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21世紀の化学シリーズ 4 生命化学
内容紹介
生命化学の基礎から応用まで,身近な話題を取り上げながら,ていねいにわかりやすく解説した教科書。〔内容〕生体反応の巧みなからくり/遺伝子と酵素/生体分子の化学/代謝反応と生化学/天然の生理活性物質/合成化合物の酵素による変換
編集部から
目次
1 生体反応の巧みなからくり
1.1 DNAの二重らせんの秘密
1.2 DNAとRNAはなぜ異なる糖を使うのか
1.3 DNAは居眠りがお好き
1.4 アミノ酸はなぜ光学活性体でなければならないか
1.5 水の中でのエナンチオ選択的プロトン化と水酸化
1.6 酵素の基質特異性:厳密でありしかもflexibleである
1.7 mother natureは有機反応論を知っている
1.8 有機化学から生体反応へ,そして生体反応を有機化学へ
2 遺伝子と酵素
2.1 DNAとRNAの構造
2.2 セントラルドグマ
2.3 酵素の機能とアミノ酸側鎖
2.4 酵素反応の動力学
3 生体分子の化学
3.1 アミノ酸とタンパク質
3.2 糖質
3.3 脂質
3.4 核酸
4 代謝反応と生化学
4.1 解糖系
4.2 TCAサイクル(クエン酸サイクル,クレブス回路)
4.3 ペントースリン酸サイクル
4.4 電子伝達系
4.5 脂質の代謝と生合成
4.6 アミノ酸の代謝と合成,分解
4.7 代謝の調節と発酵
4.8 光合成
5
5.1 生体機能をコントロールする天然有機化合物
5.2 シグナル伝達に関与する生理活性物質
5.3 動物ホルモン:生体内で生命機能をコントロール
5.4 植物ホルモン:植物の発育や老化をコントロール
5.5 フェロモン:仲間の行動をコントロール
5.6 植物のアポトーシス:自分の死をコントロール
5.7 機能調節反応に直接的に関与する生理活性物質
5.8 ビタミン類の化学構造:アミンの構造でないものもある?
5.9 ビタミン類が調節する生化学反応
6 合成化合物の酵素による変換
6.1 生体触媒とは何か
6.2 生体触媒の特徴
6.3 生体触媒による加水分解反応とエステル交換反応
6.4 生体触媒による酸化反応
6.5 生体触媒による還元反応
6.6 生体触媒によるC―C結合の生成反応
6.7 神様の生体触媒からヒトがデザインした生体触媒へ
6.8 抗原抗体反応と抗体への触媒機能の付与
索 引
執筆者紹介
【編集者】戸嶋直樹,渡辺 正,西出宏之,碇屋隆雄,太田博道
【執筆者】太田博道,古山種俊,佐上 博,平田敏文