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応用気象学シリーズ 3 雲と雨の気象学
水野 量(著)
内容紹介
降雪を含む,地球上の降水現象を熱力学・微物理という理論から災害・気象調節という応用面まで全領域にわたり解説。〔内容〕水蒸気の性質/氷晶と降雪粒子の成長/観測手段/雲の事例/メソスケール降雨帯とハリケーンの雲と降水/他
編集部から
目次
I. 概 観
1. 大気と雲と降水の概観
1.1 大気の各種定数
1.2 大気の組成
1.3 大気の鉛直構造
1.4 雲と降水の定義
1.5 雲の分類
1.6 降水の分類
II. 大気の熱力学
2. 乾燥空気の性質
2.1 状態方程式
2.2 熱力学第一法則
2.3 乾燥空気の断熱過程
2.4 熱力学図(断熱図)
3. 水蒸気の性質
3.1 水蒸気の状態方程式
3.2 飽和蒸気圧
3.3 水蒸気含有量の表現
3.4 飽和空気の断熱過程
4. 大気の鉛直方向の性質
4.1 静力学平衡
4.2 浮 力
4.3 乾燥断熱減率と湿潤断熱減率
4.4 安定度
4.5 持ち上げ凝結高度と自由対流高度
III. 微物理
5. 雲粒の発生と雨粒への成長
5.1 水滴のニュークリエーション
5.2 凝結核
5.3 水滴の凝結成長
5.4 水滴の落下速度
5.5 水滴の衝突併合成長
6. 氷晶の発生と降雪粒子への成長
6.1 氷晶のニュークリエーション
6.2 氷晶核
6.3 昇華成長
6.4 氷粒子の雲粒捕捉成長
6.5 氷粒子の併合成長
6.6 氷粒子の落下速度
IV. 観測手段
7. 雲と降水の観測
7.1 雲のパラメータ
7.2 降水のパラメータ
7.3 地上観測
7.4 ゾンデ観測
7・5 航空機観測
7.6 気象レーダー
V. 雲の事例
8. 層状性の雲と降水
8.1 上昇流の原因
8.2 発達する低気圧
8.3 巻雲(上層雲)
8.4 層雲・層積雲
9. 対流性の雲と降水
9.1 対流不安定
9.2 対流有効位置エネルギー
9.3 各種安定指数
9.4 対流雲の実態
10. メソスケール降雨帯とハリケーンの雲と降水
10.1 メソスケール降雨帯
10.2 ハリケーンの雲と降水
VI. 応 用
11. 大雨災害
11.1 近年の大雨災害の特徴と対策
11.2 大雨災害の事例
11.3 浸水害
11.4 山がけ崩れ害
12. 気象調節
12.1 意図的な気象調節の概要
12.2 霧の消散
12.3 降水増加・降水調節
12.4 その他の気象調節
13. ジオポテンシャル高度
14. エマグラム上の各種水蒸気含有量
15. 雲の写真
16. 付 表
17. 索 引