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内容紹介
動物,植物の細胞・組織・器官等の構造や機能,更には生体を構成する物質の構造や特性を網羅。又,生理・発生・成長・分化から進化・系統・遺伝,行動や生態にいたるまで幅広く学際領域を形成する生物科学全般のテーマを網羅し,専門外の研究者が座右に置き,有効利用できるよう編集したデータブック。〔内容〕生体構造(動物・植物・細胞)/生化学/植物の生理・発生・成長・分化/動物生理/動物の発生/遺伝学/動物行動/生態学(動物・植物)/進化・系統
編集部から
目次
〔動物生理(2)―運動・栄養・調節・免疫―〕
1.運 動
1.1 筋
1.2 細胞運動
1.3 体色変化(色素胞)
1.4 運 動
2.栄養・消化・排泄
2.1 栄養・消化・排泄
2.2 肝機能
2.3 膵機能
3.調 節
3.1 生理活性物質(分子・構造・作用・受体・分布・用量など)
3.2 体温調節
4.免 疫
4.1 免疫系の系統発生
4.2 T細胞の発生分化と機能
4.3 B細胞の発生分化と機能
4.4 マクロファージと樹状細胞の発生分化と機能
4.5 NK細胞の発生分化と機能
4.6 胸腺外T細胞の発生分化と機能
4.7 補 体
4.8 ヒト自己免疫疾患の種類と特徴
4.9 免疫寛容
4.10 主なノックアウトマウスの種類とその特徴
(トランスジェニックマウスを含む)
4.11 サイトカインの種類・産生細胞・生理活性
4.12 主要組織適合抗原複合体
4.13 アレルギーの成立
4.14 接着分子の種類と機能
4.15 スーパー抗原
4.16 免疫系の発生と老化
4.17 T細胞受容体
4.18 免疫に関連したCD抗原
4.19 自己免疫疾患自然発症モデルの種類と特徴
〔動物の発生〕
5.生 殖
5.1 いろいろな動物の生殖
5.2 無脊椎動物の繁殖期
5.3 脊椎動物の繁殖期
5.4 爬虫類の孵卵温度による性決定
5.5 卵生,卵胎生,真胎生
6.配偶子形成
6.1 生殖細胞の起源
6.2 精子形成
6.3 卵形成
6.4 配偶子形成と高分子合成パターン
6.5 ランプブラシ染色体
6.6 卵形成因子
7.配偶子
7.1 精 子
7.2 卵
7.3 調節卵とモザイク卵
8.受 精
8.1 受精の時期
8.2 先体反応
8.3 先体反応誘起因子
8.4 精子活性化因子
8.5 哺乳類精子の受精能獲得
8.6 卵の活性化
8.7 単精・(生理的)多精
8.8 単精卵の多精拒否機構
8.9 人工賦活剤
9.卵 割
9.1 卵割の様式
9.2 卵割速度と細胞周期時間
9.3 卵割の要因
9.4 極 葉
9.5 胞胚形成
9.6 M期促進因子
10.細胞系譜
10.1 中生動物(ニハイチュウ類)
10.2 有櫛動物(クシクラゲ類)
10.3 扁形動物(渦虫類)
10.4 線形動物
10.5 環形動物
10.6 貝 類
10.7 甲殻類
10.8 棘皮動物(ウニ類)
10.9 原索動物
10.10 両生類
11.原腸形成
11.1 原腸形成の様式
11.2 細胞接着因子
11.3 いろいろな動物の予定原基図
12.神経胚形成
12.1 神経形成に関連する物質
12.2 細胞外基質
