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内容紹介
地球環境時代のランドスケープ概論。造園学,緑地計画,環境アセスメント等,多分野の知見を一冊にまとめたスタンダードとなる教科書。〔内容〕緑地の環境デザイン/庭園の系譜/癒しのランドスケープ/自然環境の保全と利用/緑化技術/他。
編集部から
目次
第Ⅰ部 緒論
1. 緑地の環境デザイン
1.1 ランドスケープとは=科学・技術・計画・デザイン・政策の統合的視点
1.2 ランドスケープの生態学=要素・パターン・プロセスという見方
1.3 都市化と砂漠化のランドスケープ=都市緑化と自然環境保全
1.4 生物多様性の危機=共生社会の実現へ
1.5 ランドスケープのテーマの広がり
1.6 ランドスケープの専門職能
第Ⅱ部 ランドスケープデザイン
2. 庭園の系譜
2.1 日本庭園の系譜
2.2 東洋の庭園の系譜
2.3 西洋の庭園の系譜
3. 近代ランドスケープ・デザイン
3.1 場の可能性をいかす
3.2 ヒトの生息空間
3.3 透明な部屋
3.4 素材のコラージュ
3.5 構成主義の空間
3.6 空間のモルフォシス
3.7 近代ランドスケープの先にあるもの
4. 博覧会とランドスケープ
4.1 造園家と博覧会
4.2 万国博覧会の日本庭園
4.3 日本における博覧会開催と公園
4.4 万国博覧会と環境問題
5. 癒しのランドスケープ
5.1 理想の景観を求めて
5.2 癒しの基地をデザインする
第Ⅲ部 ランドスケープ計画
6. エコロジカルプランニング
6.1エコロジカルプランニングと景観生態学
6.2 計画の手法
6.3 生態系評価
6.4 景観生態学的にみた国土、都市、緑地の評価と計画
6.5 ダイナミックな自然の考え方
7. 自然地域の計画
7.1 自然地域とその計画理念
7.2 保護地域としての自然地域計画史
7.3 フレームワークに基づく計画手法
7.4 計画上の課題
8. 緑地の行政計画
8.1 行政計画としての緑地計画
8.2 緑地計画の種類と展望
第Ⅳ部 ランドスケープの材料と設計・施工・管理
9. 緑化技術
9.1 緑化技術発達の歴史
9.2 現在の緑化に求められる役割
9.3 個体レベルの緑化技術
9.4 群落レベルの緑化技術―自然再生のための緑化
9.5 環境緩和のための緑化技術―都市域における緑化
9.6 地域性種苗と植物材料
10. 設計・施工
10.1 環境デザインとランドスケープアーキテクト
10.2 ランドスケープの設計手順
10.3 実施設計段階の設計図書
10.4 図面の記載に関して
10.5 設計監理に関して
10.6 ランドスケープに使用する材料とは
10.7 ランドスケープの工法
10.8 素材・造形・作法と手法京都和風迎賓館プロジェクトの例
第Ⅴ部 ランドスケープのマネジメント
11. 緑の地域マネジメント
11.1 社会的背景
11.2 市民参加の系譜
11.3 市民参加の手法とその課題
11.4 事例研究
11.5 みどりのまちづくりの実現手法について
11.6 これからのNPOや市民活動団体における協働と参画について
12. 自然再生 ―生物の視点―
12.1 自然再生の歴史的位置づけ
12.2 自然再生の定義と区分
12.3 自然再生事業における留意事項
12.4 自然再生事業の技術的プロセス
12.5 自然再生における計画・設計(ハビタットデザイン)
13. 自然再生 ―文化の視点―
13.1 日本の里地里山の今
13.2 里地里山をめぐる今日の行政上の枠組み
13.3 里地里山を対象とした自然再生事業の動向
13.4 自然再生に向けた取り組み―琵琶湖での試み
13.5 自然再生にむけた取り組み―丹後半島山間部での試み
13.6 今後にむけて
14. 自然環境のアセスメント
14.1 アセスメントの目的と概要
14.2 生態系アセスメントの要点
14.3 景観アセスメントの要点
14.4 アセスメントに不可欠な分析ツール
索引
執筆者紹介
【編 者】
森本幸裕,白幡洋三郎
【執筆者(五十音順)】
伊藤太一,糸谷正俊,今西純一,小野健吉,柴田昌三,夏原由博,林 まゆみ,日置佳之,平野秀樹,深町加津枝,丸山 宏,三谷康彦,村上修一