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新・神話学入門
山田 仁史(著)
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内容紹介
神話学の歴史をたどり,世界各地の神話を学ぶ。〔内容〕聖書/ギリシャとローマ/アメリカ/ゲルマンとケルト/ペルシャとインド/メソポタミアとエジプト/オセアニア/日本・アイヌ・琉球/アフリカと北ユーラシア/東南・東アジア/他
編集部から
松村一男先生より推薦文をいただきました。
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神話を学ぶ者への福音
素晴らしい神話入門書だ。神話の理解にはそれが生まれた風土や歴史を知らねばならない。神話は時間や場所と無関係には存在しないからだ。本書では神話は地域と時代とを横糸と経糸として紹介されている。よく知られている日本神話もギリシア神話も、そうでないアフリカやオセアニアの神話も等しく,人類の物語の織物の一片なのである。本書は神話が人類すべてにとっての宝であることを教えてくれる、神話を学ぶ者にとっての福音だ。
松村一男(和光大学教授)
*松村先生は、弊社刊『宗教の事典』「古代の宗教」の章の執筆者です.
目次
序章 神話と神話学―精神史として
第1章 聖書という前提―ユダヤ=キリスト教世界
第2章 古典古代の遺産―ギリシャとローマ
第3章 新世界との出会い―南北アメリカ大陸
第4章 『エッダ』と『オシアン』の衝撃―ゲルマンとケルト
第5章 比較言語学から宗教学・神話学へ―ペルシャとインド
第6章 ロゼッタストーンとギルガメシュ―エジプトとメソポタミア
第7章 南海の魅惑―オセアニア
第8章 翻訳された日本・琉球・アイヌの神話
第9章 新大陸との再会―マヤ・アステカ・インカ
第10章 フェティッシュとシャマン―アフリカと北ユーラシア
第11章 宣教と民族誌―東南アジア
第12章 シノロジーから東アジア学へ―中国と朝鮮半島
終章 現代における神話と神話学
執筆者紹介
山田仁史 (やまだひとし)
1972年 宮城県に生まれる
1995年 東北大学文学部卒業
2003年 京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程満期退学
ミュンヘン大学大学院修了
現 在 東北大学大学院文学研究科准教授
Dr. phil.
著 書 『いかもの喰い』(亜紀書房,2017)
『首狩の宗教民族学』(筑摩書房,2015)
『水・雪・氷のフォークロア』(共編,勉誠出版,2014)
『神の文化史事典』(共編,白水社,2013) など
訳 書 F. M. ミュラー『比較宗教学の誕生』(共訳,国書刊行会,2014)