BOOK SEARCH
内容紹介
本格的教科書〔内容〕遷移状態理論/散乱理論の基礎/半古典力学の基礎/非断熱遷移の理論/多次元トンネルの理論/量子論/古典及び半古典論/機構の理解/反応速度定数の量子論/レーザーと化学反応/大自由度系における統計性と選択性
編集部から
目次
1 序1――化学反応動力学とは
2 遷移状態理論
3 散乱理論の基礎
3.1 散乱断面積と散乱行列
3.2 近似理論
3.3 時間依存の理論
4 半古典力学の基礎
5 非断熟遷移の理論
5.1 非断熱遷移とは
5.2 問題の設定と用語の説明
5.3 各種のモデル
5.4 朱-中村理論
6 多次元トンネルの理論
6.1 1次元トンネルの理論と3つの基本的問題
6.2 多次元トンネルの理論
6.3 多次元性の効果と具体例
6.4 今後の課題
7 反応動力学の量子論
7.1 ポテンシャルエネルギー超曲面と反応座標
7.2 超球座標法
7.3 変分法
7.4 時間依存波束伝播法
7.5 電子的非断熱反応
7.6 多配置時間依存ハートレー法
7.7 反応断面積,反応速度定数の評価
8 反応動力学の古典および半古典論
8.1 古典軌道法
8.2 半古典論
8.3 量子・古典混合法
9 反応動力学機構の理解
9.1 反応機構の定性的理解
9.2 具体的反応の例
10 反応速度定数の量子論
10.1 遷移状態理論の改良
10.2 熱反応速度定数の直接評価
11 レーザーと化学反応
11.1 遷移状態分光
11.2 化学反応制御の夢
12 大自由度系における統計性と選択性
12.1 RRKM理論とその成立条件
12.2 変数分離と分離曲面解析
12.3 反応動力学とカオス
付 録
A. 散乱方程式の数値解法
A.1 S行列,K行列,R行列の相互関係
A.2 透熱分割法
A.3 R列列伝播法
B. 多次元固有値問題の数値解法
B.1 1次元DVR法
B.2 2次元DVR法と逐次打ち切り法
C. 数学的補足
C.1 停留位相近似
C.2 一様近似
参考文献
索 引
執筆者紹介
【編集顧問】佐野博敏
【編集幹事】富永 健
【編集委員】徂徠道夫,山本 学,松本和子,中村栄一,山内 薫
【執筆者】中村宏樹