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内容紹介
今日の自然と人間社会がさらされている環境リスクをいかにして発見し,測定し,管理するか――多様なアプローチから最新の手法を用いて解説。〔内容〕人の健康影響/野生生物の異変/PRTR/発生源を見つける/in vivo試験/QSAR/環境中濃度評価/曝露量評価/疫学調査/動物試験/発ガンリスク/健康影響指標/生態リスク評価/不確実性/等リスク原則/費用効果分析/自動車排ガス対策/ダイオキシン対策/経済的インセンティブ/環境会計/LCA/政策評価/他
編集部から
目次
序 論
序―1 環境リスクマネジメントという考え方の必要性
序―2 リスク評価とリスクマネジメント
序―3 リスク評価
第1部 リスクを見つける
はじめに
第1章 影響を見つける
1.1 人の健康影響
1.2 野生生物における異変
第2章 暴露を見つける
2.1 環境中の高濃度を見つける
2.2 高排出物質を見つける
2.3 発生源を見つける
第3章 毒性を見つける
3.1 in vivoの試験
3.2 in vitroの試験
3.3 QSARの利用
3.4 データベース,ソフトウェアの活用と情報源
第2部 リスクを測る
はじめに
第4章 暴露量を見積もる
4.1 環境中濃度に基づく暴露評価
4.2 測定による環境中濃度評価
4.3 モデリングによる環境中濃度評価
4.4 食品からの暴露の評価
4.5 個人暴露量評価
4.6 暴露量の個人差
第5章 用量反応関係を知る
5.1 疫学鯛査
5.2 動物試験
5.3 感受性の個人差
第6章 リスクを計算する
6.1 非発がんリスクの評価
6.2 発がんリスクの評価
6.3 健康影響の指標
6.4 個人差と影響の重篤度を考慮したリスク評価
第7章 生態リスクを測る
7.1 生態リスク評価の基本枠組み
7.2 毒性評価と濃縮性評価
7.3 絶滅課程の類型とリスク評価
7.4 化学物質による絶滅リスク
7.5 遺伝的要因による絶滅リスク
7.6 生態リスク評価の事例
第8章 不確実性を評価する
8.1 不確実性
8.2 不確実性の定量解析法
8.3 情報の価値解析
第3部 リスクを管理する
はじめに
第9章 リスク管理の考え方
9.1 等リスク原則
9.2 費用効果分析
9.3 型用便益分析
9.4 比較リスク手法
9.5 リスク認知
9.6 予防原則
9.7 公平性への配慮―リスク管理における社会的・生物学的弱者
第10章 技術的アプローチ
10.1 リスク管理におけるクリーナプロダクション
10.2 リスク削減への技術的アプローチ
第11章 政策的アプローチ
11.1 経済的インセンティブ
11.2 法律・裁判・責任ルール―リスクに対する法の対応―
第12章 リスク管理のためのツール
12.1 レスポンシブルケア
12.2 環境会計
12.3 ライフサイクルアセスメント
12.4 リスクコミュニケーション
12.5 規制影響分析とその国際的動向
12.6 国際的なリスク管理の枠組み
付 録
索 引
執筆者紹介
【編集者】中西準子,蒲生昌志,岸本充生,宮本健一
【執筆者(執筆順)】中西準子,中井里史,角野康郎,樋口広芳,甲斐知恵子,生田和正,中杉修身,米澤義堯,東野晴行,益永茂樹,岩田光夫,高梨啓和,西原 力,松尾昌季,関澤 純,蒲生昌志,吉田喜久雄,鈴木規之,吉門 洋,串部宏之,桜井健郎,岸田文雄,岡 敏弘,宮本健一,若林明子,巌佐 庸,田中嘉成,中丸麻由子,松田裕之,箱山 洋,東海明宏,岸本充生,竹内憲司,松橋啓介,中谷内一也,篠原亮太,内山巌雄,Roland Weber,駒井 武,浅見真理,阿部泰隆,花井荘輔,國部克彦,松野泰也,前田恭伸,山中洋信,森下 哲