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内容紹介
新しい診断・治療の進歩を網羅した専門書。〔内容〕総論(解剖/生理/症候/検査・診断手技/治療・手術手技);各論(気管・気管支の疾患/肺の疾患/肺腫瘍/縦隔の疾患/胸膜の疾患/胸壁の疾患/胸部外傷/胸腔鏡手術/術後合併症)
編集部から
目次
I. 総 論
1. 解 剖
1.1 気管と肺
気道系/肺の血管系/肺のリンパ系/肺の神経系
1.2 縦 隔
縦隔の区分/各区分内の主要臓器
1.3 胸壁・胸膜
骨性構造/胸壁の筋/胸膜
2. 生理(呼吸・循環)
2.1 換 気
2.2 拡 散
2.3 換気と血流
2.4 肺血流
2.5 呼吸調節
3. 症 候
3.1 咳 嗽
3.2 喀 痰
3.3 血痰・喀血
3.4 呼吸困難・息切れ
3.5 チアノーゼ
3.6 胸 痛
3.7 胸 水
3.8 胸郭の変形と異常運動
3.9 皮下・縦隔気腫
3.10 Horner症候群
3.11 上大静脈症候群
3.12 腫瘍髄伴症候
4. 検査・診断方法
4.1 喀痰検査
喀痰の性状/喀痰の採取と保存方法/細菌・真菌学的検査/喀痰細胞診検査
4.2 生化学的検査
血液生化学的検査/免疫学的検査/腫瘍マーカー
4.3 画像診断
いわゆる放射線診断学/手術を前提にした診断学/術後の急性期を前提にした診断学
4.4 血管造影
肺動脈造影/気管支動脈(肋間動脈)造影/上大静脈造影/大動脈造影
4.5 腫瘍シンチグラフィー
67Gaシンチグラフィー/201Tlシンチグラフィー/PET/免疫シンチグラフィー/骨シンチグラフィー
4.6 気管支鏡検査
対象/適応,前処置と麻酔法/気管支ファイバースコープとビデオスコープの手技と画像所見の相違/構造解剖と区域解剖/所見の分析/肺癌の気管支鏡的臨床病期と手術適応/腫瘍性病変に対する組織と細胞採取方/肺野抹消病変に対する組織と細胞採取方法/救急気管支鏡診療
4.7 経皮的針生検,その他の生検法
成績/経皮的診断法/X線透視下経皮的針生検と細胞採取方法/CTガイド下経皮的針生検法:バウアテノム・オートマティック生検針/経皮的針生検後の処置と合併症/胸水の穿刺細胞診,胸膜病変の生検/外科的生検法
4.8 超音波検査
呼吸器領域の超音波診断の概要/体腔内走査超音波診断法
4.9 胸控鏡検査
歴史/適用/検査の準備と器具/麻酔/手技
4.10 縦隔鏡検査
概要/局所解剖/検査法/検索成績/合併症
4.11 肺機能検査
呼吸不全/周術期肺機能/術後呼吸不全の発生/運動負荷試験/一側肺動脈閉塞試験
5. 治療方法
5.1 薬物療法と呼吸管理
呼吸の調節機構/薬物療法/呼吸管理
5.2 治療的気管支鏡
喀痰吸引/止血/気管支異物の除去/気胸の治療としての気管支塞栓術/術後断端気管支瘻の治療としての気管支塞栓術/エタノール注入療法/高周波スネアによる治療/レーザー治療/光線力学的治療/ステント留置
5.3 気管支動脈塞栓術と気管支動脈注入療法
気管支動脈塞栓術/気管支動脈注入療法
5.4 酸塩基平衡
酸塩基平衡異常の検索/代謝性アシドーシス/代謝性アルカローシス/呼吸性アルカローシス/呼吸性アシドーシス
5.5 補助循環と人工肺
概要/ECMO/経皮的心肺補助法
5.6 胸控穿刺・ドレナージ法
胸腔穿刺/胸腔ドレナージ
5.7 心膜穿刺・ドレナージ法
心膜穿刺法/心膜腔ドレナージ法
5.8 レーザー治療
レーザーの原理と効果/レーザーの臨床応用とそのあゆみ/肺癌のレーザー治療/レーザー照射による中枢気道狭窄解除/レーザー照射による肺部分切除術/嚢胞性肺疾患に対するレーザー照射/レーザー照射法の新しい展開
6. 手術方法
6.1 開胸法
6.2 閉胸法
6.3 肺血管の処理
6.4 心膜内血管処理
6.5 気管支の処理
6.6 縦隔リンパ節郭清
6.7 胸膜癒着剥離
6.8 肺切除術各論
6.9 胸膜肺全摘除術
6.10 合併切除
6.11 胸郭成形術
6.12 縦隔腫瘍摘出術
7. 麻 酔
7.1 術前評価
7.2 前投薬
7.3 モニター
7.4 麻酔導入
7.5 分離肺換気用チューブ
7.6 片肺換気
7.7 麻酔維持
7.8 術後疼痛管理
7.9 特殊疾患の手術
8. 術前・術後管理
8.1 術前管理
8.2 術後管理
9. 肺移植
9.1 発展の歴史と現況
9.2 移植の適応疾患
9.3 ドナー肺の選択基準
9.4 肺保存
9.5 手術方法
9.6 術後管理
9.7 合併症
9.8 成績
II. 各 論
1. 気管・気管支の疾患
1.1 気管腫瘍
