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顔料の事典 (普及版)
伊藤 征司郎(総編集)
内容紹介
塗料,印刷インキ,化粧品,プラスチックから導電性材料,磁性材料,充填剤等と顔料の用途は,化学技術の進歩と共に多様化してきている。本書は顔料全般にわたり基礎から応用までを解説。〔内容〕基礎(粉体/物質の色/界面科学/機能/キャラクタリゼーション),各論(歴史/性質/無機・有機顔料/色素),表面改質と分散技術(界面活性剤/高分子分散剤/表面処理/分散技術),用途と作用(塗料/印刷インキ/着色剤/化粧品/プラスチック/筆記具/繊維/ゴム/医薬/食品)
編集部から
目次
I. 顔料の基礎科学
1. 粉体の生成
1.1 無機紛体の生成
1.2 有機粉体の生成
2. 物質の色
2.1 色と吸収スペクトル
2.2 光の干渉作用
2.3 無機顔料の色
2.4 有機色素の色
2.5 液晶
2.6 色彩
3. 顔料のかかわる界面科学
3.1 気-液界面
3.2 液-液界面
3.3 気-固界面
3.4 固-液界面
3.5 固-固界面
3.6 分散
3.7 分散系のレオロジー
4. 無機物質の機能
4.1 固体の構造
4.2 表面構造
4.3 超微粒子と機能
4.4 触媒作用
4.5 磁気的性質
4.6 電気的性質
4.7 光学的性質
5. 有機色素の機能
5.1 光学的性質
5.2 熱的性質
5.3 電気的性質
5.4 磁気的性質
6. 顔料のキャラクタリゼーション(表面分析を中心として)
6.1 表面分析の概要
6.2 装置各論
6.3 入射電子の振る舞い
II. 顔料の一般的性質と顔料各論
7. 顔料の歴史
7.1 人類の彩色起源
7.2 古代エジプトの顔料
7.3 古代ローマの顔料
7.4 古代中国の顔料
7.5 魏志倭人伝と顔料
7.6 古墳時代の顔料
7.7 土性顔料
7.8 丹砂の製法および流通
7.9 奈良時代の顔料
7.10 平安時代の顔料
7.11 鎌倉時代の顔料
7.12 室町時代の顔料
7.13 織豊時代の顔料
7.14 江戸時代の顔料
7.15 明治時代の顔料
7.16 大正時代の顔料
8. 顔料の一般的性質
8.1 密度
8.2 見掛け密度と見掛け比容
8.3 硬さ
8.4 流動性
8.5 粒子の大きさと形態
8.6 表面積
8.7 pH
8.8 耐久力
8.9 隠ペい力
8.10 着色力
8.11 吸油量
8.12 顔料体積濃度
9. 無機顔料
9.1 総論
9.2 体質顔料
9.3 金属酸化物系顔料
9.4 複合酸化物系顔料
9.5 クロム酸塩系顔料
9.6 硫化物系顔料
9.7 リン酸塩系顔料
9.8 金属錯塩系顔料
9.9 カーボンブラック
9.10 金属粉顔料
9.11 示温顔料
9.12 畜光顔料
9.13 真珠光沢顔料・真珠顔料
9.14 さび止め用顔料
9.15 防汚顔料
9.16 導電性顔料
9.17 磁性顔料
9.18 セラミックス用顔料
9.19 その他の無機顔料
9.20 無機顔料の既存化学物質番号およびCAS登録番号
10. 有機顔料
10.1 総論
10.2 染付けレーキ
10.3 アゾ系顔料
10.4 フタロシアニン系顔料
10.5 縮合多環系顔料
10.6 その他の有機顔料
11. 機能性色素
11.1 情報記録用色素
11.2 表示用色素
11.3 エネルギー変換用色素
11.4 医療用色素
III. 表面改質と分散技術
12. 界面活性剤とその作用
12.1 表面改質と分散技術
12.2 親水性分散質-親水性分散媒の系
12.3 親水性分散質-親油性分散媒の系
12.4 親油性分散質-親水性分散媒の系
12.5 親油性分散質-親油性分散媒の系
13. 高分子分散剤とその作用
13.1 溶液用高分子分散剤
13.2 樹脂用高分子分散剤
14. カップリング剤とその作用
14・1 シラン系カップリング剤
14.2 チタネート系カップリング剤
15. 表面処理
15.1 化学的表面処理
15.2 高エネルギー利用による表面処理
15.3 メカノケミカル法の利用による表面処理
16. 分散技術
16.1 分散機械
16.2 分散の測定・評価法
16.3 塗料における顔料分散
16.4 印刷インキにおける顔料分散
16.5 プラスチックにおける顔料分散
16.6 化粧品における顔料分散
16.7 描画材における顔料分散
16.8 筆記具における顔料分散
IV. 顔料の用途とその応用
17. 塗料用顔料
17.1 塗料の概要
17.2 塗料用顔料に求められる品質の概要
17.3 顔料の諸性質と塗料・塗膜性能とのかかわり
17.4 顔料の選択基準
17.5 塗料用顔料の問題点と今後の課題
18. 印刷インキ用顔料
18.1 印刷インキに使用される顔料
18.2 インキの分類と使用顔料
18.3 インキ用顔料各論
19. プラスチック用着色剤
19.1 プラスチック用色素(染・顔料)の種類
19.2 プラスチックの着色目的と方法
19.3 プラスチック用着色剤の種類
19.4 プラスチックに及ぼす顔料の影響
19.5 着色プラスチックの色管理
20. 化粧品用色素
20.1 化粧品用色素の概要
20.2 化粧品用の色素
20.3 法定色素
20.4 天然色素
20.5 無機顔料
21. 描画用顔料
21.1 描画用顔料の特性
21.2 描画材に使用される顔料
22. 筆記具用顔料
22.1 安全性
22.2 分散性,色相,発色性
22.3 隠ぺい性
22.4 耐水性,耐光性
22.5 染着性,耐溶剤性
22.6 腐食性,潤滑性
23. 繊維用顔料
23.1 つや消し用顔料
23.2 原液着色用顔料
23.3 捺染用顔料
24. ゴム用顔料
24.1 ゴムの種類
24.2 ゴム着色の目的
24.3 ゴム用顔料に要求される性質
24.4 ゴム用顔料の種類
24.5 ゴム用顔料の形態
25. 医薬・食品用顔料
25.1 医薬用顔料
25.2 食品用顔料
26. 索 引
27. 資 料 編
執筆者紹介
登,篠山哲明,鶴田榮一,藤田寅雄,白木義一,横山 稔,丸尾正剛,宇佐美輝男,西原 明,堀石七生,新井 捷,寺田裕美,川上 徹,阿倍信義,戸田善朝,山下盛幸,大平省三,本多勝治,松藤 隆,馬場利明,水沢弘道,村山義彦,巨勢 朗,田邊弘往,谷 敏広,前嶋満洲彦,小野明夫,高見尚徳,彦坂道邇,船倉省二,大竹英弘,岡田恭一,岡部英樹,長濱俊彦,中林政次,勝部浩史,武井俊夫,堀家尚文,一戸省二,岡安寿明,小石眞純,井原辰彦,鈴木勝太郎,小林敏勝,川島徳道,小林永年,田中祥三郎,緒方晃洋,宇井正司,重森義浩,無類井行男,亀川 學,井上繁康,武田一宏,水野 昇,滝口照夫,神谷朝夫,高橋裕介,田中久夫,濱平英三