朝倉化学大系 5 化学反応動力学

中村 宏樹(著)

中村 宏樹(著)

定価 6,600 円(本体 6,000 円+税)

A5判/324ページ
刊行日:2004年11月20日
ISBN:978-4-254-14635-6 C3343

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内容紹介

本格的教科書〔内容〕遷移状態理論/散乱理論の基礎/半古典力学の基礎/非断熱遷移の理論/多次元トンネルの理論/量子論/古典及び半古典論/機構の理解/反応速度定数の量子論/レーザーと化学反応/大自由度系における統計性と選択性

編集部から

目次

1 序1――化学反応動力学とは
2 遷移状態理論
3 散乱理論の基礎
 3.1 散乱断面積と散乱行列
 3.2 近似理論
 3.3 時間依存の理論
4 半古典力学の基礎
5 非断熟遷移の理論
 5.1 非断熱遷移とは
 5.2 問題の設定と用語の説明
 5.3 各種のモデル
 5.4 朱-中村理論
6 多次元トンネルの理論
 6.1 1次元トンネルの理論と3つの基本的問題
 6.2 多次元トンネルの理論
 6.3 多次元性の効果と具体例
 6.4 今後の課題
7 反応動力学の量子論
 7.1 ポテンシャルエネルギー超曲面と反応座標
 7.2 超球座標法
 7.3 変分法
 7.4 時間依存波束伝播法
 7.5 電子的非断熱反応
 7.6 多配置時間依存ハートレー法
 7.7 反応断面積,反応速度定数の評価
8 反応動力学の古典および半古典論
 8.1 古典軌道法
 8.2 半古典論
 8.3 量子・古典混合法
9 反応動力学機構の理解
 9.1 反応機構の定性的理解
 9.2 具体的反応の例
10 反応速度定数の量子論
 10.1 遷移状態理論の改良
 10.2 熱反応速度定数の直接評価
11 レーザーと化学反応
 11.1 遷移状態分光
 11.2 化学反応制御の夢
12 大自由度系における統計性と選択性
 12.1 RRKM理論とその成立条件
 12.2 変数分離と分離曲面解析
 12.3 反応動力学とカオス
付 録
 A. 散乱方程式の数値解法
  A.1 S行列,K行列,R行列の相互関係
  A.2 透熱分割法
  A.3 R列列伝播法
 B. 多次元固有値問題の数値解法
  B.1 1次元DVR法
  B.2 2次元DVR法と逐次打ち切り法
 C. 数学的補足
  C.1 停留位相近似
  C.2 一様近似
参考文献
索 引

執筆者紹介

【編集顧問】佐野博敏
【編集幹事】富永 健
【編集委員】徂徠道夫,山本 学,松本和子,中村栄一,山内 薫
【執筆者】中村宏樹

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