頻度/病理/症状/診断/治療/成績
1.2 気管・気管支軟化症
病態生理/分類/診断/手術適応/外科療法/成績
1.3 気管支性嚢胞
発生の病態/分類・臨床症状/診断/手術適応,手術方法の選択/手術方法/成績・合併症
1.4 気管・気管支食堂瘻
疫学/病態生理/分類/診断/手術適応,術式の選択/手術方法/成績
1.5 先天性気管・気管支狭窄症
声門下狭窄/気管狭窄/気管軟化症/気管支軟化症/気管支閉鎖症
1.6 気管・気管支結核症
疫学/病態生理/診断/治療/手術方法と適応/成績
1.7 気管支結石症
疫学/発症機序・病態/診断/治療/手術法/成績
1.8 気管支拡張症
原因疾患/分類/診断/治療/成績/症例
1.9 気管支内異物
疫学/診断/治療/開胸手術例からみた問題点
2. 肺の疾患
2.1 肺動静脈瘻
疫学/病態生理/分類/診断/治療/成績
2.2 肺分画症
疫学/発生論/分類/症状・診断/治療・症例/成績
2.3 肺嚢胞症
概論/気腫性肺蓑胞/気腫性肺蓑胞に類似する気管支性肺蓑胞
2.4 気 胸
定義・分類/疫学/病態・発生機序/診断/治療/成績
2.5 肺結核症,非定型抗酸菌症
肺結核症/非定型抗酸菌症
2.6 肺真菌症
感染経路/感染の条件/肺真菌症の特徴/薬剤投与法の実際
2.7 肺化膿症
疫学/病態/分類/診断/治療/成績
2.8 硬化性肺血管腫
概念・定義/疫学/臨床像・病態/診断/手術適応・成績
2.9 肺寄生虫症
肺包虫症/肺吸虫症/肺イヌ糸状虫症
2.10 肺血栓塞栓症
疫学/病態生理/分類/診断/手術適応,手術法の選択/手術方法/成績
2.11 びまん性肺疾患
画像診断/肺機能上の問題/診断/主なびまん性肺疾患
3. 肺腫瘍
3.1 原発性肺癌
疫学/診断/病理/治療
3.2 転移性肺腫瘍
診断/手術適応/手術方法/術前・術後管理と合併症/補助療法
3.3 その他の肺悪性腫瘍
癌肉腫/胚芽細胞種/悪性黒色腫/肉腫/epithelioid hemangioendothelinma/悪性線維性組織球腫/カルチノイド/気管支腺由来の悪性腫瘍
3.4 肺良性腫瘍
組織学的分類/発生部位別分類/主な良性腫瘍
4. 縦隔の腫瘍
4.1 縦隔の腫瘍と嚢胞
病態生理・症状/診断/摘出手術のアプローチ/主な縦隔腫瘍
4.2 胸腺と胸腺腫
胸腺/胸腺腫
4.3 縦隔炎
急性縦隔炎/慢性縦隔炎/特発性繊維性縦隔炎
4.4 縦隔気腫
病因/症状・診断/治療/症例
4.5 上大静脈症候群
病態/原因/診断/治療・予後
5. 胸膜の疾患
5.1 膿胸(化膿性胸膜炎)
概念/治療の歴史/病因/症状/診断/治療
5.2 胸膜腫瘍
分類/胸膜中皮腫
5.3 乳び胸
疫学/病態生理/分類/診断/治療/手術方法/成績
6. 胸壁・横隔膜の疾患
6.1 胸郭異常
漏斗胸/はと胸/胸骨披裂/異常頸部肋骨(頸肋)―胸郭出口症候群/Poland症候群
6.2 胸壁の炎症
胸壁軟部組織の炎症/骨性胸郭の炎症/放射性壊死
6.3 胸壁の腫瘍
疫学/症状・診断/手術適応,手術方法/成績
6.4 横隔膜ヘルニア
横隔膜の解剖とヘルニアの発生部位/分類/診断/各論/鑑別診断
7. 胸部外傷
7.1 頻度・原因
7.2 分 類
7.3 診 断
7.4 胸郭損傷
7.5 胸膜損傷
7.6 肺損傷
7.7 気管・気管支損傷
8. 肺癌に対する胸腔鏡下肺葉切除術
8.1 適 応
8.2 手術方法
8.3 成 績
9. 術後合併症
9.1 手術操作に直結した合併症
9.2 残存肺の合併症
9.3 他臓器合併症
10. 和文索引
11. 欧文索引
執筆者紹介
【編集者】末舛惠一,成毛韶夫,荒井他嘉司,吉村博邦
【執筆者】羽田圓城,蘇原泰則,山崎史郎,宮沢直人,横井香平,雨宮隆太,朝戸裕二,森 隆,池田正人,安光 勉,中川勝裕,川名英世,大貫恭正,新田澄郎,今泉宗久,井上宏司,草島勝之,加藤弘文,高木啓吾,荒井他嘉司,小倉 信,白目高歩,松村輔二,藤村重文,綾部公懿,水野武郎,丹羽 宏,石井 昇,門倉光隆,坪田紀明,稲垣敬三,柴田紘一郎,松崎泰憲,鬼塚敏男,長井千輔,嶋田晃一郎,鈴木 隆,伴場次郎,益田貞彦,安元公正,大崎敏弘,晶田 純,吉村博邦,池田高明,中原数也,木村秀樹,岩井直路,橋木正人,清水信義,伊達洋至,並河尚二,加藤治文,斎藤 誠,中村治彦,浅村尚生,土屋了介,中川 健,呉屋朝幸,関原 正,宮 敏路,土井 修,門田康正,伊藤元彦,藤澤武彦,佐藤研一,松本京一,斎藤幸雄,関根康雄,飯岡壮吾,池 修,人見滋樹,長田博昭,石川成美,三井清文,北野司久,広野達彦,小林紘一,大森一光,成毛韶夫,渡辺洋宇