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シリーズ〈公認心理師の向き合う精神障害〉 3 心理学からみたアディクション
内容紹介
心理学の立場から臨床の現実に即してアディクションをとらえる。〔内容〕アディクションとは/物質に関するアディクション/行為に関するアディクション/摂食障害/家族へのアプローチ/家族の暴力/保健医療分野/司法・犯罪分野。
編集部から
目次
1 アディクションとは何か [信田さよ子]
1.1 はじめに
1.2 「依存症」という言葉の誕生
1.3 DSM-5と嗜癖の復活
1.4 アディクションアプローチの誕生
1.5 アディクションと暴力
1.6 トラウマとアディクション
1.7 ハームリダクション
1.8 ジェンダー的視点とアディクション
1.9 アディクションにおけるプログラム
1.10 おわりに
2 物質に関するアディクション [原田隆之]
2.1 物質関連障害
2.2 薬物の作用と害
2.3 アディクションに対する捉え方
2.4 アディクションのメカニズム
2.5 アディクションのアセスメント
2.6 アディクションの治療
2.7 治療における留意点
2.8 国際的な潮流と日本社会
3 行動に関するアディクション [三原聡子]
3.1 行動嗜癖の定義
3.2 ギャンブル障害
3.3 ゲーム障害
3.4 性依存
3.5 食べもの依存
3.6 買い物依存
3.7 窃盗症
3.8 今後の課題と展望
4 アディクションの視点からみた摂食障害 [春原由紀]
4.1 はじめに─当事者から学ぶ─
4.2 摂食障害という問題
4.3 摂食障害にかかわる要因
4.4 摂食障害の治療における医療的支援と心理臨床的支援の連携
4.5 アディクションとしての摂食障害
4.6 摂食障害への心理臨床的アプローチ
4.7 おわりに
5 家族へのアプローチ [近藤あゆみ]
5.1 アディクション問題を抱える家族の実像
5.2 アディクション家族アプローチの変遷
5.3 家族支援の実際
5.4 おわりに
6 家族の暴力とアディクション─ DV 加害者臨床─ [髙野嘉之]
6.1 ドメスティック・バイオレンス
6.2 DV 加害者プログラム
6.3 DV とアディクション
6.4 アルコール・薬物依存乱用問題とDV の共通点
6.5 最新の動向
6.6 心理職のできること
6.7 おわりに
7 保健医療分野におけるアディクション [河西有奈]
7.1 はじめに
7.2 保健医療分野で出会うアディクション
7.3 専門医療機関における治療
7.4 心理的アセスメント
7.5 個別の心理療法
7.6 集団療法
7.7 他領域との連携─産業領域との連携─
7.8 おわりに
8 司法・犯罪分野におけるアディクション [門本 泉]
8.1 司法・犯罪分野の心理支援
8.2 犯罪・非行とアディクション
8.3 心理支援と心理教育
8.4 最近の動向と課題
8.5 司法・犯罪分野のアディクション臨床の未来
おわりに [津川律子]
索引
執筆者紹介
■監修者
横田 正夫(日本大学)
■編集者
津川 律子(日本大学)
信田さよ子(原宿カウンセリングセンター)
■執筆者(五十音順)
河西 有奈(白峰クリニック)
門本 泉(さいたま少年鑑別所)
近藤あゆみ(国立精神・神経医療研究センター)
春原 由紀(武蔵野大学)
髙野 嘉之(プリンスエドワード島大学)
津川 律子(日本大学)
信田さよ子(原宿カウンセリングセンター)
原田 隆之(筑波大学)
三原 聡子(久里浜医療センター)