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子どもの育ちを考える 教育心理学 ―人間理解にもとづく保育・教育実践―
高櫻 綾子(編著)
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内容紹介
保育・教育系学部学生のための教育心理学のテキスト。教育心理学の基礎知識の解説とともに,理論を実践に活かすための考え方を提供するコラムを豊富に収録。講義科目のみならず演習科目のアクティブラーニング教材としても活用できる。
編集部から
目次
第1部 若いからできること 歳を重ねるからこそ輝くこと
第1章 人生って何だろう?-生涯発達からみた「今の自分」-
1.1 人は生涯にわたって発達する
1.1.1 発達の定義
1.1.2 発達のとらえ方
1.1.3 発達段階と発達課題
◆演習1.1 あなたの発達課題は何ですか?
1.2 生涯にわたって発達していくために大切なこと
1.2.1 発達を規定する要因
1.2.2 生涯発達に必要不可欠なこと
◆演習1.2 あなたの「今」につながる出会いとは?
1.3 発達の連続性をふまえた保育・教育の担い手となるために
1.3.1 教育心理学を学ぶことを通して理論と実践をつなぐ
1.3.2 自分を理解し,他者を知ることを通して保育・教育の担い手となる
第2部 ひとりよりもみんなでいることのほうが幸せか?
第2章 人がともに生きるとは?-人間関係とコミュニケーションの発達-
2.1 赤ちゃんは世界とどう出会うか
2.1.1 社会化
2.1.2 胎児から新生児へ
◆演習2.1
2.2 アタッチメント
2.2.1 アタッチメントとは
2.2.2 発達とアタッチメント
2.2.3 アタッチメントを支える内的ワーキングモデル
◆演習2.2
2.3 気 質
2.3.1 気質とは
2.3.2 気質の分類
2.4 パーソナリティ
2.4.1 パーソナリティ(人格)
◆演習2.3
2.5 非言語コミュニケーションと言語コミュニケーション
2.5.1 非言語コミュニケーション
2.5.2 非言語コミュニケーションから言語コミュニケーションへ
◆演習2.4
2.6 向社会的行動
2.7 攻撃行動
◆演習2.5
2.8 いざこざといじめ
2.8.1 いざこざ
2.8.2 いじめ
◆演習2.6
2.9 子育て支援
2.9.1 子どもを取り巻く環境
2.9.2 子育てを支援するとは?
【みんなで考えよう!】愛してくれない親でも愛さなくてはいけないの?
第3章 メディアとともに生きるとは?-メディアからの学びを考える-
3.1 子どもの育ちと「メディア」
3.1.1 子どもの発達過程をふまえた学び
3.1.2 子どもの発達に応じた学習活動を支える援助や指導
3.2 現代の多様なメディアによる協同活動
◆演習3.1 メディアと出会い,何を学ぶのか?
3.2.1 子どもの育ちと多様なメディアとの出会い
3.2.2 メディアからの学び-子どもの育ちと「絵本」-
◆演習3.2
3.3 現代社会のメディア環境における子どもの発達・学習
3.3.1 現代の子どもたちを取り巻くメディア環境
3.3.2 多様なメディアと子どもの発達・学習
◆演習3.3 絵本の「絵」を読んでみよう!
◆演習3.4
3.3.3 保育・幼児教育・学校教育におけるメディア環境
◆演習3.5 現代の保育・幼児教育・学校教育のメディア環境は?
【みんなで考えよう!】人とかかわるのが面倒です.人生を変えるような人との出会いはありますか?
第3部 なぜ学校に行くの?
第4章 いっぱい遊んだ子どもは賢くなる?-非認知能力と認知能力-
4.1 遊びが大事?
4.2 遊びとは?
4.3 保育・幼児教育における遊び
4.3.1 遊びを通しての総合的な指導
4.3.2 環境を通した教育
4.3.3 環境構成
4.4 非認知能力
4.4.1 非認知能力を育てる
4.4.2 幼児期の教育と小学校教育
4.4.3 これからの子どもたちを育てるために
4.5 協同的な活動
4.5.1 協同的な活動とは
4.5.2 ウェブ
◆演習4.1
【みんなで考えよう!】女の子で虫が好き,男の子でピンクが好きでもいいよね?
