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内容紹介
◆植物遺伝学と植物育種学の基礎知識を1冊にまとめ,応用や新しい知見も盛り込んでわかりやすく丁寧に解説した定評あるテキストの改訂第3版.
◆デジタル付録として,オンライン図 & 本書に掲載のすべての図表のダウンロードが可能.講義スライドなどに便利です.
◆同一内容の英語版も刊行しています.留学生への対応や,英語または日英並行での講義に.このページの下のほうをご参照ください.
編集部から
本書には,掲載されているすべての図表データや,書籍に収載しきれなかった図を含むデジタル付録があります.
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目次
I. はじめに
1.遺伝と育種
1.1 植物の遺伝
1.2 メンデルの遺伝の法則
1.3 植物育種とその対象
1.4 育種の作業工程
II. 植物の遺伝
2.植物の生活環と細胞分裂
2.1 植物細胞と細胞小器官
2.2 植物の生活環と生殖
2.3 体細胞分裂
2.4 減数分裂
3.染色体と連鎖
3.1 染色体の構造とゲノム
3.2 染色体の機能
3.3 連鎖と乗換え
3.4 連鎖の解析法
3.5 染色体地図
4.遺伝子とそのはたらき
4.1 遺伝子の本体
4.2 遺伝子の構造とはたらき
5.ゲノムと遺伝子
5.1 ゲノム科学
5.2 ゲノムの中の遺伝子の機能
6.遺伝子操作
6.1 組換えDNA技術
6.2 DNAライブラリー
6.3 DNA塩基配列の決定
III.植物の育種
7.遺伝資源と育種素材
7.1 進化と種分化
7.2 栽培植物の起原
7.3 遺伝変異と遺伝資源
8.育種目標
8.1 生産性(多収性)
8.2 生理形質
8.3 生産物の品質
9.交配による育種
9.1 植物の繁殖方法
9.2 自殖性植物の育種方法
9.3 他殖性植物の育種方法
10.倍数体の作出と利用
10.1 倍数体のつくりかた
10.2 同質倍数体の特徴と利用例
10.3 倍数体の特殊な利用例
10.4 種属間雑種・属間雑種のつくりかた
10.5 種間雑種の改良
11.変異誘発と種苗生産
11.1 変異誘発と育種
11.2 組織培養とゲノム改変
IV. 育種技術と情報科学
12.DNAマーカーを利用した育種技術
12.1 DNAマーカーによる連鎖地図の作成
12.2 量的遺伝モデルと量的形質座(QTL)のマッピング
12.3 遺伝子情報を使ったマーカー開発
12.4 選抜の効率化
12.5 DNAマーカーの開発事例
12.6 品種識別DNAマーカーの開発
12.7 DNAマーカーの検出法
13.ゲノム情報と育種技術
13.1 シークエンス解析の精度
13.2 全ゲノム解析と部分ゲノム解析
13.3 ゲノム配列からの多型検出とDNAマーカーの作成
13.4 ゲノム情報を使ったマーカー開発
13.5 全ゲノム解析を利用した育種法
14.情報科学と育種
14.1 データの整理
14.2 全ゲノムの多型を使った解析手法
14.3 塩基およびアミノ酸配列情報の検索
14.4 デジタル情報の育種への活用
15.新品種の認定・登録・普及・維持
15.1 品種の認定システム
15.2 品種の普及と維持
15.3 遺伝資源と育種にかかわる法律
15.4 遺伝子組換え品種の公開手続き
15.5 ゲノム編集作物の育成と関連する法律
執筆者紹介
【編集者】
佐藤和広 (岡山大学資源植物科学研究所)
草場 信 (広島大学大学院統合生命科学研究科)
中園幹生 (名古屋大学大学院生命農学研究科)
【執筆者(執筆順)】
佐藤和広 (岡山大学資源植物科学研究所)
草場 信 (広島大学大学院統合生命科学研究科)
石井孝佳 (鳥取大学乾燥地研究センター)
中園幹生 (名古屋大学大学院生命農学研究科)
久野 裕 (岡山大学資源植物科学研究所)
門田有希 (岡山大学学術研究院環境生命科学学域)