付着生物のはなし ―生態・防除・環境変動・人との関わり―

日本付着生物学会(編)

日本付着生物学会(編)

定価 3,300 円(本体 3,000 円+税)

A5判/176ページ
発売予定日:2024年10月27日
ISBN:978-4-254-17196-9 C3045

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内容紹介

フジツボや海藻,カキなど,海のいたるところでくっついている「付着生物」と呼ばれる生き物たちについて総合的に解説.付着生物の生態から,その防除,外来種をはじめとする環境問題との関連,付着・固着のしくみの利用までを扱う.コラムでは,水族館の展示など付着生物を身近に感じられる活動も紹介.

編集部から

〇「はじめに」より抜粋
 この本には,日本付着生物学会の50年間の活動の成果が集約されており,この本を読めば付着生物のすべてがわかる,と言っても過言ではない.多くの皆様にこの本を読んでいただき,付着生物の魅力や重要性,可能性を知っていただければ幸いである.

日本付着生物学会会長(2017年1月~2023年12月)河村知彦

〇「おわりに」より抜粋
 本書では,特定の生物種に偏らず幅広い付着生物種についての生態から防除技術,環境変動,養殖,文化的価値まで,さまざまな角度から見た“付着生物研究”の入門書を目指した.専門家はもちろんのこと,付着生物に興味のある一般市民から,これまで付着生物に関わりのなかった幅広い実務者・研究者が本書を手に取って下さることを期待している.本書では,分野・実績・肩書きを問わず,付着生物に魅せられて行う独自の取り組みを“付着生物研究”と定義したい.そのような各方面の付着生物研究の生の声を伝えるべく,普段は“研究者”と呼ばれていない方々にも多数ご執筆をお願いした.そのおかげで他に類を見ないバラエティに富んだ付着生物書を刊行することができたのではないかと編集者らは感じている.

編集委員 頼末武史・室﨑喬之・渡部裕美

目次

執筆者紹介

■編集委員
頼末武史 兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
     兵庫県立人と自然の博物館兵庫県立人と自然の博物館
室﨑喬之 旭川医科大学 化学教室
渡部裕美 国立研究開発法人海洋研究開発機構 超先鋭研究開発部門

■執筆者(五十音順)
市川隼平 名古屋港水族館(公益財団法人名古屋みなと振興財団)
井上智子 海遊館
植田育男 神奈川大学 理学部
大村卓朗 東京海洋大学 海洋環境科学部門
沖野龍文 北海道大学大学院 地球環境科学研究院
神谷享子 株式会社セシルリサーチ
河村知彦 東京大学 大気海洋研究所
喜瀬浩輝 国立研究開発法人産業技術総合研究所 地質調査総合センター
金 禧珍 長崎大学大学院 総合生産科学研究科
小林元康 工学院大学 先進工学部
サトイト グレン 長崎大学大学院 総合生産科学研究科
自見直人 名古屋大学 附属臨海実験所
鶴見浩一郎 八戸学院大学 地域経営学部
永瀬靖久 日本ペイントマリン株式会社
野方靖行 一般財団法人電力中央研究所
林 義雄 株式会社セシルリサーチ
広瀬雅人 北里大学 海洋生命科学部
藤井琢磨 日本大学 生物資源科学部
藤井豊展 東北大学大学院 農学研究科
伏見香蓮 一般社団法人BLUE CARBON SOUND
穂積 篤 国立研究開発法人産業技術総合研究所 極限機能材料研究部門
眞山博幸 旭川医科大学 化学教室
水野健一郎 広島県立総合技術研究所 水産海洋技術センター
三宅裕志 北里大学 海洋生命科学部
室﨑喬之 旭川医科大学 化学教室
柳川敏治 中国電力株式会社
頼末武史 兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
     兵庫県立人と自然の博物館兵庫県立人と自然の博物館
ライマー ジェームズ デイビス 琉球大学 理学部
和田茂樹 筑波大学 下田臨海実験センター(現 広島大学 生物生産学部)
渡部裕美 国立研究開発法人海洋研究開発機構 超先鋭研究開発部門

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