英語上達40レッスン ―言語学から見た4技能の伸ばし方―

畠山 雄二(編)

畠山 雄二(編)

定価 3,080 円(本体 2,800 円+税)

A5判/200ページ
刊行日:2020年06月10日
ISBN:978-4-254-51065-2 C3082

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内容紹介

英語の四技能「読む・書く・聞く・話す」を効果的に・理論的に上達させるための40レッスン。〔内容〕英語とはどういう言語なのか/読解力を支える文法/調べて書く/母音と子音を正しく聞き取る/スピーキングの効果的な学習/他

編集部から

目次

第0章 英語とはどういう言語なのか


第1章 英語の読み方

1.1  読解力を支える文法 ―カタログ的知識から道具としての知識へ―
1.2 動詞に注目して読む ―述語がとる構文パターン―
1.3 長い文を理解する ―文の入れ子構造―
1.4 既出の情報を復元しながら読む ―省略現象と代用表現―
1.5 そのnotは何を否定しているか ―否定の作用域と焦点―
1.6 倒置に注目して読む ―文の情報の流れ―
1.7 単語の意味を推測して読む ―接辞の機能と多義語の理解―
1.8 筆者の意図を意識して読む ―さまざまなモダリティ表現―
1.9 文章の流れを読みとる ―接続詞と談話標識―
1.10 文章の概要を把握する ―ボトムアップ解釈からトップダウン解釈へ―


第2章 英語の書き方

2.1 「カラス」は1羽か? ―日英語の数の感覚の違い―
2.2  「映画をみた」の「みた」はいつも過去か? ―日英語の時制・相の違い―
2.3  「私は財布を盗まれた」をどう英訳するか? ―日英語の受動文の違い―
2.4 主語を抽出せよ ―日英語の主語の違い―
2.5 英単語をどう並べるか? ―日英語の語順の違い―
2.6 調べて書く ―ライティングのための辞書活用―
2.7 日本語との距離を意識して書く ―日英語の類型的違い―
2.8 単語を使い分ける ―借用語のルーツと使用域―
2.9 文章の流れを意識して書く ―情報の配置と構文選択―
2.10 文章の種類に応じて書く ―文体の使い分け―


第3章 英語の聞き方

3.1 聞き取りの上達はまず聞くことから ―音韻論から語用論まで―
3.2 母音と子音を正しく聞き取る ―日英語の音素の数と質の違い―
3.3 音変化を意識して聞き取る ―強化、弱化、同化、連結発音―
3.4 イントネーションを聞き取る ―ピッチアクセントと句末音調―
3.5 ポーズの位置も大事なポイント ―構成性原理―
3.6 聞き取れているのに意味がわからない ―記号と意味の関係―
3.7 予測の力 ―状況を把握して聞き取る―
3.8 文の曖昧性とイントネーションの関係 ―モダリティと否定、そしてonlyの意味解釈―
3.9 発話の流れを把握する ―前提と情報のアップデート―
3.10 発話レベルの意味から推論レベルの意味へ ―Griceの会話の公理―


第4章 英語の話し方

4.1 スピーキング力  ―スピーキング力って何?―
4.2 アウトプットとは?  ―情報の単位分けと結合―
4.3 効果的なスピーキング  ―意味と形式のバランス―
4.4 覚えたことを使うことの重要性 ―言語間の距離―
4.5 スピーキングの効果的な学習  ―プロトタイプ―
4.6 英語らしい発音  ―マグネット効果―
4.7 シンプルかつ的確な伝え方  ―リプロセシング―
4.8 文を適切に用いるコツ  ―文法の有意味学習―
4.9 円滑なコミュニケーションとは? ―ポライトネス―
4.10 一歩進んだスピーキング  ―カテゴリー知覚―

執筆者紹介

【編著者】
畠山雄二

【著者】
縄田裕幸
本田謙介
田中江扶
澤田 治
菅原真理子
今仁生美

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