地震防災のはなし ―都市直下地震に備える―

岡田 恒男土岐 憲三(編)

岡田 恒男土岐 憲三(編)

定価 3,190 円(本体 2,900 円+税)

A5判/192ページ
刊行日:2006年07月12日
ISBN:978-4-254-16047-5 C3044

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内容紹介

阪神淡路・新潟中越などを経て都市直下型地震は国民的関心事でもある。本書はそれらへの対策・対応を専門家が数式を一切使わず正確に伝える。〔内容〕地震が来る/どんな建物が地震に対して安全か/街と暮らしを守るために/防災の最前線。

編集部から

目次

1編 地震が来る
A 地震は必ず起こる
 01 地震はなぜ起こる?
 02 活断層とは?
 03 火山噴火と地震の関係は?
 04 地震の予測はできるのか?
 05 次の地震はどこに?
B 地面が揺れる
 06 揺れの発生と広がり
 07 揺れと被害の関係は?
 08 どこがよく揺れる?
 09 地面が溶ける
 10 斜面が崩壊する
 11 震災の帯はなぜできた?
 12 津波とは
 13 津波の特徴
 14 揺れはなくとも津波は起こる
2編 どんな建物が地震に対して安全か
C 建物の安全を考える
 15 建物は神戸でどう倒れたか
 16 ピロティ形式の建物は危ない
 17 地下室は安全か
D あなたの家は大丈夫か
 18 建物は基礎がいのち
 19 瓦の家は大丈夫?
 20 安全性のチェック ―建物の耐震診断
 21 耐震補強のABC
 22 家具から身を守る
E あなたの家が壊れたら
 23 余震の恐怖
 24 被害を受けたら
 25 傾いた家は直せるか?
 26 応急危険度判定
F 命を守るために何をすべきか
 27 兵庫県南部地震で亡くなった方々の特徴
 28 パニックは起きるのか
 29 安否の確認
G 地震火災はおそろしい
 30 地震火災から街を守る
 31 燃えない街をつくるには
3編 街と暮らしを守るために
H ライフラインを維持する
 32 地震に弱いライフライン
 33 電力はいつ復旧するか
 34 電話が使えない
 35 命を守る水
 36 復旧が困難な都市ガス
 37 トイレの確保とガレキ処理が大きな課題
 38 災害時,どのようにして都市機能は維持されるのか
 39 情報をどう伝えるか?
 40 直後の生活はどうなるか
 41 兵庫県南部地震の直後の避難所生活
 42 避難生活者たちを襲ったさまざまな問題
 43 仮設住宅について
I 復興に向けて
 44 誰が復興の主役か
 45 住宅再建
 46 街の復興計画は誰がどのようにつくるのか
 47 地震保険
4編 防災の最前線
J 安全な町を造る
 48 高層ビルは大丈夫か
 49 ハイテク耐震補強 ―免震
 50 高架橋や橋梁はなぜ神戸でたくさん壊れたか?
 51 どのように再建・補強されたのか?
 52 道路の渋滞はなぜ起こったか,どうすれば防げたか
 53 かけがえのない文化財をどうやって守るか
K 被害把握のためのテクノロジー開発
 54 地震被害想定とは
 55 密になった震度情報とその利用
 56 被害情報を集めるには
 57 国の防災体制はどうなっているか
 58 今後の危機管理体制のあり方 ―特に防災マニュアルについて
   
付   表
索   引

執筆者紹介

【編集者】
岡田恒男、土岐憲三
【執筆者】
澤田純男、岩田知孝、越村俊一、中島正愛、中埜良昭、石山祐二、目黒公郎、林 春男、鏡味洋史、山崎文雄、高田至郎、牧 紀男、秦 康範、家村浩和、庄司 学、佐藤忠信(執筆順)

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