12.3 神経冠細胞の形成,移動運動,そして移動停止
12.4 神経胚形成に関与する成長因子
13.パターン形成
13.1 ヒドラ
13.2 ショウジョウバエ
13.3 ニワトリ(四肢の発生)
14.器官形成
15.孵 化
15.1 動物の貯化期
15.2 孵化腺の分布模式図
15.3 孵化酵素の性質
15.4 孵化酵素の遺伝子
16.再 生
16.1 再生の様式
16.2 プラナリアの切断面と再生
16.3 再生と有糸分裂
16.4 切断角と再生角
16.5 極性転換
16.6 再生と神経
16.7 プラナリアの再生のしくみ
16.8 プラナリアの器官分化
16.9 プラナリアの移植実験
16.10 解離細胞の培養
16.11 プラナリア,発がん物質によるがん誘発と異常再生
16.12 プラナリアの無性生殖と生理勾配
16.13 プラナリア再生中の生化学
16.14 両生類の再生
17.変態
17.1 変態する動物
17.2 幼生の形態,変態のプロセス(昆虫以外の無脊椎動物)
17.3 脊椎動物の変態
17.4 昆虫の変態
18.動物の発生段階表
18.1 無脊推動物
18.2 脊稚動物
19.発生の生化学
20.生長と変化
〔遺 伝 学〕
21.遺伝学の歴史と遺伝子の概念
21.1 遺伝学の発展(年代対比表)
21.2 日本における遺伝学の発展
21.3 遭伝子の概念,遺伝子説
21.4 遺伝子の本体一核酸,形質転換-遺伝子の本体が核酸であることの証明
21.5 接 酸
22.メンデルの遺伝の法則
22.1 優劣および分離の法則
22.2 独立の法則
22.3 非メンデル遺伝性
23.遺伝の様式
23.1 伴性遺伝
23.2 従性遺伝
23.3 量的遺伝
23.4 母性遺伝
23.5 細胞質遺伝
23.6 致死遺伝子
23.7 表現型模写
23.8 染色体と遺伝子
24.染色体(遺伝子)地図
25.DNAの構造と複製
25.1 DNAの構造
25.2 DNAの複製
26.遺伝子の発現と遺伝暗号
26.1 伝令RNAの転写
26.2 RNAの構造
26.3 タンパク質の合成
26.4 スプライシング
26.5 遺伝暗号
27・複対立逮伝子と遺伝子の微細構造
27.1 複村立遺伝子
27.2 シストロン
27.3 遺伝子の位置効果
28.トランスポゾン
28.1 原核生物のトランスポゾン
28.2 コピアとコピア様因子
28.3 P因子
28.4 植物のトランスポゾン
28.5 トランスポゾンの構造と機能
29.細菌およびウイルスの遺伝学
29.1 細菌の性
29.2 プラスミド
29.3 細菌の形質転換
29.4 ファージによる形質導入
29.5 ゾウリムシのカッパー粒子および類似の共生バクテリア
30.突然変異とその修復
31.陸上植物のオルガネラゲノムと細胞質遺伝
31.1 葉緑体ゲノム(プラストーム)と葉緑体遺伝子
31.2 ミトコンドリアゲノム(コンドリオーム)とミトコンドリア遺伝子
31.3 細胞質ゲノム(プラスモン)と細胞質遺伝
32.免疫遺伝学
32.1 免疫のしくみ
32.2 抗原型の遺伝的多型
32.3 下等生物の免疫(生体防御)のしくみ
33.集団遺伝学
34.遺伝医学
34.1 家系分析
34.2 遺伝病
34.3 遺伝子診断
34.4 遺伝子治療
