ファイナンスへの確率解析

D. ラムベルトンB. ラペール(著)/森平 爽一郎(監修)

D. ラムベルトンB. ラペール(著)/森平 爽一郎(監修)

定価 4,730 円(本体 4,300 円+税)

A5判/228ページ
刊行日:2000年06月15日
ISBN:978-4-254-54005-5 C3033

ネット書店で購入する amazon e-hon 紀伊國屋書店 honto Honya Club Rakutenブックス くまざわ書店

書店の店頭在庫を確認する 紀伊國屋書店

内容紹介

数理ファイナンスをより深めるために最適な原書第2版の翻訳。〔内容〕離散時間モデル/最適停止問題とアメリカン・オプション/Brown運動と確率微分方程式/Black-Scholesモデル/オプションの価格付けと偏微分方程式/金利モデル/他。

編集部から

目次

1.はじめに
 1.1 オプションの問題
 1.2 裁定の概念とプット・コール・パリティ
 1.3 Black-Scholesモデルとその拡張
 1.4 本書の構成
 1.5 謝辞
2. 離散時間モデル
 2.1 離散時間モデルの定式化
   金融資産/戦略/許容的な戦略と裁定
 2.2 マルチンゲールと裁定機会
   マルチンゲールとマルチンゲール変換/実行可能な金融市場
 2.3 完備な市場とオプションの価格付け
   完備な市場/完備な市場における条件付請求権の価格付けとヘッジ/
   アメリカン・オプション序論
 2.4 問題:Cox-Ross-RubinSteinモデル
3. 最適停止問題とアメリカン・オプション
 3.1 停止時刻
 3.2 スネル包絡線
 3.3 優マルチンゲールの分解
 3.4 スネル包絡線とMarkov連鎖
 3.5 アメリカン・オプションへの応用
   アメリカン・オプションの行使とヘッジ/アメリカン・オプションと
   ヨーロピアン・オプション
 3.6 演習問題
4. Brown運動と確率微分方程式
 4.1 連続時間確率過程の一般論
 4.2 Brown運動
 4.3 連続時間のマルチンゲール
 4.4 確率積分と伊藤解析
   確率積分の構成/伊藤解析/伊藤の公式を用いた具体例/多次元の伊藤の公式
 4.5 確率微分方程式
   伊藤の理論/0rnstein-Uhlenbeck過程/多次元の確率微分方程式/確率微分
   方程式の解のMarkov性
 4.6 演習問題
5. Black-Scholesモデル
 5.1 モデルの記述
   価格の挙動/資金自己調達的戦略
 5.2 確率測度の変換・マルチンゲールの表現定理
   同値な確率測度/Girsanovの定理/Brown運動に関するマルチンゲールの表現
 5.3 Black-Scholesモデルにおけるオプションの価格付けとヘッジ
   (St)がマルチンゲールとなる確率測度/価格付け/コールオプションと
   プットオプションのヘッジ
 5.4 Black_Scholesモデルにおけるアメリカン・オプション
   アメリカン・オプションの価格付け/永久プットオプション・臨界価格
 5.5 演習問題
6. オプションの価格付けと偏微分方程式
 6.1 拡散過程に対するヨーロピアン・オプションの価格付け
   拡散過程の無限小生成作用素/期待値の計算と偏微分方程式/Black-Scholes
   モデルの場合/有界な開集合上の偏微分方程式と期待値の計算
 6.2 放物型偏微分方程式の数値的解法
   局所化/有限差分法
 6.3 アメリカン・オプションの問題
   問題の定式化/Black-Scholesモデルにおけるアメリカン・プットオプション/
   2項モデルによるアメリカン・プットオプションの計算
 6.4 演習問題
7. 金利モデル
 7.1 モデル化の原則
   イールドカーブ/不確実な将来におけるイールドカーブ/債権オプション
 7.2 よく用いられるいくつかのモデル
   Vasicekモデル/Cox-Ingersoll-Rossモデル/その他のモデル
 7.3 演習問題
8. ジャンプがある資産モデル
 8.1 Poisson過程
 8.2 リスク資産の挙動の記述
 8.3 オプションの価格付けとヘッジ
   許容的な戦略/価格付け/コールオプションとプットオプションの価格/
   コールオプションとプットオプションのヘッジ
 8.4 演習問題
9. ファイナンスモデルのシミュレーションとアルゴリズム
 9.1 シミュレーションとファイナンスモデル
   モンテカルロ法/[0,1]上の一様分布のシミュレーション/確率変数の
   シミュレーション/確率過程のシミュレーション
 9.2 いくつかの有用なアルゴリズム
   Gauss型確率変数の分布関数の近似/Brennan and Schwartzの方法による
   計算機を用いた計算/アメリカン・オプションの価格計算に対するCox Rossの
   アルゴリズム
 9.3 演習問題
10. 付   録
 10.1 Gauss型確率変数
   1次元Gauss型確率変数/Gauss型ベクトル
 10.2 条件付期待値
   部分σ‐加法族の例/条件付期待値の性質/条件付期待値の計算
 10.3 凸集合の分離定理
11. 参考文献
12. 索  引

執筆者紹介

関連情報

ジャンル一覧

ジャンル一覧

  • Facebook
  • Twitter
  • 「愛読者の声」 ご投稿はこちら 「愛読者の声」 ご投稿はこちら
  • EBSCO eBooks
  • eBook Library