講座〈情報をよむ統計学〉 6 質的データの解析 ―調査情報のよみ方―

上田 尚一(著)

上田 尚一(著)

定価 3,740 円(本体 3,400 円+税)

A5判/216ページ
刊行日:2003年01月20日
ISBN:978-4-254-12776-8 C3341

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内容紹介

直接,数値で表せない「質的データ」の取扱い方。世論調査や意識調査等の結果のよみ方に役立つ。〔内容〕構成比の比較/特化係数/観察された差の説明/情報量/データ分解/多次元データ解析の考え方/精度と偏り/分析計画とデータの求め方

編集部から

目次

0.このテキストで学ぶこと
1.構成比の比較 
 1.1 二重分類表
 1.2 被説明変数・説明変数
 1.3 構成比
 1.4 質的データ・量的データ
 1.5 構成比を比べるためのグラフ
 1.6 三角図表
2.構成比と特化係数
 2.1 この章の問題
 2.2 特化係数
 2.3 分析手段としての構成・運用
 2.4 特化係数のグラフ―風配図による表現
3.観察された差の説明(1)
 3.1 観察結果の説明
 3.2 項目区分の仕方
 3.3 わからない(DK)や無回答(NA)の扱い
 3.4 複数回答(MA)の扱い
 3.5 複数回答(MA)情報の解釈(1)
 3.6 複数回答(MA)の情報の解釈(2)
 3.7 「どちらともいえない」の解釈
 3.8 用語の選択
 3.9 賛成率などの指標の誘導
4.情報量
 4.1 情報量とは
 4.2 情報量の定義
 4.3 情報量の定義に関する補足
 4.4 情報量IAxBの統計量としての特性
 4.5 情報量の有意水準
5.データ分解と情報量分解
 5.1 この章で扱う問題例
 5.2 情報縮約の手法と論理
 5.3 定義に内包される階層構造を参照する場合
 5.4 分析計画のための情報量計算
 5.5 3次元の組み合わせ表にすることの要否判断
 5.6 分析計画
 5.7 普遍性を確認するためのくりかえし
 5.8 区分の集約
6.多次元データ解析の考え方
 6.1 クラスター分析の考え方
 6.2 尺度化の考え方
7.観察された差の説明(2)
 7.1 混同要因
 7.2 クロス集計
 7.3 混同効果の補正
 7.4 標準化の方法―直接法
 7.5 標準化の方法―間接法
8.精度と偏り
 8.1 全数調査と標本調査
 8.2 サンプリング調査と推定精度
 8.3 調査実施段階で入ってくるバイアス
9.分析計画とデータの求め方
 9.1 調査対象をどのように設定するか
 9.2 コホート比較
 9.3 追跡調査・回顧調査
10.付録
 A.分析例とその資料源
 B.付表:図・表・問題の基礎データ
 C.統計ソフトUEDA
11.索引

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