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化学者のための基礎講座 6 化学ラボガイド
渡辺 正(編著)
内容紹介
化学実験や研究に際し必要な事項をまとめた。〔内容〕試薬の純度/有機溶媒/融点/冷却・加熱/乾燥/酸・塩基/同位体/化学結合/反応速度論/光化学/電気化学/クロマトグラフィー/計算化学/研究用データソフト/データ処理
編集部から
目次
1. 試薬の純度と濃度の表示
1.1 いろいろな純度とその表示
1.2 濃度の表示
1.3 試薬カタログの純度表示
2. 主要な有機溶媒
2.1 溶媒の精製法
2.2 有機溶媒の極性指標
2.3 共沸混合系
3. 固体の融点
3.1 融点測定器による固体の融点の測定
3.2 多形現象と融点
3.3 結晶多形と共融点
3.4 溶液相転移と準安定多形の作り方
3.5 2つの試料が同一化合物の多形かどうかの確認法
4. 冷却・加熱
4.1 氷浴冷却浴
4.2 ドライアイス・液体窒素冷却浴
4.3 加熱浴
5. 乾燥
5.1 液体の乾燥法と乾燥剤
5.2 デシケーター用乾燥剤と乾燥能力(固体の乾燥法)
5.3 気体の乾燥法
5.4 モレキュラーシーブ
6. 酸・塩基
6.1 有機化合物と無機化合物の酸・塩基強度
6.2 超強酸・超強塩基
6.3 緩衝液
6.4 溶解度
7. 元素の同位体
7.1 密封線源用放射性同位体
7.2 市販の重水素溶媒と保存取扱法
7.3 市販の安定同位体化合物
8. 化学結合
8.1 ファンデルワールス半径とイオン半径
8.2 原子間距離と原子価角
8.3 結合の引っ張りばね定数と原子価角の曲げばね定数
8.4 回転の障壁エネルギー
8.5 結合や環の歪エネルギー
8.6 結合や原子団の双極子モーメント
8.7 芳香族性と共鳴エネルギーおよび非局在化エネルギー
9. 反応速度論
9.1 反応速度式
9.2 アレニウスの式
9.3 アイリングの式
9.4 拡散律速速度式
9.5 ハメットの式とハメット定数
9.6 同位体効果
10. 光化学と光学活性
10.1 ジャブロンスキーエネルギー状態図
10.2 一重項および三重項増感剤
10.3 光学活性表示と旋光度測定
11. 電気化学
11.1 はじめに
11.2 標準電極電位
11.3 ボルタンメトリー
12. クロマトグラフィー
12.1 カラムクロマトグラフィー用充填剤(保持力調整法)
12.2 移動層と溶出力
12.3 HPLC充填カラムー覧
12.4 HPLC移動相用溶媒と選択法
12.5 SECと分子量標準物質
13. 計算化学
13.1 分子軌道法の分類
13.2 分子軌道法関連ソフトウェア
13.3 PPP分子軌道法プログラム(PPP-PC Ver.2.0)の使い方
14. 化学研究用データをどう探すか
14.1 原点は個々の研究者のデータ整理
14.2 情報の種類
14.3 3次情報の調べ方
14.4 2次情報の調べ方
14.5 1次情報の調べ方
15. 実験データの統計処理
15.1 実験データはどのように表示すべきか
15.2 測定データの誤差解析
15.3 統計的手法によるデータ解析と実験計画
16. 索 引
執筆者紹介
【編集者】渡辺 正
【企画委員】白石振作,西郷和彦,渡辺 正
【執筆者】高野虞美子,北原 武,木下義晴,太田和親,工藤一秋,荒木孝二,務台俊樹,薬袋佳孝,榊原和久,山川 哲,西郷和彦,渡辺 正,渡辺正義,保母敏行,中釜達朗,時田澄男,馬場 凉