BOOK SEARCH
水文・水資源ハンドブック
定価 38,500 円(本体 35,000 円+税)
B5判/656ページ
刊行日:1997年10月25日
ISBN:978-4-254-26136-3 C3051
ネット書店で購入する amazon e-hon 紀伊國屋書店 honto Honya Club Rakutenブックス くまざわ書店
書店の店頭在庫を確認する 紀伊國屋書店
内容紹介
きわめて多様な要素が関与する水文・水資源問題をシステム論的に把握し新しい学問体系を示す。〔内容〕【水文編】気象システム/水文システム/水環境システム/都市水環境/観測モニタリングシステム/水文リスク解析/予測システム【水資源編】水資源計画・管理のシステム/水防災システム/利水システム/水エネルギーシステム/水環境質システム/リスクアセスメント/コストアロケーション/総合水管理/管理・支援モデル/法体系/世界の水資源問題と国際協力
編集部から
目次
1. 水文総論
1.1 はじめに
1.2 メソ降水系の解明とモデル開発
1.3 流域全体の応答に関する研究から各水文要素モデルの研究へ
1.4 集中型モデルから分布型モデルへ
1.5 地理的情報やリモートセンシングデータの利活用
1.6 気象・水文系モデルの結合とマクロ水文モデル
1.7 コンピュータ技術の発達が水文学に及ぼした影響とその将来
2. 気象システム
2.1 地球大気の概観
2.2 エネルギーの大循環
2.3 気候システムと気候変動
2.4 日射と大気放射
2.5 大気境界層の力学
2.6 陸・水面の熱・水収支過程
2.7 降水粒子形成の微物理過程
2.8 降水と雲システム
2.9 気象常用表と常用公式,水文気候の概略値
3. 水文システム
3.1 総説
3.2 水文システムの基礎過程
3.3 システム場としての特性と流出モデル
3.4 今後の展望
4. 水環境システム
4.1 水環境システムの概要
4.2 水環境システムの基礎過程とモデル化
4.3 地球環境からみた水環境システム
4.4 水環境の保全と創造の基本的考え方
4.5 今後の展望
5. 都市水環境
5.1 概説
5.2 都市化による気象・気候の変化
5.3 都市域の流出現象とモデリング
5.4 都市河川の水質とモデリング
5.5 都市水循環系の改善技術
6. 観測モニタリングシステム
6.1 概説
6.2 水文気象観測
6.3 降水・降雪観測
6.4 水位観測
6.5 流量観測
6.6 地下水観測
6.7 日射と大気放射
6.8 土壌水分
6.9 積雪・融雪
6.10 蒸発散モニタリング
6.11 水質
6.12 リモートセンシング
6.13 総合観測および提供システム
7. 水文リスク解析
7.1 異常水文の記録
7.2 水文資料の基本統計処理
7.3 水文頻度解析
7.4 水文時系列解析
7.5 多変数統計
8. 気候水文予測
8.1 数値予報
8.2 台風の予測
8.3 降雨と流出の実時間予測
9. 水資源総論
9.1 現代における水資源問題
9.2 わが国における水資源問題形成のプロセス
9.3 「水資源編」の概要
10. 水資源計画・管理のシステム
10.1 水資源計画・管理の概要
10.2 水資源計画システムの特徴と実際
10.3 水資源実管理システムの特徴と実際
10.4 行政システムとしてみた水資源計画・管理システム
10.5 水資源計画・管理システムの情報処理システムとシステム理論
11. 水防災システム
11.1 総論
11.2 河川災害
11.3 都市水害
11.4 土砂災害
11.5 雪災害
11.6 社会と水防災
11.7 防災情報システム
11.8 水災害と気候の変化
11.9 地震と水防災
11.10 水防災関係法規
12. 利水システム
12.1 水文循環と水利用
12.2 水資源の量的需要
12.3 水資源の供給計画
12.4 水資源の配分計画
12.5 総合的な水資源対策
12.6 水利用の新たな展開
