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細胞生物学実験法
野村 港二(編)
内容紹介
生化学・分子生物学における細胞レベルの実験に際して重要な基本的操作を,平易かつ実用的に記載。〔内容〕実験を始める前に/生物材料の入手・同定と保存/組織・細胞の培養,採取・分別・分画/生物試料の標識/生体分子の抽出・分画/他。
編集部から
本書は一般的なバイオ実験で用いられる材料や器具,技法などについて,要点を簡潔に解説したテキストです.
執筆者は,細胞生物学分野で活躍中の若手研究者18名で,現場での豊富な経験を生かし,実験において知っておきたい知識を判りやすくまとめていただきました.
目次
1. 実験を始める前に
1.1 実験環境
1.2 純 水
1.3 試 薬
1.4 高圧ガス
1.5 は か り
1.6 溶液の調製
1.7 緩 衝 液
1.8 温度の調整
1.9 容器・器具
1.10容器の洗浄
1.11実験用の紙
1.12実験室廃棄物の管理
2. 生物材料の入手・同定と保存
2.1 研究材料の選抜
2.2 動物の飼育と管理
2.3 植物の飼育と栽培
2.4 遺伝子組換え体の取り扱い
2.5 組織の保存
2.6 生細胞の保存
2.7 試料の乾燥と濃縮
3. 観察と記録
3.1 マクロな形態観察と測定
3.2 ミクロな形態観察
3.3 微細構造の観察
3.4 顕微鏡観察の試料
4. 組織・細胞の培養
4.1 無菌操作
4.2 滅 菌
4.3 微生物の培養
4.4 動物組織と細胞の培養
4.5 植物組織と細胞の培養
4.6 生育の評価
5. 生物試料の染色と標識
5.1 標識法の選択
5.2 組織や細胞の染色による標識
5.3 放射性同位元素による標識
5.4 非放射性の標識と検出方法
6. 組織・細胞の採取・分別・分画
6.1 動物の体組織と採取
6.2 植物組織と細胞の分別
6.3 細胞分画
6.4 微小操作
7. 生体分子の抽出・分画
7.1 組織の磨砕と抽出
A.磨 砕
B.生体分子の抽出
C.濃 縮
D.沈殿による回収
7.2 機器分析
A.遠 心
B.スピンカラム
C.クロマトグラフィー
D.ゲル電気泳動
E.クロマトフォーカシング
F.吸光光度法
8. 分子生物学入門
8.1 核酸の取り扱い
8.2 クローニングとシークエンス
8.3 遺伝子発現の解析
8.4 タンパク質の解析
8.5 免疫応答の利用
8.6 ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)
8.7 遺伝分析
8.8 バイオデータベースの利用とイン・シリコ解析
索 引
執筆者紹介
【執筆者(執筆順)】
野村港二,朝比奈雅志,藤野介延,高田晃,岩井宏暁,平林美穂,平井泰,増田清,森山裕充,酒井直行,池田美穂,佐藤忍,志水勝好,宮崎さおり,関本弘之,土金勇樹,田村和彦,有本光江