感性の科学 ―心理と技術の融合―

都甲 潔坂口 光一(編著)/八木 昭宏三浦 佳世山中 敏正源田 悦夫井川 憲明武藤 志真子(著)

都甲 潔坂口 光一(編著)/八木 昭宏三浦 佳世山中 敏正源田 悦夫井川 憲明武藤 志真子(著)

定価 4,950 円(本体 4,500 円+税)

A5判/228ページ
刊行日:2006年04月13日
ISBN:978-4-254-10199-7 C3040

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内容紹介

心理学,工学,栄養学,文化人類学など幅広い観点から感性と技術の融合について解説。〔内容〕心理学と感性/デザインを介した情報伝達と文化/身体の感性とデジタルアート/テクスチャーの感性工学/食感性の可視化/食感性の食育/他

編集部から

【書評】
『BIONICS2006年8月号』(オーム社)の「Book Shelf」欄で、
藤吉隆雄氏により、「・・・「感性」というキーワードが少しでも気になる読者には、本書が隣接する分野の現状を垣間みる契機となりそうだ。」と、ご紹介いただきました。

目次

第0章 ユーザーを基盤とした技術と感性の融合
 0.1 感性の時代
 0.2 「ユーザー」の洞察と理解
 0.3 技術と感性の「融合」デザイン
 0.4 九州大学の取り組み
第1章 感性工学
 1.1 感性工学とは
 1.2 感性とは何か
 1.3 感性工学の方法論
 1.4 感性工学の将来
第2章 感性と認知の心理生理学
 2.1 はじめに
 2.2 心理学からみた感性
 2.3 感性と脳
 2.4 感性の遺伝と学習
 2.5 感性の計測
 2.6 感性の心理生理学的計測
 2.7 感性の脳電位による計測
 2.8 まとめ
第3章 心理学と感性―知覚と表現の実証研究を通して
 3.1 感性科学への出発点
 3.2 静止画像における時間・動き・速度感
 3.3 動画像における速度感―リプリゼンテーショナルモメンタムの左右差
 3.4 新たな感性科学の視座
第4章 感性の状態変移を測る―感性情報とデザインプロセスの支援
 4.1 概念形成過程の支援と感性情報
 4.2 感性の自己評価と概念形成支援
 4.3 2分法による感性の自己評価と概念形成支援
 4.4 まとめ
第5章 デザインを介した情報伝達と文化
 5.1 はじめに
 5.2 時代の変化と感性
 5.3 集落を訪ねる
 5.4 デザインという感性
 5.5 ヴェトナムで考えたこと
 5.6 おわりに
第6章 仮想身体の感性とデジタルアート
 6.1 コミュニケーションインターフェイスと仮想身体
 6.2 記号性の高い仮想身体
 6.3 仮想身体制作の実際
第7章 テクスチャーの感性工学
 7.1 はじめに
 7.2 テクスチャーの起源,意味および目的
 7.3 テクスチャーの感性工学
 7.4 テクスチャーの事例
 7.5 まとめ
第8章 食感性の可視化
 8.1 はじめに
 8.2 味覚センサ
 8.3 コーヒー牛乳=麦茶+牛乳+砂糖
 8.4 食品の味
 8.5 医薬品の苦味
 8.6 味覚センサで香りを測る
 8.7 バーチャルテイスト
 8.8 展  望 
第9章 食感性と食育
 9.1 食育をとりまく環境の変化
 9.2 食育の展開
 9.3 食感性とその教育
 9.4 食育の将来
第10章 超鏡と味覚データベースの融合
 10.1 超鏡(ハイパーミラー)とは
 10.2 超鏡における感性
 10.3 超鏡を利用した食育
第11章 経験価値と感性品質
 11.1 はじめに
 11.2 戦略的経験価値モジュール
 11.3 経験価値と感性品質
 11.4 経験価値が満たす顧客価値
 11.5 経験価値を訴求する商品開発
 11.6 経験価値を訴求した商品事例
 11.7 「もの」から「こと」のデザインへ
 11.8 おわりに
索  引

執筆者紹介

【編著者】都甲潔、坂口光一
【執筆者】坂口光一、長町三生、八木昭宏、三浦佳世、山中敏正、本郷文夫、源田悦夫、井川憲明、都甲潔、池崎秀和、釘宮雄一、武藤志真子、小柳道啓、森川治、吉本優子、前迫孝憲、長沢伸也(執筆順)

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