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海の動物百科 1 哺乳類
内容紹介
“The New Encyclopedia of Aquatic Life” の翻訳(全5巻)。美しく貴重なカラー写真と精密な図を豊富に収め,水生動物の体制・生態・進化などを総合的に解説するシリーズ。1巻ではクジラ・イルカ類とジュゴン・マナティの世界に迫る。
編集部から
シリーズ「海の動物百科」の第1巻です。本シリーズはThe New Encyclopedia of Aquatic Lifeの翻訳で,総カラーの美しい写真・イラストや解剖図を豊富に収め,多様な水生動物種の体制・生態などの特徴を紹介しています。
シリーズ構成は『哺乳類』(1巻),『魚類I・II』(2・3巻),『無脊椎動物I・II』(4・5巻)という,3部立て・全5巻となります。各巻は門・目・科などの分類群ごとに項目が立てられ,不思議な生態を紹介するコラムも充実しています。
神秘的なクジラやグロテスクな魚,見たこともないような奇怪な無脊椎動物の写真やイラストは,眺めているだけでも楽しく,多くの発見をもたらします。そうした美麗な写真が目を楽しませる一方で,本文やパネルでは分類学的な目配りのきいた水準の高い解説が加えられていることも本シリーズの特長です。高校生・大学学部生には参考書としても活用されることを期待しています。
第1巻『哺乳類』はクジラ・イルカ類(クジラ目)とジュゴン・マナティ(海牛目)を扱います。これらは誕生から摂餌・生殖まで一生の全段階を水中で過ごす「完全水生哺乳類」です。
訳者の大隅先生は日本を代表する鯨類研究者で原書の誤りを多数修正してくださいました。また内田先生は沖縄美ら海水族館の館長としてご多忙のなか尽力いただきました。両先生の学識と親切と仕事の速さに助けられ,大きな障害もなく刊行に至ったことに感謝しています。(森田・川口)
目次
クジラとイルカ
イルカ類
しゃれた身なりのハシナガイルカ
イルカの1日
イルカはいかにして互いの接触を保つか
カワイルカ類
シロイルカとイッカク
マッコウクジラ類
コククジラ
ナガスクジラ類
歌を歌うクジラについての新たな光
セミクジラ類
捕鯨から観鯨へ
ジュゴンとマナティ─
海中草地で草を食む
用語解説
索引
他巻目次
第2巻 魚類Ⅰ(続刊)
魚とは何か?/ ヤツメウナギ類とメクラウナギ類/ チョウザメ類とヘラチョウザメ類/ ガー類とアミア/ イセゴイ類・ソトイワシ類・ウナギ類/ ニシン類とカタクチイワシ類/ オステオグロッスム類とその仲間/ カワカマス・サケ・ニギスとその仲間/ エソ類とハダカイワシ類
第3巻 魚類Ⅱ(続刊)
カラシン類・ナマズ類・コイ類とその仲間/ タラ類・アンコウ類とその仲間/ トウゴロウイワシ・カダヤシ・メダカの仲間/ スズキ型魚類/ ヒラメ・カレイ類/ モンガラカワハギ類とその仲間/ タツノオトシゴ類とその仲間/ その他の棘鰭類/ リュウグウノツカイ類とその仲間/ ポリプテルス類・シーラカンス類・ハイギョ類/ サメ類/ エイ類とノコギリエイ類/ ギンザメ類
第4巻 無脊椎動物Ⅰ(続刊)
水生無脊椎動物とは何か?/ 原生生物/ カイメン類/ イソギンチャク類とクラゲ類/ 顎口類・無腸類・イタチムシ類・ヤムシ類/ クマムシ類/ カギムシ類/ カニ類・ロブスター類・エビ類とその仲間/ その他の甲殻類/ カブトガニ類/ ウミグモ類/ エラヒキムシ類・トゲカワムシ類・コウラムシ類・ハリガネムシ類/ 線虫類/ ヒラムシ類とヒモムシ類
第5巻 無脊椎動物Ⅱ(続刊)
軟体動物/ ホシムシ類/ ユムシ類/ 環形動物/ ワムシ類/鉤頭虫類/ 内肛動物/ ホウキムシ類/ コケムシ類/ 腕足類/ 棘皮動物/ ギボシムシ類とその仲間/ ホヤ類とナメクジウオ類