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図説 無脊椎動物学
R.S.K. バーンズ(著)/本川 達雄(監訳)
R.S.K. バーンズ(著)/本川 達雄(監訳)
定価 24,200 円(本体 22,000 円+税)
B5判/592ページ
刊行日:2009年06月25日
ISBN:978-4-254-17132-7 C3045
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内容紹介
無脊椎動物の定評ある解説書The Invertebrate―a synthesis―(第3版)の翻訳版。豊富な図版を駆使し,無脊椎動物のめくるめく多様性と,その奥にひそむ普遍性《生命と進化の基本原理》が,一冊にして理解できるよう工夫のこらされた力作。
編集部から
目次
第1部 進化的序説
第1章 はじめに:基礎的なアプローチと原理
1.1 なぜ無脊椎動物を?
1.2 生き物の性質
1.3 生命の起源
1.4 生体の組織化のレベル
1.5 展 望
1.6 さらに学びたい人へ(参考文献)
第2章 進化の歴史と無脊椎動物の系統学
2.1 導 入
2.2 最も単純な動物たち
2.3 左右相称の動物たち
2.4 上門間の相互関係
2.5 動物群の起原,放散,絶滅
2.6 生物多様性
2.7 さらに学びたい人へ(参考文献)
第2部 無脊椎動物の各門
第3章 動物の多細胞化へ向けた多彩な経路
3.1 “原生動物”
3.2 側生動物上門(海綿動物)
3.3 ファゴシテロゾア上門Phagocytellozoa
3.4 放射動物上門Radiata
3.5 中生動物上門Mesozoa
3.6 左右相称動物上門Bilateria
3.7 さらに学びたい人へ(参考文献)
第4章 蠕虫類Worms
4.1 紐形動物門Nemertea(ヒモムシ類)
4.2 顎口動物門Gnathostomula
4.3 腹毛動物門Gastrotricha
4.4 線形動物門Nematoda(線虫類)
4.5 類線形動物門Nematomorpha(ハリガネムシ類)
4.6 動吻動物門Kinorhyncha
4.7 胴甲動物門Loricifera
4.8 鰓曳動物門Priapula
4.9 輪形動物門Rotifera(ワムシ類)
〔訳注〕微顎虫門Micrognathozoa
4.10 鉤頭動物門Acanthocephala
4.11 星口動物門Sipuncula
4.12 ユムシ動物門Echiura
4.13 有鬚動物門Pogonophora
4.14 環形動物門Annelida
4.15 所属不明の蠕虫類
4.16 さらに学びたい人へ(参考文献)
第5章 軟体動物Molluscs
5.1 軟体動物門Mollusca
5.2 さらに学びたい人へ(参考文献)
第6章 触手冠動物Lophophorates
6.1 箒虫動物門Phorona
6.2 腕足動物門Brachiopoda(ホウズキガイ,シャミセンガイ)
6.3 苔虫動物門Bryozoa
6.4 内肛動物門Entoprocta
6.5 有輪動物門Cycliophora
6.6 さらに学びたい人へ(参考文献)
第7章 後口動物Deuterostomes
7.1 毛顎動物門Chaetognatha(ヤムシ)
7.2 半索動物門Hemichordata
7.3 棘皮動物門Echinodermata
7.4 脊索動物門Chordata
7.4A 尾索動物亜門Urochordata(ホヤ)
7.4B 頭索動物亜門Cephalochordata(ナメクジウオ)
7.5 さらに学びたい人へ(参考文献)
第8章 脚をもつ無脊椎動物:節足動物とそれに類似の動物群
8.1 緩歩動物門Tardigrada(クマムシ)
8.2 舌形動物門Pentastoma(シタムシ)
8.3 有爪動物門Onychophora(カギムシ)
8.4 鋏角動物門Chelicerata
8.5 単肢動物門Uniramia
8.6 甲殻動物門Crustacea
8.7 さらに学びたい人へ(参考文献)
第3部 無脊椎動物の機能生物学
第9章 摂 食
9.1 導入:動物の摂食様式の進化
9.2 摂食のタイプ:食物獲得と処理のパターン
9.3 捕食のコストと利益:最適な餌探し
9.4 結 論
9.5 さらに学びたい人へ(参考文献)
第10章 力学と運動(移動運動)
10.1 導 入
10.2 動物細胞による力の発生
10.3 繊毛による移動運動
10.4 筋肉活動と骨格系
10.5 穴を掘る,はう,歩く,走る:硬い基盤の表面上や基盤中での移動運動
10.6 遊泳と飛行
10.7 結 論
10.8 さらに学びたい人へ(参考文献)
第11章 呼 吸
11.1 呼吸におけるATPの中心的な役割
11.2 異化の主要要素
11.3 O2を使わないATP合成
11.4 O2の取込み
11.5 代謝の測定
11.6 呼吸に影響する因子
11.7 結 論 325
11.8 さらに学びたい人へ(参考文献)
第12章 排出,イオン・浸透圧調節,浮力
12.1 排 出
12.2 浸透圧とイオンの調節
12.3 排出系
12.4 結 論
12.5 さらに学びたい人へ(参考文献)
第13章 防 衛
13.1 脅威の分類
13.2 防 衛
13.3 結 論
13.4 さらに学びたい人へ(参考文献)
第14章 生殖と生活環
14.1 導 入
14.2 有性生殖と無性生殖の意味
14.3 有性生殖の構造と生活史:生殖の特性と機能
14.4 生殖過程の制御
14.5 生殖と資源の配分
14.6 結 論
14.7 さらに学びたい人へ(参考文献)
第15章 発 生
15.1 卵形成:発生情報の蓄積
15.2 初期発生のパターン
15.3 無脊椎動物の実験発生学:細胞発生運命の決定
15.4 キイロショウジョウバエの発生遺伝学
15.5 幼生の発生と変態
15.6 再 生
15.7 結論:無脊椎動物の発生と遺伝子プログラム
15.8 さらに学びたい人へ(参考文献)
第16章 制御系
16.1 電 位
16.2 ニューロンとその結合
16.3 神経システムの組織化
16.4 受容器
16.5 視 覚
16.6 感覚情報処理
16.7 自発性
16.8 行動の神経的基礎
16.9 運動出力の組織化
16.10 化学コミュニケーション
16.11 内分泌系の役割
16.12 応 用
16.13 結 論
16.14 さらに学びたい人へ(参考文献)
第17章 基本原理再訪
17.1 表現形の基本的な生理的特徴
17.2 複製と生殖の優越
17.3 個体発生
17.4 個体発生と系統発生
17.5 サイズと形:スケーリング
17.6 さらに学びたい人へ(参考文献)
用語解説
図の出典
監訳者あとがき
索 引
執筆者紹介
【監 訳】
本川達雄
【訳】 (翻訳順)
本川達雄,前田龍一郎,岩本裕之,山田章,藤田敏彦,最上善広