地球科学の新展開 3 マグマダイナミクスと火山噴火

鍵山 恒臣(編)

鍵山 恒臣(編)

定価 4,400 円(本体 4,000 円+税)

A5判/224ページ
刊行日:2003年01月28日
ISBN:978-4-254-16727-6 C3344

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内容紹介

〔内容〕ハワイ・アイスランドの常識への挑戦/火山の構造/マグマ/マグマの上昇と火山噴火の物理/観測と発生機構(火山性地震・微動/地殻変動・重力変化/熱・電磁気/衛星赤外画像/SAR)/噴出物/歴史資料/火山活動の予測

編集部から

目次

0.ハワイ,アイスランドの常識への挑戦
 0.1 火山噴火はどうして起きるのか
 0.2 噴火予知は可能か:2000年有珠山,三宅島緊急火山情報の光と幻想
 0.3 ハワイ,アイスランドの常識への挑戦
 0.4 山体収縮の常識と高い壁
 0.5 岩手山はなぜ噴火しなかったか:揮発性成分の壁
 0.6 火山学の課題と本書の構成
1.火山の構造
 1.1 火山の地下構造
 1.2 火山の物理構造
2.マグマ
 2.1 マグマの定義
 2.2 マグマの種類
 2.3 マグマのでき方
 2.4 マグマの多様性の原因
 2.5 マグマ中の揮発性成分
 2.6 マグマと火山岩
 2.7 火山岩からマグマの生成条件を探る
 2.8 火山岩からマグマ溜りの条件を探る
3.マグマの上昇と火山噴火の物理
 3.1 マグマと噴火
 3.2 マグマの発生と上昇
 3.3 マグマの性質
 3.4 噴火のメカニズム
 3.5 噴火のタイプ
 3.6 噴火のエネルギーと規模
4.火山活動に伴う各種現象の観測と発生機構
 4.1 火山性地震・火山性微動の観測と発生機構
 4.2 地殻変動・重力変化から推定する火山活動
 4.3 熱・電磁気観測から推定される火山活動
 4.4 衛星赤外画像による火山の熱観測
 4.5 衛星リモートセンシングによる火山モニタリング:
    干渉SARによる地殻変動のモニター
5.噴出物から読みとる噴火
 5.1 火山砕屑物
 5.2 爆発的噴火
 5.3 火砕流
 5.4 岩屑なだれ堆積物
 5.5 溶岩流および溶岩ドーム
 5.6 噴火の推移
 5.7 噴火のリズム
6.歴史史料の中の火山噴火
 6.1 火山噴火研究のデータとしての歴史史料
 6.2 史料に基づく噴火事象の考察
 6.3 天明3(1783)年浅間山噴火に伴う関東地方の降灰
 6.4 富士山の噴火
7.火山活動の予測
 7.1 火山活動予測の5要素:時期,場所,規模,様式,推移
 7.2 短期予測の手法と実例
 7.3 中長期予測
8.参考文献
9.索引

執筆者紹介

【編集者】山下輝夫,川勝 均,菊地正幸,鍵山恒臣
【執筆者(執筆順)】鍵山恒臣,中田節也,藤井敏嗣,井田喜明,及川 純,渡辺秀文,金子隆之,古屋正人,郡司嘉宣

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