BOOK SEARCH
シリーズ〈脳の科学〉 脳のホルモンと記憶 (普及版)
伊藤 眞次(著)
内容紹介
斬新なアイデアを生みだすプロセスに脳のホルモンが関わっている。〔内容〕神経下垂体ホルモン/ACTHとMSH/ACTH放出ホルモン/内因性オピエート/コレチストキニン/神経ペプチドY/血管作用性小腸ペプチド/その他の神経ペプチド
編集部から
シリーズ〈脳の科学〉
人類に残された最後の聖地“脳”の解明に挑む
目次
1. はじめに
1.1 神経ペプチドとは
1.2 学習と記憶
1.3 覚醒状態
1.4 記憶作業の条件
1.5 日周リズムの位相変化
1.6 動物の種差と個体差
2. 神経下垂体ホルモン
2.1 バゾプレシンによる記憶増強説
2.2 類似体と分子断片の効果
2.3 バゾプレシンの欠落による記憶障害
2.4 バゾプレシンの作用部位
2.5 モノアミン作動系の関与
2.6 バゾプレシン記憶説の問題点
2.7 バゾプレシンの臨床応用
2.8 オキシトシン
3. ACTHとMSH
3.1 ACTH/MSHの産生と脳内分布
3.2 副腎皮質ホルモンと副腎の摘出
3.3 下垂体の摘出
3.4 ACTH分子の有効性
3.5 脳内での作用部位
3.6 作用様式
3.7 ACTH類似体の効果
4. ACTH放出ホルモン
4.1 脳内分布
4.2 CRHの神経系に対する直接作用
4.3 行動効果の特異性と作用部位
4.4 CRHの活動化に及ぼす環境刺激
4.5 学習と記憶
5. 内因性オピエート
5.1 ナロクソンの記憶効果
5.2 β-エンドルヒン
5.3 エンドルヒン類似体の効果
5.4 エンケファリン
5.5 ダイノルヒン
5.6 神経伝達物質に対する影響
6. コレチストキニン
6.1 脳にコレチストキニン
6.2 コレチストキニンの中枢薬理作用
6.3 コレチストキニンと脳内アミン
6.4 コレチストキニンの記憶効果
6.5 記憶効果の作用様式
6.6 コレチストキニンの分子断片
6.7 他の神経ペプチドとの関係
7. 神経ペプチドY
7.1 脳内分布
7.2 薬理作用
7.3 記憶作用
7.4 神経ペプチドK
8. 血管作用性小腸ペプチド
8.1 脳内における血管剛用性小腸ペプチドの分布
8.2 血管作用性小腸ペプチドニューロンと神経線維
8.3 脳内における血管作用性小腸ペプチドの作用
8.4 行動薬理作用
8.5 脳内アミンとの関係
8.6 学習と記憶
9. その他の神経ペプチド
9.1 ソマトスタチン
9.2 サブスタンスP
9.3 TSH放出ホルモン
9.4 ニューロテンシン
9.5 アンギオテンシン
9.6 ボンベシン
9.7 ガラニン
9.8 FMRFアミド
10. 索 引