臨床のための法医学 (第5版)

澤口 彰子武市 早苗(著)

澤口 彰子武市 早苗(著)

定価 7,150 円(本体 6,500 円+税)

B5判/212ページ
刊行日:2005年11月10日
ISBN:978-4-254-31087-0 C3047

この本には新しい版があります→

    現在お取り扱いしておりません

ネット書店で購入する amazon e-hon 紀伊國屋書店 honto Honya Club Rakutenブックス くまざわ書店

書店の店頭在庫を確認する 紀伊國屋書店

内容紹介

法医学を簡潔に解説した教科書。〔内容〕検死・検案/死亡診断書/死体現象/内因性急死/創傷/頭部外傷/交通外傷/労働災害/環境異常障害/窒息/溺死/胎児/児童虐待/薬物乱用/中毒/DNA多型/個人識別/物体検査/歯/他

編集部から

目次

1 法医学とは
 a. 定義
 b. 歴史
 c. 必要性
 d. 死にかかわる社会的問題
2. 検視,検案と法医解剖
 a. 異状死体と異状死の届出
 b. 検視と検案
 c. 司法解剖と行政解剖
 d. 監察医制度
 e. 死体検案・解剖の方法
3. 死亡診断書・死体検案書等の書き方
 a. 死亡診断書(死体検案書)の意義
 b. 国際疾病傷害死因分類
 c. 死亡診断書か死体検案書か
 d. 死亡診断書(死体検案書)作成上の注意事項
 e. 出生証明書と死産証書(死胎検案書)の意義
 f. 出生証明書作成上の留意事項
 g. 死産証書(死胎検案書)作成上の留意事項
 h. 嬰児死体解剖後に発行する書類
 i. その他留意事項
 j. 死亡診断書の関係法令
4. 死体現象
 a. 早期死体現象
 b. 晩期(後期)死体現象
 c. 特殊(異常)死体現象
 d. 死体の損壊
 e. 死後経過時間の推定
5. 内因性急死
 a. はじめに
 b. 循環器系疾患
 c. 中枢神経系疾患
 d. 呼吸器系疾患
 e. 消化器系疾患
 f. 泌尿生殖器・内分泌系疾患
 g. 原因が明らかでない急死
6. 外因による死亡の概要
 a. 災害死の統計的概要
 b. 自殺の統計的概要
 c. 他殺の統計的概要
7. 創傷のみかた
 a. 創傷の基本知識
 b. 皮膚表面から見える創傷
 c. 創口の開いている創傷(創)
 d. 皮膚表面からは見えない創傷
8. 頭部外傷
 a. 頭部外傷の種類
 b. 頭蓋骨骨折
 c. 頭蓋内損傷
9. 交通外傷
 a. はじめに
 b. 自動車事故損傷
 c. 自転車・自動二輪車事故損傷
 d. 軌道車事故損傷
 e. 航空機事故損傷
10. 労働災害
 a. 現状と動向
 b. 職業性疾病と業務上疾病
 c. 過労死
11. 環境異常などによる障害
 a. 高温による障害
 b. 低温による障害
 c. 電撃損傷・熱傷
 d. 気圧異常による障害
 e. 放射線による障害
 f. 化学熱傷・損傷
 g. 爆傷
 h. 飢餓死
12. 窒息
 a. 窒息と呼吸不全
 b. 鼻口部圧迫・閉鎖による窒息
 c. 気道内異物(気道内腔閉塞)による窒息
 d. 胸郭圧迫(胸郭運動障害)による窒息
 e. 大気中酸素欠乏による窒息
13. 致死的頸部圧迫
 a. 扼頸
 b. 絞頸
 c. 縊頸
14. 溺死
 a. 溺死の症状
 b. 溺死の機序
 c. 死体所見
 d. 溺死の証明
 e. 水中死体の損傷
 f. 遷延性溺死
 g. 水中異常急死
 h. 死体の浮上
15. 胎児・新生児・乳児
 a. 法律上の胎児と新生児の区別
 b. 新生児の身体的特徴および発育
 c. 正常新生児と未熟児の身体的差異
 d. 嬰児殺の法医学的問題点
 e. 乳幼児突然死症候群
16. 児童虐待
 a. 現状と動向
 b. 虐待の分類
 c. 法医学とのかかわり
17. 薬物乱用
 a. 乱用薬物
 b. 薬物乱用の現況と法医学的問題点
18. 中毒
 a. 中毒とは
 b. 一酸化炭素・二酸化炭素
 c. 硫化水素と二酸化硫黄
 d. 農薬中毒
 e. シアン化水素(青酸)とその塩類
 f. アルカロイド
 g. 医薬品中毒
 h. 重金属中毒
19. 遺伝形質(血液型)
 a. ABO式血液型
 b. Se式血液型(分泌型)
 c. Rh式血液型
 d. HLA(ヒト白血球抗原)
20. DNA多型
 a. 挿入欠失多型
 b. 単一塩基多型
 c. ミトコンドリアDNA多型
 d. DNA解析による性別判定
 e. 法医学試料のDNA多型解析の問題点
21. 親子鑑定
 a. 鑑定依頼
 b. 試料採取
 c. 遺伝形質検査
 d. 判定
 e. 父権肯定確率
 f. 父権否定確率
 g. 平均排除率
22. 個人識別
 a. 個人識別の対象
 b. 個人識別の方法
 c. 個人識別の実際
 d. 白骨死体の個人識別
23. 物体(痕跡)検査
 a. 指紋
 b. 血痕検査
 c. 唾液斑検査
24. 歯の法医学
 a. 歯科所見の法医学的特徴と意義
 b. 歯についての基礎的知識
 c. 歯科所見の記録
 d. 歯科所見の手配と照合
 e. 歯からの性別判定
 f. 歯からの年齢推定
 g. 歯痕
 h. 歯からわかるその他のこと
25. 医師と法律
 a. 医療行為と法律
 b. 法的にみた医師の権利と義務
 c. 法律による医師の制裁
26. 賠償医学
 a. 賠償医学とは
 b. 因果関係と割合的認定
 c. 後遺障害
 d. 賠償医学の今後
医師の関係届出義務一覧
索 引

執筆者紹介

【執筆者(執筆順)】澤口彰子,福永龍繁,武市早苗,黒崎久仁彦,青木康博,澤口聡子,池田典昭,遠藤任彦,吉田武美,赤根 敦,小室歳信,佐藤啓造

関連情報

ジャンル一覧

ジャンル一覧

  • Facebook
  • Twitter
  • 「愛読者の声」 ご投稿はこちら 「愛読者の声」 ご投稿はこちら
  • EBSCO eBooks
  • eBook Library