13. 水エネルギーシステム
13.1 水力エネルギー
13.2 水熱エネルギー
14. 水環境質システム
14.1 水環境質の基本概念
14.2 利用者にとって望ましい水環境質
14.3 水環境質に影響する物質とその量
14.4 水環境質決定のメカニズムとそのモデル化
14.5 水環境質変換技術とそのシステム
14.6 水環境質の管理
15. リスクアセスメント
15.1 水資源のリスクマネジメントとリスクアセスメント
15.2 水資源開発と環境アセスメント
15.3 海外における水資源開発に関連する環境アセスメントの制度
16. コストアロケーション
16.1 建設事業におけるコストアロケーションの概要
16.2 コストアロケーションの歴史
16.3 多目的ダム事業におけるコストアロケーション方式
16.4 コストアロケーションのシステム理論
16.5 適用の実際
16.6 新しい課題と今後の展望
17. 総合水管理
17.1 総合水管理体系
17.2 水資源管理の合理化
17.3 水管理の総合化
17.4 総合水管理の今後の展望
18. 管理支援モデル
18.1 はじめに
18.2 エキスパートシステム
18.3 ファジイ理論の応用
18.4 ニューラルネットワークの応用
18.5 オブジェクト指向の応用
18.6 GISの応用
18.7 リモートセンシングの応用
18.8 画像処理の応用
18.9 マルチメディアの応用
19. 法体系
19.1 水の調査と観測
19.2 水に関する公物管理
19.3 水文機構の保全
19.4 水環境保全のための規制
19.5 水環境改善のための事業
19.6 利水および水開発計画関連
19.7 地下水関係条例
19.8 民事法
19.9 外国の水法体系
19.10 国際水法の体系
20. 世界の水資源問題と国際協力
20.1 世界の水利用の概要
20.2 世界の水利用技術のさまざまなかたち
20.3 世界の水資源問題
20.4 水思想と水利用技術の伝播
20.5 国際協力の課題と日本
21. 索 引
執筆者紹介
【編集】水文・資源学会
【アドバイザー】住友 恒,日野幹雄
【委員長】池淵周一
【委員】赤津邦夫,市川 新,岡田憲夫,小川 滋,上高原 健,小池俊雄,椎葉充晴,高野安二,竹林征三,原沢英夫,早瀬吉雄,畑 武志,三野 徹,安田延壽
【編集委員】市川 新,池淵周一,江藤剛治,岡田憲夫,小川 滋,海田能宏,片野尚明,近藤純正,小尻利治,三本木健治,椎葉充晴,高棹琢馬,竹内邦良,竹林征三,原沢英夫,丸山利輔,三野 徹,虫明功臣,山口高志
【執筆者】安藤義久,青木貞憲,青山 勲,天野耕二,伊東雅幸,伊藤一正,伊藤雅貞,井手慎司,井上 修,井上和也,稲森悠平,市川 新,池田駿介,池淵周一,海老瀬潜一,江藤剛治,岡田憲夫,荻野芳彦,小川 滋,太田岳史,大槻光雄,大手信人,大西晴夫,海田能宏,貝沼憲男,神田 学,川島茂人,柏井条介,片野尚明,片山秀策,北村義信,木ノ瀬紘一,窪田順平,隈 健一,栗城 稔,国包章一,楠田哲也,國松孝男,近藤純正,小池俊雄,小尻利治,佐藤政良,斎藤秀晴,坂本 康,三本木健治,下村 周,志賀 徹,神野健二,椎葉充晴,島谷幸宏,砂田憲吾,住友 恒,杉田倫明,鈴木雅一,千賀裕太郎,高棹琢馬,高瀬邦夫,高瀬恵次,高野安二,高橋和雄,高橋 劭,高橋 裕,多々納裕一,竹内邦良,竹内政夫,竹林征三,田中宏明,宝 馨,立川康人,土屋十國,寺川 陽,中北英一,中島映至,中村良太,内藤正明,新田 尚,仁連孝昭,西村 浩,丹羽 薫,能島暢呂,原沢英夫,早瀬吉雄,端 憲二,萩原良巳,畑 武志,服部重昭,広瀬 学,深見和彦,福島武彦,福嶌義宏,細見正明,星 清,堀 智晴,丸山利輔,松井三郎,松岡 譲,松尾芳雄,松林宇一郎,真勢 徹,増田民夫,宮永洋一,三浦浩之,三沢真一,三野 徹,水山高久,村上雅博,虫明功臣,森田恒幸,安田延壽,山口高志,山田 正,吉野文雄,米谷恒春,渡辺紹裕,渡辺晴彦,和田安彦,脇坂銃三