役にたつ土木工学シリーズ 2 水資源工学

小尻 利治(著)

小尻 利治(著)

定価 3,740 円(本体 3,400 円+税)

B5判/160ページ
刊行日:2006年10月25日
ISBN:978-4-254-26512-5 C3351

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内容紹介

水資源計画・管理について基礎から実際の応用までをやさしく,わかりやすく解説。〔内容〕水資源計画の策定/利水安全度/水需給予測/流域のモデル化/水質流出モデル/総合流域管理/気象変動と渇水対策/ダムと地下水の有機的運用/他。

編集部から

目次

1. 概   説 
2. 世界と日本における水資源分布 
 2.1 大気のエネルギーと降雨の発生 
 2.2 日本の水資源 
 2.3 水資源の利用 
 2.4 他の水源 
 2.5 世界の水資源分布状況 
 2.6 流域水資源量の比較 
3. 水資源計画の策定
 3.1 水資源計画の策定手順
 3.2 最適施設計画の定式化
 3.3 多目的の場合の最適計画 
 3.4 水資源計画の評価
4. 利水安全度
 4.1 利水安全度の定義 
 4.2 利水システムのモデル化 
 4.3 計算による利水安全度の検証 
 4.4 形状を考慮した発生確率 
5. システムダイナミックスによる水需要予測 
 5.1 システムダイナミックスの概要 
 5.2 SDによる水動態モデルの構成 
 5.3 水需給問題への適用 
 5.4 シミュレーションによる解析結果
 5.5 6大陸間水動態モデルへの適用 
 5.6 SDの適用結果 
6. 流域流出分布の解析 
 6.1 集中型モデルと分布型モデル 
 6.2 GISを利用した水循環モデル 
 6.3 水流出過程の定式化 
 6.4 適用例 
7. 水質流出・流下モデル 
 7.1 水質から生態系までの把握 
 7.2 水温分布の解析 
 7.3 汚濁物質移流過程 
 7.4 環境ホルモンによる生態系への影響
 7.5 実流域でのシミュレーション環境 
8. 総合流域管理 
 8.1 総合流域管理の必要性 
 8.2 流域特性の抽出 
 8.3 流域の評価 
 8.4 総合流域管理計画の策定 
9. 気候変動と渇水対策 
 9.1 地球温暖化の外洋 
 9.2 気候変動に対する課題
 9.3 パターン分類による少雨をもたらす気象要素の抽出
 9.4 知識ベース型長期降水量予測 
 9.5 実流域での分類と評価 
10. 数理計画法によるシステム管理
 10.1 ダム操作の概要 
 10.2 線形計画法によるシステム管理の定式化 
 10.3 部分整形化 
 10.4 動的計画法による定式化
 10.5 ダム操作によるDPの定式化 
 10.6 不確実な入力に対する最適操作 
 10.7 河道流下機構を考慮した最適操作 
 10.8 複雑なシステムでの最適化 
 10.9 施設の建設手順 
11. 水資源管理への人工知能の導入 
 11.1 エキスパートシステム 
 11.2 ファジイ理論 
 11.3 ニューラルネットワーク
 11.4 その他(ジェネティックアルゴリズム,カオス理論) 
 11.5 AI手法の水文・水資源問題への適用例 
12. 地下水の有機的活用
 12.1 地下水利用の課題 
 12.2 多層構造に関する解法(分割化による解の探索) 
 12.3 水資源問題における適応例
演習問題解答 
索   引 


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