植物生態学 ―Plant Ecology―

寺島 一郎竹中 明夫大崎 満大原 雅可知 直毅甲山 隆司北山 兼弘小池 孝良(著)

寺島 一郎竹中 明夫大崎 満大原 雅可知 直毅甲山 隆司北山 兼弘小池 孝良(著)

定価 8,250 円(本体 7,500 円+税)

A5判/448ページ
刊行日:2004年12月10日
ISBN:978-4-254-17119-8 C3045

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内容紹介

21世紀の新しい植物生態学の全体像を体系的に解説した定本。〔内容〕植物と環境/光合成過程/光を受ける植物の形/栄養生態/繁殖過程と遺伝構造/個体群動態/密度効果/種の共存/群集のパターン/土壌-植生系の発達過程/温暖化の影響

編集部から

目次

l. 植物と環境
 1.1 陸上植物の進化
 1.2 太陽光
 1.3 光合成と一次生産
 1.4 世界の陸上生態系
2. 光合成過程の生態学
 2.1 光合成の機作
 2.2 光合成速度の環境応答
 2.3 ストレスと光合成
 2.4 光合成系の順化
 2.5 葉群光合成
 2.6 光合成の多様性
3. 光を受ける植物のかたち
 3.1 光が葉に届くまで
 3.2 葉の足場としての茎
 3.3 植物の成長とモジュール構造
4. 植物の栄養生態
 4.1 根系の発達
 4.2 根における養分吸収
 4.3 植物にとっての必須元素と有用元素
 4.4 植物の各種元素の吸収特性
 4.5 土壌と植物養分特性
 4.6 元素と代謝の関係
5. 繁殖過程と遺伝的構造
 5.1 花の性と交配システム
 5.2 果実・種子の散布
 5.3 繁殖と個体群の遺伝的構造
6. 生活史の進化と個体群動態
 6.1 植物の生活史の多様性
 6.2 シードバンク
 6.3 生活史の進化
 6.4 サイズ依存的繁殖の進化
 6.5 植物の個体群統計
 6.6 推移行列モデル
 6.7 植物の繁殖戦略
7. 密度効果と個体間相互作用
 7.1 植物集団の発達と密度効果
 7.2 集団構造の密度依存性
 7.3 サイズ分布動態のシミュレーション
8. 種の共存と種多様性
 8.1 1世代内での多種系
 8.2 多世代にわたる共存と排除の関係
 8.3 共存をもたらすさまざまな要因
 8.4 種多様性と生態系としての機能
9. 群集・景観のパターンと動態
 9.1 空間軸と時間軸
 9.2 永久調査区と長期生態学研究
 9.3 時間系列と遷移―特に遷移初期について―
 9.4 植物群集観―単位説と連続説―
 9.5 植物社会学
 9.6 群分析と序列化
 9.7 群分析―クラスター分析―
 9.8 序列化
 9.9 人為と植生
 9.10 空間規模と時間規模
 9.11 日本規模での植物群集
 9.12 リモートセンシング
 9.13 植生指数
 9.14 地理情報システム
 9.15 島の地理生態学
 9.16 景観の識別とその手法
 9.17 保全生態学への応用
10. 土壌・植生系の発達過程と栄養動態
 10.1 土壌―植生系―
 10.2 炭素と栄養塩の循環
 10.3 炭素と栄養塩の内部循環を駆動する生物要因
 10.4 リターの質を変化させる要因
 10.5 土壌―植生系の発達―
11. 地球温暖化と植物の生態
 11.1 CO2への応答
 11.2 炭素収支
 11.3 CO2フラックス
 11.4 植生の応答予測
文 献
索 引

執筆者紹介

【執筆者】寺島一郎,彦坂幸毅,竹中明夫,大崎 満,大原 雅,可知直毅,甲山隆司,露崎史朗,北山兼弘,小池孝良

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