疫学概論 ―理論と方法―

加納 克己(編)

加納 克己(編)

定価 3,080 円(本体 2,800 円+税)

A5判/152ページ
刊行日:2000年03月25日
ISBN:978-4-254-31083-2 C3047

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内容紹介

疫学は病気の原因を追究し,方法論を重視する学問であり,近年,高度な統計科学的方法を駆使し進展が著しい分野である。本書では,疫学の基礎から,方法について平易かつ具体的に解説。〔内容〕疫学の基礎/研究の実際/データと統計解析/他

編集部から

目次

1. 概  論
 1.1 疫学とは何か
    疫学研究とは何を明らかにする学問か/疫学研究の例/疫学手法の応用
2. 疫学の基礎
 2.1 原因と結果(因果関係)
    因果関係と関連性/疫学における因果関係/因果関係の立証
 2.2 疫学で用いられる指標
    比,割合,率/人年(時)法/疾病の頻度/曝露効果の指標/率の標準化
 2.3 結果を歪める因子とその補正
    バイアスとは/交絡因子とその補正
 2.4 疫学研究のデザイン
    疫学研究デザインの分類/観察研究/介入研究
3. 疫学研究の実際
 3.1 記述的研究,生態学的研究,横断研究
    記述的研究/生態学的研究/横断研究
 3.2 患者対照研究
    患者対照研究の基本的な考え方/対象者の設定/患者対照研究の統計解析/
    患者対照研究におけるさまざまな研究デザイン/患者対象研究の長所と短所
 3.3 コーホート研究
    コーホート研究とは/コーホート研究の種類/コーホート研究の例/
    コーホート研究の統計解析/コーホート研究の長所と短所
 3.4 介入研究
    介入研究とは/介入研究の方法/介入研究の長所と短所/倫理的問題
4. 曝露データの収集と統計解析
 4.1 曝露データの収集
    要因と曝露/曝露の情報源/曝露データの収集/調査対象と標本抽出
    データ収集法の得失/質問紙の作成
 4.2 分割表の統計解析
    層別解析/食道がんの疫学研究
 4.3 一歩進んだ解析
    ロジスティック解析/Kaplan-Meier法/Cox回帰/
 4.4 これからの疫学
   コンピュータとのリンク/研究成果の還元/
   疫学研究におけるインフォームドコンセント
5. 参考文献
6. 索  引

執筆者紹介

【編集者】加納克己,高橋秀人
【執筆者】加納克己,町田和彦,上地 勝,齊藤具子,豊川智之,松木悠紀雄,村松 宰,市村國夫,高橋秀人,岡田昌史

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