地球科学の新展開 1 地球ダイナミクスとトモグラフィー

川勝 均(編)

川勝 均(編)

定価 4,840 円(本体 4,400 円+税)

A5判/240ページ
刊行日:2002年05月28日
ISBN:978-4-254-16725-2 C3344

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内容紹介

地震波トモグラフィーを武器として地球内部の構造を探る。〔内容〕地震波トモグラフィー/マントルダイナミクス/海・陸プレート/地殻の形成/スラブ/マントル遷移層/コア-マントル境界/プルーム/地殻・マントルの物質循環

編集部から

目次

1.プレートテクトニクスの地球観
 1.1 地球内部の記述
 1.2 地球の層構造
 1.3 プレートテクトニクス
 1.4 地震・火山とプレート境界
 1.5 本巻の構成
2.地震波トモグラフィー
 2.1 地震のデータ
 2.2 地震波の伝播
 2.3 地震波トモグラフィー
 2.4 マントルの断層撮影
3.マントルはめぐる
 3.1 プレートテクトニクス・ホットスポット・ジオイド
 3.2 マントルトモグラフィーとマントル対流
 3.3 マントルはめぐる
4.進化する海・陸プレート
 4.1 プレートテクトニクスの開始
 4.2 海洋プレートの進化
 4.3 大陸プレートの進化
5.地殻のつくり方
 5.1 海洋地殻の形成
 5.2 島弧マグマ形成のメカニズム
 5.3 島弧マグマの化学組成からの制約
 5.4 島弧のおかれた物理的環境:くさび状マントルは本当に冷たいか
 5.5 海洋地殻と島弧地殻の違い:水平成長vs垂直成長
 5.6 島弧地殻の再融解
6.沈み込むスラブの物語
 6.1 スラブとプレート移動の原動力
 6.2 スラブが海溝型地震の大きさを決める
 6.3 スラブの中で何が起こっているか
 6.4 スラブ内部の応力分布と地震のメカニズム
 6.5 深発地震はなぜ起こるのか
 6.6 スラブの行方
7.マントル遷移層とは何か
 7.1 地球史における(マントル活動の)非連続性
 7.2 相転移とは
 7.3 地震波でみるマントル遷移層
 7.4 スラブの沈み込みと遷移層
 7.5 アレイ地震学の登場
 7.6 スラブは遷移層を突き抜けられるか:全マントル対流vs2層対流
8.CMBの不思議
 8.1 想像されるCMBの姿
 8.2 地震波でみたCMB領域の構造
 8.3 CMBと地球システム:核-マントルの結合とその原因
9.プルームを読む
 9.1 第3の火山活動域:ホットスポット
 9.2 ホットスポットの成因
 9.3 プルーム源の状態:マントル内部に存在する不均質
 9.4 マントルプルームの実体
 9.5 より具体的なプルーム像の構築へ
10.地殻・マントルのリサイクル
 10.1 元素・同位体で地球内部を探るには
 10.2 地球内部のグローバルな化学的構造
 10.3 マントル内での大規模な物質のリサイクル
 10.4 島弧地域にみられるスラブの影響
11.参考文献
12.索  引

執筆者紹介

【編集者】山下輝夫,川勝 均,菊地正幸,鍵山恒臣
【執筆者】川勝 均,深尾良夫,瀬野徹三,藤井敏嗣,飯高 隆,竹内 希,清水久芳,安田 敦,兼岡一郎

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