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内容紹介
皮膚は,毛・髪・爪・汗腺などの付属器をも含めて,からだを成り立たせ,外界からの刺激に反応し対処するとともに,さまざまなからだの異変が目に見えて現れる場所であり,人の外見・印象をも左右する重要な器官である。本書は,医学・生物学的知識を基礎として,皮膚をさまざまな角度から考察して解説するもの。皮膚のしくみ,色,はたらき,発生,老化,ヒトと動物の比較,検査法,疾患,他臓器病変との関連,新生児・乳児,美容,遺伝,皮膚と絵画・文学など学際的内容。
編集部から
目次
1 章 皮膚とは
2 章 皮膚のしくみ
3 章 皮膚の色を形成するもの
4 章 皮膚の働き ―皮膚の物理化学的防御機構―
5 章 皮膚の発生
6 章 皮膚の老化
7 章 ヒトと動物の比較
8 章 皮膚症状の診断
8.1 視診と触診
8.2 皮膚科の検査
9 章 皮膚の主な病気
9.1 かゆみ
9.2 湿疹・皮膚炎
9.3 蕁麻疹類
9.4 紫 斑
9.5 物理的・化学的皮膚傷害
9.6 中毒疹・薬疹
9.7 水疱症
9.8 角化症,炎症性角化症
9.9 紅皮症
9.10 膠原病
9.11 色素異常症
9.12 母斑(あざ)・母斑症
9.13 皮膚の悪性腫瘍
9.14 皮膚付属器(汗管,毛包,爪)の病気
9.15 皮膚感染症
I 皮膚の細菌感染症
II 皮膚のウイルス感染症
III その他の皮膚感染症
9.16 虫による皮膚病
9.17 口腔粘膜疾患
10 章 皮膚は全身の鏡
11 章 赤ちゃんの皮膚
12 章 皮膚病の治療
12.1 ステロイド外用薬
12.2 タクロリムス軟膏
12.3 保湿剤
12.4 光線療法
12.5 レーザー治療
12.6 液体窒素による凍結療法
12.7 皮膚外科手術
12.8 内服療法
12.9 ケミカルピーリング
13 章 美容皮膚科
14 章 化粧品・医薬部外品
14.1 育毛剤
14.2 美白剤
14.3 日焼け止めクリーム(サンスクリーン剤)
14.4 しわとりクリーム
14.5 シャンプー,リンス
14.6 石けん
14.7 皮膚疾患患者と化粧
14.8 香りと皮膚
15 章 皮膚病の遺伝相談
16 章 皮膚病の歴史
17 章 ビューティースポット ―絵画に現れた皮膚疾患―
18 章 皮膚病と文学
索 引
執筆者紹介
【編集者】
溝口昌子,大原國章,相馬良直,高戸毅,日野治子,松永佳世子,渡辺晋一
【執筆者】
相原道子,秋山真志,朝比奈昭彦,有川順子,五十嵐敦之,石井則久,石川治,市岡滋,市來善郎,市橋正光,植村雅明,江藤隆史,江畑俊哉,小野友道,川久保洋,川島眞,川田暁,岸本恵美,北島康雄,佐々木りか子,末木博彦,鈴木啓之,相馬良直,高戸毅,高橋元次,田上八朗,時岡一幸,永井弥生,中塚貴志,夏秋優,橋本隆,土師信一郎,長谷川篤彦,三橋善比古,日野治子,森良之,船坂陽子,森川利哉, 帆足俊彦,横山浩治,堀尾武,渡部俊輔,松永佳世子,渡辺晋一,溝口昌子,渡辺力夫