〔動 物 行 動〕
35.走 性
36.動物の感覚特性
36.1 視 覚
36.2 聴 覚
37.信号刺激
37.1 視覚刺激
37.2 聴覚刺激
37.3 嗅覚刺激
38.生物リズム
38.1 日周リズム
38.2 潮汐リズム
38.4 生物時計
39.渡 り
40.回 遊
41.定 位
42.親による子の世話
43.睡 眠
44.捕食行動の型
45.文化的行動
〔生 態 学〕
46. 動物生態学
46.1 個体群生態学
動物の産卵(子)数と卵サイズ/動物の繁殖開始齢,それまでの生存率
およびその後の期待余命/哺乳類の飼育下での最長寿命(生理的寿命)
と野外での寿命/密度と個体数変動幅/動物の内的自然増加率/動物の
性比/侵入と定着/食うものと食われるものの関係をあらわすモデルー覧
46.2 社会生物学(行動生態学)
動物における実社会性および昆虫の亜社会性/実社会性昆虫のコロニー内
血縁度/真社会性昆虫の最大コロニーサイズ,女王数,ワーカー産卵/共
同繁殖とヘルパー/子殺し/社会システム・配偶関係・群れサイズ/なわ
ばりと行動圏/動物における精子競争:精子優先度
47.植物生態学
47.1 個体・個体群
47.2 群 集
48.生態系・環境
48.1 生態系
植食動物による植物消費率/化学物質の生物的濃縮/種多様度指数一覧
(情報量を基礎とする指数)/種多様度指数の値/ニツチの類似限界指数
一覧/害虫・雑草の生物的防除の成功例/面積・種数関係式のzの値/各
生態系の食物網の例/各生態系における各栄養段階の現存量と生産力/世
界の生態系の植物現存量と一次生産/主要な生態系の炭素・窒素収支/地球
における主要元素(炭素・水・窒素・リン・硫黄・水銀)の循環経路と量
48.2 環 境
地殻・土壌・海水・大気中の元素の存在量/植物の主要元素の割合
〔進 化・系 統〕
49.生命の起源と先カンブリア紀の進化
地質時代/生物の進化と大気の組成の変化/生命の起源/先カンブリア時代の主
なできごと
50.動物・植物の進化と系統
生物界の5人グループ/動物の進化と系統樹/植物の進化と系統樹/菌界の進化と
系統樹/主要な化石と地質時代/生きた化石/進化における生物の絶滅/発生と
進化
51.人類の進化
霊長類の類縁度/ヒト料の進化/文化の進化
52.適応・選択・種分化
遺伝的多型/ショウジョウバエの種分化/ハワイミツスイの適応と種分化/
ダーウィンフィンチの種分化/人為選択と自然選択/種分化速度/染色体の
進化/生殖隔離
53.分子進化
ゲノムサイズ/塩基配列およびアミノ酸配列に基づく系統樹/アミノ酸置換速度/
分子レベルの適応/ホメオボックス遺伝子の進化
54.索 引
執筆者紹介
【編集者】石原勝敏,伊藤嘉昭,大島康行,金井龍二,河野重行,木村武二,黒田行昭,中澤 透,長田敏行,中村裕昭,能村哲郎,原 襄,星 元紀,八杉貞雄
