プレイリーなどの草原およびタイガとよばれる北方林における，様々な生態系や動植物と人間とのかかわり，遊牧民をはじめとする人々の生活，保護区と生物圏保存地域などについて，多数のカラー写真・図表を用いて詳細に解説。

◎ユネスコ人間と生物圏計画（MAB: Man and Biosphere）の全貌を知るシリーズ！

○草原と針葉樹林。この対照的な２つには多くの類似性・共通性がある。人間活動と景観にみられる関連性とあわせて克明に描写する。

【シリーズ概要】
○ユネスコの「人間と生物圏（MAB）計画」と共同で企画出版されたBiosfera(Bioshere)全11巻の翻訳．原書はカタロニア語(Encicopedeia Catalana, 1993-1998; 英訳版はGale Group, 2000)。日本語版は英語版からの重訳です。
○地球上を９つの生物圏（バイオーム）に分けてシリーズを構成。詳細な記述と豊富な写真やイラストによって，ヒトやその文化を含めた地球上の多様な生態系すべてを紹介するビジュアル百科全書。

【本巻の内容】
◯穀物の生産，遊牧，牧畜など世界文明にはかりしれない影響を与えてきた草原・北方林をかかえる地域を、豊富な写真と図版とで解説。
　本書が取り上げている地域：北米ステップ，南米パンパ，ニュージーランド，南アフリカ，中央アジア地域，シベリアなど。

大澤 雅彦　（シリーズ総監訳者・本巻監訳）
・雲南大学生態学・地植物学研究所教授，前東京大学大学院新領域創成科学研究科・教授，理学博士
　千葉大学教授，東京大学大学院教授等を経る
・ユネスコ国内委員会・MAB計画分科会委員