１.　序論
　1　構造物の材料の過去と現在
　2　トンネル剥落事放とその原因
　3　コンクリート劣化と時代の変遷
２.　わが国の現状と今後
　1　わが国の経済発展と建設投資
　2　わが国の建設業の特徴
　3　これからのわが国の建設業
３.　材料の変遷と問題
　1　コンクリート材料と地域性
　2　セメントの種類と品質の変化
　3　コンクリート用骨材と地域性
４.　建設施工の変遷と問題点
　1　コンクリート配合の変化
　2　コンクリート製造技術の変化
　3　コンクリート構造物の施工の変化
５.　コンクリート構造物の維持管理の現状と問題
　1　現在の維持管理方法
　2　これからの推持管理対象構造物
　3　目視検査と非破壊検査
　4　非破壊検査
　5　補修方法
６.　各種示方書・仕様書の変遷
　1　コンクリート標準示方書の変遷
　2　JISおよび道路橋標準示方書の変遷
　3　示方書等の規準類の問題点
７.　コンクリート構造物の劣化と原因
　1　凍結融解作用によるコンクリートの劣化
　2　コンクリート中の鋼材腐食
　3　アルカリ骨材反応
　4　硫酸等による劣化
８.　コンクリート構造物の診断
　1　コンクリート構造物の劣化予測
　2　コンクリート構造物の劣化診断
９.　コンクリート構造物の補修と補強
　1　劣化診断後の措置
　2　補修工法の選定と問題点
　3　補強工法の選定と問題点
１０.　これからのコンクリート構造物の維持管理
　1　維持管理技術者の育成
　2　これからの構造物と維持管理

付録：コンクリート劣化診断ソフト
１.　劣化診断ソフトの概要
　1　目視による劣化診断ソフトの位置づけ
　2　プログラムの流れと概要
２.　劣化診断ソフトの事例紹介
　1　塩害により劣化した橋梁の診断例
　2　アルカリ骨材反応により劣化した橋梁の診断例