シリーズ〈データの科学〉 2 調査の実際 ―不完全なデータから何を読みとるか―

林 文山岡 和枝(著)

林 文山岡 和枝(著)

定価 3,850 円(本体 3,500 円+税)

A5判/232ページ
刊行日:2002年04月10日
ISBN:978-4-254-12725-6 C3341

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内容紹介

良いデータをどう集めるか?不完全なデータから何がわかるか?データの本質を捉える方法を解説〔内容〕〈データの獲得〉どう調査するか/質問票/精度。〈データから情報を読みとる〉データの特性に基づいた解析/データ構造からの情報把握/他

編集部から

目次

   I 調査データをいかに収集するか
1.どう調査するか
 1.1 調査実施対象の抽出
    標本抽出の方法と標本誤差について/非標本誤差/常に正しい標本調査は可能か
 1.2 実情に応じた調査対象の選択と結果の意味
    「ガンの告知についての意識」の学生調査/中国上海調査の例/アメリカ西海岸日系人調査の実際
 1.3 調査を実施する方法
2.質問票をどう作るか
 2.1 質問票のスキームと構成
    質問票のスキームの作り方/質問票の構成
 2.2 質問文の言葉に関する問題
    質問文の前後を入れ替えたことによる変化/「国際比較調査」にみる翻訳の問題
 2.3 質問票の簡略化
    一次元構造のデータからの抽出/多次元構造からの抽出/簡略化と構造
3.データの精度の問題と実際例
 3.1 調査不能について
 3.2 調査員による誤差
 3.3 回答者による回答上の誤差
    回答のゆれ/回答者の”うそ”
   II データから情報を読み取る
4.調査のデータの解析のあり方
 4.1 データのまとめ方
    調査で扱うデータの種類/回答のコーディング/単純集計と欠損データの扱い/欠損のあるデータの解析段階での取り扱い/クロス表と関連性の指標/仮説検定の意味
 4.2 多次元データのもつ意味と使い方
    多次元データ解析と多変量解析/主成分分析と因子分析はどこが違うか
 4.3 データ構造の分析と集計
    データの大局を知ること/数量化とは/数量化III類の使い方/数量化I類の使い方/数量化II類の使い方/数量化IV類とMDSの使い方/APMの方法と解析例
5.データ構造から情報を把握する
 5.1 単純集計の比較から何がいえるか
    単純集計の比較の重要性/7ヵ国同際比較調査における例/HLA抗原遺伝子の分布からの民族集団の位置づけ/中国上海調査における内部集団比較と国際比較
 5.2 データ構造の把握
    データ構造の例/パターン分類の数量化による型分類の意味/7カ国国際比較調査における単純構造と構造間構造/日系人調査結果における回答構造とスケールの意味
6.データの特性に基づいた解析
 6.1 調査データと調査法の特性をつかむ
    電話帳記載者の特徴/主観的な内容の調査票への性格特性の影響を読む
 6.2 不完全・不確実な調査データから情報を読み取る
    不完全・不確実な調査データ/カモシカ生息数推定における不確実なデータの例
7.参考文献
8.索  引

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