17.3 水素立国をめざすアイスランド
17.4. グローバル水素システム―パタゴニア風力と水素
17.5 各国・地域に応じた水素導入のシナリオ
17.6 自動車用水素インフラ
17.7 未来社会における水素エネルギーシステム
索引