第Ⅰ部　地域を見つめる――観光まちづくりにつながる地域の個性を知る
第1章　地域の風景を知る〔下村彰男・堀木美告〕
　1.1　地域の資源と個性
　1.2　風景は重要な地域資源
　1.3　風景の構成を分析・把握する
　1.4　風景の変遷を調べる
　1.5　風景の地域個性を検討する

第2章　地域の暦を知る〔小林　稔・堀木美告〕
　2.1　暦に現れる地域の個性
　2.2　自然環境の周年変化と人の関わり
　2.3　四季折々の祭りと行事
　2.4　暦の視覚化

第3章　地域の空間構造を知る〔児玉千絵〕
　3.1　地域空間・地域環境の認識
　3.2　かたちに着目する―イメージと物理的形態
　3.3　なりたちに着目する―地域のレイヤーと変遷

第4章　地域の社会構成とつながりを知る〔嵩　和雄・清野　隆〕
　4.1　地域の多層・多様な社会構成を知る
　4.2　統計調査で地域社会を捉える
　4.3　地域の組織や取り組みを知る
　4.4　地域外とのつなはりを知る
　4.5　組織・活動の調べ方と整理の仕方

第5章　地域の人のまとまりや地域間の人の流れを知る〔大門　創〕
　5.1　地域の人口分布を理解する
　5.2　交通統計を理解する
　5.3　交通統計を利用する
　5.4　観光まちづくりに活かす

第6章　地域観光のあらましを数字で捉える〔塩谷英生〕
　6.1　観光統計の体系とその活用
　6.2　観光の経済効果と経済効果調査の実際

第7章　地域の制度・政策・計画を知る〔十代田　朗〕
　7.1　観光まちづくりと法・制度・政策・計画の役割
　7.2　調査対象とする地域・地区の行政的位置付けを知る
　7.3　調査対象とする地域・地区の地理的・空間的位置付けを知る
　7.4　調査対象とする地域・地区の観光施策的位置付けを知る
　7.5　地域資源と法・制度・計画・事業の関係を知る
　7.6　法・制度・政策・計画の調べ方と対応の仕方
　7.7　観光まちづくりから新たな法・制度・政策・計画の構築へ

第Ⅱ部　地域を動かす――観光まちづくりを構想し，実践する
第８章　観光まちづくりのビジョンを描く〔梅川智也・石山千代〕
　8.1　ビジョンの意義と実現へ向けた検討
　8.2　ビジョンを描く単位を考える
　8.3　ビジョンを描く過程に参画する主体を考える
　8.4　地域が置かれた環境の多面的分析を通して、地域の魅力と課題を見出す
　8.5　地域の将来像と端的に表現するコンセプトを考える
　8.6　目標を多面的に考える
　8.7　将来像の実現に必要な戦略と施策を考え整理する
　8.8　将来像の実現に必要な推進体制について考える

第９章　地域資源を観光まちづくりにつなげ，魅力をつくる〔下村彰男・石山千代〕
　9.1　地域資源と観光まちづくりの動向
　9.2　地域資源を顕在化する
　9.3　地域資源を共有し伝達する
　9.4　地域資源の保全と活用，そして洗練

第10章　多様な主体とつながる〔米田誠司・清野　隆〕
　10.1　主体間の関係性構築に向けて
　10.2　多様な主体と関係性を構築する
　10.3　関係性構築のさらなる深化と展開

第11章　災害に備える〔石山千代・浅野　聡〕
　11.1　観光まちづくりで災害への備えを考える
　11.2　地域の災害に関する基本的な情報を把握・分析する
　11.3　災害に備える観光まちづくりを考える

第12章　観光まちづくりにおける情報戦略と情報発信〔楓　千里・仲野潤一〕
　12.1　「情報」の性質と情報発信
　12.2　カスタマージャーニーに合わせた情報発信
　12.3　情報媒体・情報種別ごとの特性
　12.4　情報戦略・情報発信をするための体制づくり

コラム　住民組織によるビジョンとしての住民憲章
コラム　漁師町の新たなランドマークとしての津波避難タワーの整備
コラム　ICT技術を利用した情報発信

おわりに
索引