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これからの海洋学 ―水の惑星のリテラシー―
横瀬 久芳(著)
内容紹介
“水の惑星”である地球を,惑星という大きな視点から,気候・気象,海と人間のかかわり,海の生物からマイクロプラスチックにいたるまで,オールカラーでわかりやすく口語調でまとめた。好評を博した同著者による『はじめて学ぶ海洋学』(2015)は,学部向け教科書として刊行されたが,今回はこれに続き,より一層一般の科学・海洋ファンに向けて内容を構成した。〔内容〕宇宙を旅する水の惑星/水の相変化がもたらす海洋と大気の循環/水の惑星の生物圏/光が届かない深海の世界/海を超えて世界に広がる人類/水の惑星の現状と課題/まとめ
編集部から
目次
第1章 宇宙を旅する水の惑星
1.1 水の惑星の生い立ち
1.2 太陽の放射エネルギーで温まる地球表層
1.3 水循環と地球環境
第2章 水の相変化がもたらす海洋と大気の循環
2.1 地球規模の水蒸気の流れ
2.2 大気循環がつくり出す海の波
2.3 波がつくり出す海流
2.4 引力で攪拌される海洋
第3章 水の惑星の生物圏
3.1 生命は海洋から
3.2 魚たちの生き残り戦略
第4章 光が届かない深海の世界
4.1 深海とはどのようなところか
4.2 深海魚の奇抜な形はどのように決まったのか
第5章 海を越えて世界に広がる人類
5.1 海洋と人類:大航海以前
5.2 海を積極的に活用する人類
5.3 暗黒の海底を調べる
第6章 水の惑星の現状と課題
6.1 海と自然災害
6.2 海洋資源の現状
6.3 深刻化する海洋汚染
6.4 水の惑星を持続的に活用するには
まとめ 環境問題の解決は,一人ひとりの心がけ
文 献
索 引