図説 基礎動物遺伝育種学

東條 英昭近江 俊徳古田 洋樹(著)

東條 英昭近江 俊徳古田 洋樹(著)

定価 3,300 円(本体 3,000 円+税)

B5判/120ページ
刊行日:2024年09月01日
ISBN:978-4-254-45034-7 C3061

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内容紹介

図を多用し,初学者にも親しみやすく基本から解説した遺伝育種学のテキスト.〔内容〕遺伝のしくみ/核酸と遺伝情報/遺伝子の構造と発現/ゲノム/染色体/連鎖と組み替え/変異/家畜の育種/実験動物の育種/バイオインフォマティクス/他

編集部から

・動物遺伝育種学の基礎的なテキスト
・歴史から先端トピックわかりやすく解説
・図を多用して初学者にも親しみやすい

目次

第1章 遺伝のしくみ
 1.1 メンデルと遺伝の法則
  1.1.1 顕性の法則
  1.1.2 分離の法則
  1.1.3 独立の法則
 1.2 対立形質の遺伝様式
 1.3 メンデル遺伝の拡張解釈
  1.3.1 不完全顕性
  1.3.2 複対立遺伝子が関与する不完全顕性,共顕性
  1.3.3 超顕性
  1.3.4 補足(互助)遺伝
  1.3.5 条件遺伝
  1.3.6 抑制遺伝
  1.3.7 致死遺伝
 1.4 その他の遺伝
  1.4.1 性の決定
  1.4.2 間性
  1.4.3 伴性遺伝
  1.4.4 限性遺伝
  1.4.5 従性遺伝
 1.5 非メンデル遺伝
  1.5.1 細胞質遺伝
  1.5.2 エピジェネティクス(epigenetics)
第2章 核酸と遺伝情報
 2.1 核酸の種類と働き
 2.2 DNAの構造と働き
  2.2.1 DNAの構造
  2.2.2 DNAの働き
 2.3 RNAの構造と働き
  2.3.1 RNAの構造
  2.3.2 RNAの種類と働き
 2.4 ミトコンドリアDNA
第3章 遺伝子の構造と発現
 3.1 遺伝子の構造
 3.2 遺伝子の発現と調節
  3.2.1 遺伝子の発現
 3.3 遺伝子発現の制御
  3.3.1 DNAのメチル化
第4章 ゲノム
 4.1 ゲノムの概要
  4.1.1 サテライトDNA
 4.2 遺伝子構成の特異例
  4.2.1 重なり合った遺伝子
  4.2.2 遺伝子内遺伝子
  4.2.3 偽遺伝子
第5章 染色体
 5.1 染色体の形成と種類
 5.2 染色体の構造
 5.3 染色体と核型
 5.4 染色体とゲノム
第6章 連鎖と組換え
 6.1 細胞学的地図と連鎖地図
 6.2 減数分裂
 6.3 連鎖と染色体交叉
 6.4 検定交雑と組換え価
  6.4.1 検定交雑
  6.4.2 組換え価
 6.5 連鎖地図の作成
第7章 変異
 7.1 DNAレベルと染色体レベルの変異
 7.2 変異DNA
  7.1.1 塩基配列の変異
  7.1.2 DNAの変異と形質
 7.3 DNA多型
 7.4 染色体レベルの変異
  7.4.1 染色体数の変異
  7.4.2 構造的な変異
 7.5 変異と遺伝性疾患,そして進化
第8章 動物の育種
 8.1 動物の交配と選抜
  8.1.1 無作為交配
  8.1.2 ハーディ―ワインベルグの法則
  8.1.3 HWの法則の意義とHW平衡
  8.1.4 作為交配
第9章 家畜の育種
 9.1 家畜の定義
 9.2 主要家畜の起源と品種
  9.2.1 ウシ
  9.2.2 ウマ
  9.2.3 ブタ
  9.2.4 ヒツジ
  9.2.5 ヤギ
  9.2.6 ニワトリ
 9.3 家畜の交配
  9.3.1 遠縁交配
  9.3.2 近縁交配
 9.4 集団遺伝学,統計遺伝学の利用
 9.5 家畜の経済形質
 9.6 統計的解析の基本
  9.6.1 統計値
 9.7 遺伝率
  9.7.1 広義の遺伝率
  9.7.2 狭義の遺伝率
  9.7.3 遺伝率の意義
  9.7.4 遺伝率の推定法
 9.8 育種価
  9.8.1 育種価の推定
  9.8.2 ブラップ(BLUP)法の利用
 9.9 QTL解析
 9.10 選抜の方法
  9.10.1 遺伝診断
  9.10.2 マーカーアシスト選抜
 9.11 育種目標
  9.11.1 育種目標と時代の変化
  9.11.2 普遍的な目標形質
  9.11.3 国内における家畜の育種目標
 9.12 遺伝性疾患
  9.12.1 乳牛(ホルスタイン)
  9.12.2 和牛
第10章 実験動物の育種
 10.1 実験動物の定義
 10.2 実験動物化の手段
 10.3 育種の目標
  10.3.1 一般的な目標
  10.3.2 研究や試験・生物検定に対応した目標
  10.3.3 各種系統の造成と維持
第11章 伴侶動物の育種
 11.1 イヌの生物学的分類
  11.1.1 イヌの起源(家畜化)
  11.1.2 イヌの品種(犬種)
  11.1.3 イヌの遺伝子
  11.1.4 遺伝性疾患と検査
  11.1.5 イヌの血液型
  11.1.6 イヌの交配
 11.2 ネコ
  11.2.1 ネコの起源
  11.2.2 ネコの品種(猫種)
  11.2.3 ネコの遺伝子
  11.2.4 遺伝性疾患と検査
  11.2.5 ネコの血液型
  11.2.6 三毛猫の模様と遺伝
第12章 遺伝子工学の利用
 12.1 遺伝子工学におけるおもな材料
  12.1.1 ベクター(vector)
  12.1.2 宿主細胞(host cell)
  12.1.3 制限酵素(restriction enzyme)
  12.1.4 逆転写酵素(reverse transcriptase)
  12.1.5 DNAリガーゼ(ligase)
 12.2 遺伝子工学におけるおもな手法
  12.2.1 DNAライブラリーの作製
  12.2.2 DNAクローニング
 12.3 サザン法
 12.4 PCR法
 12.5 遺伝子の発現を調べる方法
  12.5.1 遺伝子産物の解析
  12.5.2 RT(reverse transcriptase)-PCR法
 12.6 遺伝子の機能を調べる方法
  12.6.1 遺伝子導入による方法
  12.6.2 コンピューターによる機能予測
 12.7 DNA組換え技術
 12.8 動物としての利用
 12.9 家畜への遺伝子改変技術の利用
  12.9.1 遺伝子導入による品種改良
  12.9.2 遺伝子導入による有用物質の生産
  12.9.3 臓器移植用遺伝子改変ブタの開発
第13章 バイオテクノロジーの応用
 13.1 発生工学の利用
  13.1.1 雌雄の産み分け
  13.1.2 顕微授精
  13.1.3 核移植技術(クローン技術)の利用
 13.2 ニワトリの発生工学
第14章 バイオインフォマティクス
 14.1 バイオインフォマティクスとは
 14.2 バイオテクノロジーとIT(Information Technology)との融合
 14.3 ポストゲノムとバイオインフォマティクスの利用
索引

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