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シリーズ〈現代の品質管理〉 4 システムの信頼性と安全性
田中 健次(著)
内容紹介
製品のハード面での高信頼度化が進む一方で注目すべき,使用環境や使用方法など「システムの失敗」による事故の防止を,事故例を検討しつつ考察。〔内容〕システム視点からの信頼性設計/信頼性解析/未然防止の手法/安全性設計/他
編集部から
本書は2015年度日経品質管理文献賞を受賞しました.
詳細は同賞サイトをご覧ください。
目次
第1章 システムとして信頼性を捉える
1.1 ハード故障からシステムの失敗へ
1.2 システムズアプローチとは
1.3 信頼性と安全性
第2章 システム視点からの信頼性設計
2.1 信頼度と故障率
2.2 システム構造に基づく系の信頼度
2.3 システム視点に基づく信頼性設計
2.4 創発故障への対応
2.5 冗長化設計の落とし穴
第3章 少ない情報に基づく信頼性の解析
3.1 少ないデータに基づくワイブル解析
3.2 打切りデータの活用
3.3 ランダム打切りデータのための累積ハザード解析
3.4 指数分布の解析
第4章 未然防止の手法
4.1 未然防止は再発防止との違い
4.2 定性的な未然防止手法:FMEA
4.3 発生要因を網羅するFTA
4.4 デザインレビュー:DR
第5章 運用・保全を考慮した信頼性設計
5.1 ヒューマンエラーへの対応
5.2 人間‐機械系インタフェースでのエラープルーフ設計
5.3 自動化によるエラープルーフ設計
5.4 保全を考慮したディペンダビリティ設計
5.5 情報共有でトラブルを防ぐには
第6章 システム視点からの安全性設計と安全管理技術
6.1 安全と危険の非対称性
6.2 グレイゾーン・モデル
6.3 グレイゾーンで発生する事故の原因
6.4 グレイゾーンを考慮した設計
6.5 運用におけるグレイゾーンでの学習
第7章 組織事故を防止するために
7.1 組織事故のモデル
7.2 有効な深層防護とは
7.3 技術に対するマネジメントの優位性
7.4 安全文化と組織学習
参考文献
執筆者紹介
【編集】
飯塚 悦功
永田 靖
【著者】
田中 健次(電気通信大学)