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内容紹介
電子顕微鏡の普及や神経科学・分子生物学の進歩により神経病理学の進歩はめざましく,臨床面でもCTやMRI,PETの普及によって多くの情報が得られている。本書ではこれらを総合し,病理学のみならず広く臨床に役立つよう解説した。初版1992年10月15日刊。
編集部から
目次
1. 総 論
1.1 肉眼観察と標本作製
1.2 免疫組織化学
1.3 電顕的検索
1.4 ブレインバンク
2. 正常神経組織の構成
2.1 中枢神経組織の構成
2.2 神経系構成細胞の由来
2.3 神経細胞
2.4 神経線維
2.5 グリア細胞(神経膠細胞)
2.6 間葉系組織
2.7 末梢神経組織
3. 異常神経組織所見
4. 血管障害
4.1 脳動脈硬化症
4.2 脳梗塞
4.3 頭蓋内出血
4.4 高血圧性脳症
4.5 Binswanger脳症
4.6 アミロイドアンギオパチー
4.7 脳の血管炎
4.8 モヤモヤ病(特発性Willis動脈輪閉塞症)
4.9 脳静脈血栓症
4.10 脊髄血管境害
4.11 Foix-Alajouanine病(亜急性壊死性脊髄炎)
4.12 脳血管性痴呆
5. 感染症
5.1 ウイルス感染症
5.2 細菌感染症
5.3 真菌性髄膜脳炎
5.4 トキソプラズマ症
5.5 神経Behcet症候群
5.6 サルコイドーシス
6. 脱髄疾患
6.1 散在性硬化症
6.2 急性散在性脳脊髄炎
6.3 白質ジストロフィー
7. 変性疾患
7.1 大脳皮質を侵す変性疾患
7.2 基底核・中脳を侵す変性疾患
7.3 多系統萎縮症
7.4 小脳・脳幹・脊髄を侵す変性疾患
7.5 運動ニューロンを侵す変性疾患
7.6 自律神経系を侵す変性疾患
8. 腫 瘍
8.1 星細胞腫
8.2 多形膠芽腫
8.3 乏突起膠種
8.4 上衣腫
8.5 脈絡叢乳頭腫
8.6 髄芽腫
8.7 松果体腫
8.8 神経芽腫と神経細胞腫
8.9 神経鞘腫
8.10 髄膜腫
8.11 血管周波腫と悪性間葉性腫瘍
8.12 血管芽腫
8.13 悪性リンパ腫
8.14 胚細胞腫
8.15 奇形腫
8.16 頭蓋咽頭腫
8.17 類表皮腫・類皮腫
8.18 脊索腫
8.19 コロイド嚢胞
8.20 下垂体腺腫
8.21 転移性脳腫瘍
9. 代謝性疾患
9.1 アミノ酸代謝異常
9.2 蛋白代謝異常
9.3 尿酸代謝異常
9.4 脂質代謝異常(リピドーシス)
9.5 ムコ多糖症
9.6 糖代謝異常(糖原病)
9.7 含水炭素代謝異常
9.8 ポルフィリン代謝異常
9.9 金属代謝異常
9.10 ミトコンドリア脳筋症
10. 栄養障害・中毒症
10.1 ビタミン欠乏症
10.2 中毒症
10.3 その他
11. 頭部外傷
11.1 頭部外傷総論
11.2 頭蓋骨折
11.3 鈍的頭部外傷
11.4 頭蓋内血腫
11.5 外傷性脳血管障害
11.6 続発性脳損傷と合併症
11.7 頭部外傷後遺症
12. 脊髄外傷
13. 発生異常
13.1 水頭症
13.2 神経溝閉鎖障害(誘導障害)
13.3 欠損症および発育不全
13.4 皮質異常
13.5 後頭骨・頚椎奇形
13.6 脊髄空洞症
13.7 母斑症(神経皮膚症候群)
13.8 周産期障害
14. 末梢神経疾患
14.1 総 論
14.2 炎症性ニューロパチー
14.3 代謝性ニューロパチー
14.4 遺伝性ニューロパチー
14.5 中毒性ニューロパチー
14.6 圧迫性(絞扼性)ニューロパチー
14.7 神経癩(Hansen病)
14.8 巨大軸索ニューロパチー
14.9 サルコイドニューロパチー
14.10 欠血性(虚血性)ニューロパチー
15. 筋疾患
15.1 総 論
15.2 進行性筋ジストロフィー
15.3 筋緊張症
15.4 先天性ミオパチー
15.5 1次性代謝性ミオパチー
15.6 全身性疾患による代謝性ミオパチー
15.7 炎症性ミオパチー
15.8 神経筋伝達ブロック
16. 索 引
執筆者紹介
【編集者】桶田理喜,朝長正徳
【執筆者】渥美哲至,新井公人,伊藤梅男,石田陽一,池田和彦,桶田理喜,大浜栄作,鴨下重彦,金澤一郎,金光 晟,神田 隆,北 耕平,木内章裕,木下真男,後藤 昇,小池盛雄,小阪憲司,小林 靖,佐藤順一,佐藤 猛,塩島俊也,宍倉啓子,高田邦安,田中順一,田平 武,立石 潤,調 輝男,朝長正徳,中里洋一,中野今治,難波吉雄,野村芳子,橋詰良夫,原 正道,船田信顕,本田英輔,松下正明,前田義治,水口 雅,水谷俊雄,森松義雄,山口晴保,山田正仁,山之内 博,矢野雄三,柳下三郎,湯浅龍彦,吉村教皋