基本化学シリーズ 10 有機合成化学

山本 忠加藤 明良深田 直昭小中原 猛雄赤堀 禎利鹿島 長次(著)

山本 忠加藤 明良深田 直昭小中原 猛雄赤堀 禎利鹿島 長次(著)

定価 3,850 円(本体 3,500 円+税)

A5判/192ページ
刊行日:1999年03月20日
ISBN:978-4-254-14580-9 C3343

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内容紹介

有機合成を目指す2-3年生用テキスト。〔内容〕炭素鎖の形成/芳香族化合物の合成/官能基導入反応の化学/官能基の変換/有機金属化合物を利用する合成/炭素カチオンを経由する合成/非イオン性反応による合成/選択合成/レトロ合成/他

編集部から

目次

    第1編 有機化合物の合成法
1. 炭素鎖の形成
 1.1 カルボアニオンの発生
 1.2 C-アルキル化反応
 1.3 各種アルドール縮合
 1.4  Michael付加
 1.5 Robinson環化
 1.6 Perkin反応
 1.7 Mannich反応
 1.8 Knoevenagel縮合
 1.9 Claisen縮合
 1.10 Dieckmann縮合
 1.11 Darzens縮合
 1.12 Wittig反応
 1.13 ベンゾイン縮合
 1.14 Vilsmeier反応
2. 芳香族化合物の合成
 2.1 芳香族求電子置換反応による合成
 2.2 芳香族求核置換反応による合成
 2.3 ジアゾニウム塩を用いる合成
 2.4 置換ベンゼンの側鎖の反応による合成
 2.5 多環式芳香族化合物
 2.6 複素環式芳香族化合物
3. 官能基導入反応の化学
 3.1 炭素-炭素二重結合および三重結合の導入反応
 3.2 水酸基の導入反応
 3.3 アミノ基の導入反応
 3.4 シアノ基の導入反応
 3.5 ニトロ基の導入反応
 3.6 カルボニル化合物の合成反応
 3.7 エーテル結合の合成反応
 3.8 有機硫黄化合物の合成反応
 3.9 ハロゲン化物の合成反応
4. 官能基の変換
 4.1 保護基・活性化基の導入
 4.2 環拡大・縮小反応
 4.3 酸化剤各論
 4.4 還元剤
 4.5 二重結合の変換
 4.6 イリドの反応など
     第2編 有機合成の展開
5. 有機金属化合物を利用する合成
 5.1 有機リチウム化合物の生成と反応
 5.2 有機マグネシウム化合物
 5.3 有機亜鉛化合物の生成と反応
 5.4 有機ホウ素化合物
 5.5 有機ケイ素化合物
 5.6 有機スズ化合物
 5.7 有機遷移金属化合物
 5.8 その他の有機金属化合物
6. 炭素カチオンを経由する合成
 6.1 カルボカチオン中間体を含む炭素-炭素結合生成
 6.2 カルボカチオンを経由する転位反応
 6.3 ニトレニウムイオンおよび電子不足窒素化合物を経由する合成
 6.4 ルイス酸存在下でのケイ素、スズ化合物の反応
 6.5 イミニウムイオンを経由する合成
7. 非イオン性反応による合成
 7.1 結合開裂の様式とラジカル反応
 7.2 ラジカル連鎖反応
 7.3 光環化反応([2 2]環化付加反応)
 7.4 Diels-Alder反応([4 2]環化付加反応)
 7.5 双極子付加反応([3 2]環化付加反応)
 7.6 カルベン挿入反応([1 2]環化付加反応)
 7.7 接触水素化反応
     第3編 有機化合物の合成設計
8. 選択合成
 8.1 異性体の種類と選択合成
 8.2 エナンチオ異性体の選択的合成法
 8.3 生体物質を利用したエナンチオ異性体の合成
 8.4 ラセミ体からの分離によるエナンチオ異性体の合成
 8.5 不斉誘導理論と不斉補助剤
 8.6 不斉誘導反応
 8.7 不斉反応試薬
9. 生体機能関連化学と有機合成
 9.1 補酵素NAD(P)Hモデルと有機合成
 9.2 天然イオンチャネル分子と有機合成
 9.3 ぺプチド合成
 9.4 分子認識と有機合成
10. レトロ合成
 10.1 シントン
 10.2 極性変換
 10.3 合成計画へのガイドライン
 10.4 逆合成解析
 10.5 立体選択的逆合成
11. 参考文献
12. 索  引

執筆者紹介

【執筆者】赤堀禎利,加藤明良,鹿島長次,小中原猛夫,深田直昭,山本 忠

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