【執筆者】〔I生体の構造〕,山崎芳仁,中村裕昭,河野重行,西林双龍,稲田のりこ,箸本春樹,駒野照弥,小倉 肇,山下修一,福村 隆,鈴木孝仁,松永幸大,日詰雅博,鴨脚建夫,植田勝巳,野口哲子,林 誠,西村幹夫,大隅良典,森安裕二,三上哲夫,大西純一,若杉達也,杉田 護,杉浦昌弘,馳澤盛一郎,笠毛邦弘,林 隆久,山田晃弘,榊 剛,山岸敏之,和田正三,渡部 真,田中健治,河津 維,掘田康雄,田畑哲之,比留間民子,中島裕司,黒住一昌,西野栄正,原 襄,〔II生化学〕,中澤 透,大橋一世,常岡 誠,浅尾哲朗,奥野 誠,木村一郎,小林芳郎,渡辺直子,堀内腎介,小俣三郎,片桐千仭,三田雅敏,湯川修身,稲野宏志,浅見行一,沼田 治,二井將光,中村 準,斧 秀勇,井内一郎,山本和俊,安増茂樹,〔III植物の生理・発生・成長・分化〕,石井龍一,都筑幹夫,金井龍二,高宮建一郎,寺島一郎,平沢 正,石原 邦,田中 浄,前 忠彦,西村光雄,山田晃弘,榊 剛,檜山哲夫,井上頼直,桜井英博,持丸真里,臼田秀明,山中健生,諸橋征雄,芦原 坦,作田正明,大森正之,東 四郎,大西純一,島崎研一郎,堀 輝三,中桐 昭,日向康吉,黒岩晴子,保尊隆享,山本興太朗,山口五十麿,桜井直樹,佐藤隆英,平井伸博,横田孝雄,田中 修,竹葉 剛,中島秀明,大瀧 保,鷲谷いづみ,庄野邦彦,木坂広明,亀谷寿昭,土生茂樹,島本 功,飯田 滋,〔IV動物生理(1)〕,中村 忍,松田 保,朝倉英策,坂東琢磨,松下愽治,森 眞由美,内藤 寛,成田有吾,葛原茂樹,小久保康昌,谷口 彰,真鈴川 聡,宍倉文夫,桑澤清明,竹井祥郎,井上剛輔,小川瑞穂,片山弘文,福地義之助,松村伸治,清水賢巳,田中康一,神田健郎,野本茂樹,竹内 昭,富田忠雄,大塚正徳,村山俊彦,野村靖幸,加藤正道,三輪昭子,吉岡充弘,山内俊雄,豊嶋良一,佐藤昭夫,吉澤 透,小島大輔,大石高生,三村珪一,加納正道,渋谷達明,尾崎まみ子,熊澤孝朗,伊藤文雄,曽我部正博,藤墳規明,成瀬恵治,高畑雅一,長山俊樹,寺嶋眞一,〔V動物生理(2)〕,鈴木季直,馬場昭次,大島範子,河内啓二,福永哲夫,海老沢秀道,荒木英爾,宮坂京子,船越顕博,長谷川宏司,鈴木隆久,穴井豊昭,長澤寛道,櫻井 勝,若林克己,片倉康壽,松本 明,永井正則,入來正躬,小川瑞穂,和合治久,松崎吾朗,野本亀久雄,岸原健二,稲葉カヨ,原田 守,安保 徹,岡田秀親,丸山直記,桂 義元,徳久剛史,宮坂信之,猪子英俊,椎名 隆,伊藤幸治,吉田裕樹,内山竹彦,廣川勝いく,吉開泰信,広松賢治,林 良夫,〔VI動物の発生〕,石原勝敏,長内健治,岸本健雄,森沢幸子,鈴木範男,小林 渡,鬼武一夫,田中省二,西田宏記,雨宮昭南,駒崎伸二,浅島 誠,井出宏之,八杉貞雄,山上健次郎,安増茂樹,手代木 渉,石田幸子,常木和日子,大滝哲也,渡辺洋子,池田満里子,弥益 恭,日野晶也,稲垣 新,〔VII遺伝学〕,黒田行昭,安田成一,森田敏照,西郷 薫,小嶋徹也,西村行進,樋渡宏一,二階堂 修,常脇恒一郎,佐渡敏彦,山崎常行,藤木慶子,古庄敏行,大木秀一,小林 優,平石佳之,〔VIII動物行動〕,奥野 誠,蟻川謙太郎,岡ノ谷一夫,正富宏之,大場信義,高橋正三,福井昌夫,若村定男,海老原史樹文,後藤麻木,三枝誠行,井深信男,中村 司,上田 宏,佐藤真彦,今福道夫,井上昌次郎,長谷川寿一,〔IX生態学〕,菊池泰二,益子計夫,伊藤嘉昭,徳永章二,浦野栄一郎,三浦慎悟,栗田博之,西海 功,江口和洋,斉藤 隆,杉山幸丸,佐藤利幸,竹中明夫,戸塚 績,伊豆田 猛,寺島一郎,山口征矢,中根周歩,小泉 博,高橋正征,寺田美奈子,斎藤 晋,石渡良志,木元新作,〔X進化・系統〕,八杉貞雄