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ファイナンス・ライブラリー 3 リスク計量とプライシング
家田 明(著)
内容紹介
〔内容〕政策保有株式のリスク管理/与信ポートフォリオの信用リスクおよび銀行勘定の金利リスクの把握手法/オプション商品の非線型リスクの計量化/モンテカルロ法によるオプション商品のプライシング/有限差分法を用いた数値計算手法
編集部から
目次
1. 政策保有株式のリスク管理
1.1 政策保有株式が銀行経営に与えるインパクト
企業価値や会計上の損益に与えるインパクト/BIS自己資本比率に与える
インパクト/インプリケーション
1.2 株価変動リスクと信用リスクの連関性
オプション・アプローチによる期待倒産確率/社債スプレッド/使用データ/
期待倒産確率と社債スプレッドに関する分析
1.3 株価変動に対する感応度に注目したリスク管理手法
感応度の把握・管理/管理対象とする資産および感応度/デルタ・ベガの算出/
デルタ・ベガを利用したリスク管理
1.4 まとめ
1.5 補論:国内既発普通社債のLiborスプレッドの分析
スプレッド計算手法と使用データ/スプレッド算出と分析
1.6 参考文献
2. 与信ポートフォリオの信用リスクの計測手法
2.1 ポートフォリオの信用リスクの管理・計量の枠組み
ポートフォリオの信用リスクの管理の枠組み/信用リスクの計量手法の具体的な 内容
2.2 信用リスクの簡便な計量手法の枠組み
標準偏差ベースでのリスク計量アプローチ/最大損失額の簡便な計量手法(標準偏 差による近似)
2.3 シミュレーションと考察
シミュレーション手法の解説/シミュレーション結果および考察
2.4 まとめ
2.5 参考文献
3. 銀行勘定の金利リスクの簡便な把握手法
3.1 銀行勘定の金利リスク把握手法
マチュリティ・ラダー法/デュレーション法/ベーシス・ポイント・バリュー法 (BPV法)/バリュー・アット・リスク法(VaR法)/アーニング・アット・リスク法 (EaR法)
3.2 銀行勘定の金利リスク把握のための簡便な手法
基本的な考え方/分析上必要なマチュリティ・ラダー表の具体的イメージ/
マチュリティ・ラダー展開上の問題点/具体的なリスク量把握手法の検討
3.3 具体的な金利リスク計算例
キャッシュフロー展開/デュレーション法の場合/BPV法の場合/ VaR法(マトリ ックス法)の場合
3.4 まとめ
3.5 参考文献
4. オプション商品の非線形リスクの計量化
4.1 具体的なリスク量計算
仮想ポートフォリオの内容/シナリオ分析法による計算/グリーク・レター法に よる計算/線形リスクとの比較
4.2 若干の考察
4.3 まとめ
5. モンテカルロ法によるオプション商品のプライシング
5.1 モンテカルロ法の基本的な概念・手法
モンテカルロ法の適用対象となる問題/一様乱数/一様乱数から正規分布に従う 乱数への変換/モンテカルロ法によるオプション商品のプライシングの基本手法 /モンテカルロ法の精度/精度を高めるための一般的手法
5.2 モンテカルロ法による各種オプションのプラインング
ヨーロピアン・オプションのプライシング/ルックバック・オプションのプライ シング/アベレージ・オプションのプライシング
5.3 補論1:準乱数(loW discrepancy sequence)の定義とモンテカルロ積分
5.4 補論2:Sobol sequenceの生成手続き
5.5 補論3:Sobol sequenceの生成プログラム(VisualBasic)
5.6 参考文献
6. 有限差分法を用いたオプション価格の数値計算手法
6.1 有限差分法の概要とヨーロピアン・コールのプライシング
ヨーロピアン・コールが満たす偏微分方程式/有限差分法の拡散方程式
への適用/有限差分法に関するいくつかの論点/具体的な計算アルゴリズム例と
計算事例
6.2 有限差分法を用いたアメリカン・プットのプライシング
アメリカン・プットの制約条件/アメリカン・トップのプライシング手法/
アメリカン・プットのプライシング事例
6.3 補論1:ブラック・ショールズ方程式の導出
6.4 補論2:ブラック・ショールズ方程式の拡散方程式への変換と解析解の導出
6.5 補論3:LU分解
6.6 補論4:SOR法
6.7 参考文献
7. 索 引