第5章 学習することで世界は変わるか?-発達に応じた学習と思考・知能の発達-
◆演習5.1
5.1 学習の理論
5.1.1 行動主義的な学習理論
5.1.2 行動主義的学習観の問題点
5.1.3 技能学習
5.1.4 発見学習
5.2 学習と記憶
5.2.1 学習の評価
5.2.2 学習者中心の評価
5.3 知能と学力
5.3.1 知能の発達
5.3.2 思考の発達
5.4 非定型発達
5.4.1 発達障害
5.4.2 特別支援教育
5.5 おわりに-学習することで世界は変わるか?-
【みんなで考えよう!】勉強ができないのは遺伝? それとも環境?
第6章 「やる気」を引き出す魔法-動機づけがもたらすもの-
◆演習6.1 あなたにとっての「やる気」とは
6.1 子どもの育ちに大切な動機づけとは?
6.1.1 そもそも動機づけとは何か?
6.1.2 子どもの育ちと動機づけ
6.2 期待・価値と動機づけ
6.2.1 期待×価値理論
6.2.2 期待と価値の細分類
6.3 興味と動機づけ
6.3.1 興味
6.3.2 フロー
6.4 自律性と動機づけ
6.4.1 内発的動機づけと外発的動機づけ
6.4.2 自己決定理論に基づく分類
6.5 不適応につながる動機づけ
6.5.1 マインドセット
6.5.2 アンダーマイニング効果
6.5.3 学習性無力感
6.5.4 メタ動機づけ
◆演習6.2 あなたの「メタ動機づけ」を振り返る
【みんなで考えよう!】担当する先生が変わると,教科の好き嫌いや成績が変わってしまうのはやる気の問題?
第4部 誰よりも幸せになる方法?
第7章 幸せはすでにあなたの手の中に?-認知と感情の発達がもたらすもの-
◆演習7.1 考えてみよう!
7.1 赤ちゃんの感じる世界
7.1.1 赤ちゃんの知覚
7.1.2 赤ちゃんが「わかる」こと
7.1.3 赤ちゃんの感情,その共有
7.1.4 赤ちゃんとの気持ちの通じあい
7.2 「私」ってなんだろう
◆演習7.2 考えてみよう!
7.2.1 赤ちゃんにとっての自己
7.2.2 自己意識の発達
7.2.3 自己の育ちを支える
7.3 他者について知ることと,ともに生きる世界
◆演習7.3 考えてみよう!
7.3.1 心の理論-誤信念課題-
7.3.2 言葉を用いない誤信念課題
7.3.3 日常の中の他者の心
【みんなで考えよう!】ウソはいけないっていうけど,他者を思う優しいウソって必要じゃない?
第8章 「私,ほめられて成長しますので」-叱ってはいけない? 真の「ほめる」とは-
8.1 社会の中で学習する仕組み
◆演習8.1
8.1.1 直接的な経験による学習
8.1.2 「みること」「まねること」による学習
8.1.3 自分の中の基準に従った学習
◆演習8.2
8.2 ほめるべきか,叱るべきか
8.2.1 ほめても叱っても変わらない?
8.2.2 よい「ほめる」とは?
◆演習8.3
◆演習8.4
8.2.3 よい「叱る」とは?
8.3 発達・成長を支える-ほめる・叱るを越えて-
◆演習8.5
【みんなで考えよう!】将来に夢を抱けません,自分に自信が持てません,こんな自分はだめですか?
索引
執筆者紹介
(執筆順,[]は担当章)
高櫻綾子 青山学院大学教育人間科学部[編集,1章]
寳川雅子 鎌倉女子大学短期大学部初等教育学科[2章]
溝部聡子 社会福祉法人厚生館福祉会至誠館さくら乳児院[2章コラム]
菅井洋子 川村学園女子大学教育学部[3章]
小林正明 東京都児童相談センター/文京区子ども家庭支援センター(併任)[3章コラム]
齋藤久美子 平安女学院大学子ども教育学部[4章]
石川かおる 日本基督教団小石川白山教会附属愛星幼稚園[4章コラム]
米田英嗣 青山学院大学教育人間科学部[5章]
高橋雄介 京都大学大学院教育学研究科[5章コラム]
市村賢士郎 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構[6章]
熊谷茂之 前さいたま市立春野中学校[6章コラム]
岩田恵子 玉川大学教育学部[7章]
米田陽子 東京学芸大学大学院教育学研究科/日本学術振興会特別研究員[7章コラム]
後藤崇志 滋賀県立大学人間文化学部[8章]
鈴木佳子 東京経済大学学生相談室[8章コラム]