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学生のための建築学シリーズ 環境工学 (四訂版)
内容紹介
好評の旧版を,法律の改正や地球環境問題への配慮など,最新の情報に基づいて書き改めたテキスト。多数の図・表・データを用いて,簡潔かつわかりやすく解説。〔内容〕気候/熱環境/伝熱/湿気/換気/音響/日照/採光・照明/色彩
編集部から
目次
1.気候
1.1 地球環境
環境問題の拡がり/地球の温暖化/温室効果ガスと地球の放射平衡
1.2 都市気候
高温化する都市/ヒートアイランド/都市における水面,緑地の冷却効果
1.3 気候要素
気温・湿度/日射/風
2.熱環境
2.1 人体の熱放散
代謝/熱平衡
2.2 熱環境の測定
温度および湿度/気流速度/周壁面温度
2.3 熱環境指標
各種の熱環境指標とその特徴/有効温度ET(Effective Temperature)
/作用温度OT(OperativeTemperature)/PMV(Predicted Mean Vote)/
新有効温度ET*(New Effective Temperature)
2.4 快適条件
3.伝熱
3.1 伝熱過程
熱伝導/熱対流/熱放射/熱伝達/熱貫流
3.2 室温
室温形成/室温変動/室温分布
3.3 熱負荷
最大熱負荷と期間熱負荷/年間熱負荷の指標化/顕熱負荷と潜熱負荷
4.湿気
4.1 湿気
空気の湿気/材料の湿気
4.2 湿気の移動
空気中の湿気移動/材料中の湿気移動
4.3 室内湿度
湿度の形成と変動/湿度分布
4.4 結露
表面結露/内部結露
5.換気
5.1 換気計画
換気の目的/換気設計の手順/換気の方法/換気計画と建物の環境
/必要換気量の考え方/換気計画のための資料/通風
5.2 換気計算の方法
圧力/圧力差の発生/空気流動と圧力損失/圧力差と流量/室内圧と流量
/単室の換気計算
6・音 響
6.1 音の性質
音とは/音の高さ・大きさ/音の振幅・周波数・位相/デシベル(dB)尺度/
phon尺度/音の伝搬
6.2 室内音響設計
設計目標/残響計画/室の形態設計/室内音響測定
6.3 騒音防止
騒音とは/騒音源と騒音の伝搬/騒音の許容値/騒音源と騒音伝搬の抑制
/空気音の遮断/床衝撃音の遮断/騒音防止に関する測定法
6.4 吸音率・透過損失データ
吸音率/透過損失
7. 日照
7.1 太陽位置
天球各部の名称/球面座標/時刻/赤緯/太陽位置の計算
7.2 太陽位置図と天空率・天空比
正射影図/等立体角射影図/等距離射影図/極射影図(平射図)
7.3 日ざし曲線図
水平作図画面/鉛直作図画面
7.4 日影曲線
7.5 時間日影
7.6 可照時間と日照率
7.7 真可照時間と南北隣棟間隔
8.採光・照明
8.1 基本事項
黒体(完全放射体)/色温度と相関色温度/比視感度/測光量/
均等拡散面の輝度と光束発散度/測光量の標準単位
8.2 昼光光源
太陽の諸定数/昼光照度/設計用全天空照度
8.3 人工光源
電球/けい光放電灯/主な光源の比較
8.4 照明器具の分類
配光による分類/取付け方による分類/グレア規制による分類
8.5 照明計算
光束法/直接照度の計算/間接照度の簡易計算(作業面切断公式)/
昼光率の計算
8.6 採光および照明計画要項
明るさおよび明るさの分布/光源の位置/光の色と演色性/
昼光と人工光の併用
9.色 彩
9.1 表色系
RGB表色系/ⅩYZ表色系/マンセル表色系/修正マンセル表色系
9.2 色彩の生理的・心理的効果
対比効果/プルキンエ現象/面積効果/進出色と後退色/
膨張色と収縮色/温度感覚/重量感覚
9.3 安全色と配管識別
10.参考図書
11.索 引
執筆者紹介
【編集者】宇野英隆,近江 栄,狩野芳一
【執筆者】板本守正,市川裕通,塘 直樹,片山忠久,小林信行