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シリーズ〈水辺に暮らすSDGs〉 2 水辺を活かす ―人のための湿地の活用―
日本湿地学会(監修)/高田 雅之・朝岡 幸彦(編集代表)/石山 雄貴・太田 貴大・佐々木 美貴・田開 寛太郎(編集)
日本湿地学会(監修)/高田 雅之・朝岡 幸彦(編集代表)/石山 雄貴・太田 貴大・佐々木 美貴・田開 寛太郎(編集)
定価 2,750 円(本体 2,500 円+税)
A5判/144ページ
刊行日:2023年04月05日
ISBN:978-4-254-18552-2 C3340
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- 水辺を活かす(シリーズ〈水辺に暮らすSDGs〉2)デジタル付録.zip
※ 『水辺を活かす(シリーズ〈水辺に暮らすSDGs〉2)』のデジタル付録です.
内容紹介
2巻は湿地と経済・ビジネス,文化,健康,教育などの関係を社会科学的な視点から解説。〔内容〕湿地を活用した地域経済の振興/湿地とビジネス/湿地と文化/湿地を活用した健康増進・社会福祉/湿地の保全・利用を支えるCEPA
編集部から
目次
序章 水辺を活かすために〔朝岡幸彦・高田雅之〕
1 現在の状況にどう向き合うのか
2 SDGsから考える「水」と持続可能な経済
3 ポストコロナにおけるSDGs
第1章 湿地を活用した地域経済の振興
1.1 農林水産業との関わり
1.1.1 解 説〔田開寛太郎〕
1.1.2 事例1:ふゆみずたんぼin宮島沼〔牛山克巳〕
1.1.3 事例2:志津川湾における環境に配慮したカキ養殖〔阿部拓三〕
1.2 水辺と観光との関わり
1.2.1 解 説〔中澤朋代〕
1.2.2 事例1:沖縄県東村(慶佐次川マングローブ)〔島袋裕也〕
1.2.3 事例2:高知県柏島におけるサステイナブル・ツーリズムの取り組み〔神田 優〕
1.3 まちづくりとの関わり
1.3.1 解 説〔田開寛太郎〕
1.3.2 事例1:コウノトリと共生するまちづくり〔永瀬倖大〕
1.3.3 事例2:「ツルの越冬地」出水市での持続可能なまちづくり〔酒井佑輔・髙橋知成〕
第2章 湿地とビジネスの関係性
2.1 解説:ビジネスと湿地の望ましい関係性とは?〔太田貴大〕
2.1.1 はじめに
2.1.2 ビジネスと湿地の関係性―消費-保護という軸
2.1.3 CSRとCSVを経済─環境の価値軸で位置付ける
2.1.4 事例から考える湿地とビジネスの望ましい関係性
2.1.5 おわりに
2.2 CSRの事例
2.2.1 北海道環境財団と企業による湿地保全の取り組み〔内山 到〕
2.2.2 MS&ADによるラムサール条約登録湿地等の保全取り組み〔浦嶋裕子・唐澤篤子・城 千聡〕
2.3 湿地利用の事例
2.3.1 サントリーグループのスコットランドにおける泥炭地及び
水源保全活動「PeatlandWaterSanctuary」〔浅田太郎〕
2.3.2 アメリカにおける湿地ミティゲーションバンキング〔太田貴大〕
2.3.3 アナツバメの巣採取ビジネスと泥炭湿地林の持続的な関係性〔太田貴大〕
第3章 湿地・水と地域文化/現代文化
3.1 湿地・水をめぐる伝統文化と現代文化
3.1.1 湿地・水の文化と湿地の地域社会〔平野信之・佐々木美貴・笹川孝一〕
3.1.2 食 文 化〔佐々木美貴〕
3.1.3 アニメーション映画作品における湿地の表現〔富田啓介〕
3.1.4 絵画,写真,映像・映画〔笹川孝一〕
3.1.5 水辺と物語〔笹川孝一〕
3.1.6 伝統的暮らしと水辺〔笹川孝一〕
3.1.7 演劇,話芸〔笹川孝一〕
3.1.8 音 楽〔笹川孝一〕
第4章 湿地を活用した健康増進・社会福祉の充実化
4.1 湿地での健康保持・増進,ストレスの緩和
4.1.1 解 説〔田開寛太郎〕
4.1.2 事例1:湿地セラピー福島潟〔佐藤安男〕
4.1.3 事例2:サロベツ湿原×豊富温泉─自然体験で楽しく元気に〔嶋崎暁啓〕
4.1.4 事例3:麻機遊水地における健康・福祉・教育を重視した湿地利用〔西廣 淳〕
4.1.5 事例4:宇都宮市鶴田沼緑地─人々に守り育てられる中間湿原〔井本郁子〕
4.1.6 事例5:湿地を活用した自然とのふれあい施設─東京港野鳥公園〔川島賢治〕
4.1.7 事例6:大都会の真ん中で出会う自然の営み〔河村幸子〕
第5章 湿地の保全・利用を支えるCEPA
5.1 湿地におけるCEPA
5.1.1 解 説〔石山雄貴〕
5.1.2 事例1:しめっちCEPAプログラム集〔牛山克巳〕
5.1.3 事例2:湿地の住民主体・住民参加の調査〔佐々木美貴〕
5.1.4 事例3:フィールドでのオンライン授業が持つ力〔小澤鷹弥〕
5.1.5 事例4:公民館における湿地保全の取り組み─福生市を事例に〔菊池 稔〕
5.1.6 事例5:博物館や動物園・水族館の果たす役割〔河村幸子〕
5.1.7 事例6:コウノトリ学習〔戸田早苗〕
5.2 湿地保全の主体としての子ども・ユース
5.2.1 解 説〔石山雄貴〕
5.2.2 事例1:KODOMOラムサール─子どもが主役の湿地交流プログラム〔中村玲子〕
5.2.3 事例2:マガレンジャー〔牛山克巳〕
5.2.4 事例3:谷津干潟ユース〔芝原達也〕
5.3 湿地をつなぐネットワーク/施設のネットワーク
5.3.1 解 説〔石山雄貴〕
5.3.2 事例1:ラムサール条約登録湿地関係市町村会議〔佐々木美貴〕
5.3.3 事例2:ラムサール・ネットワーク日本〔柏木 実〕
5.3.4 事例3:東京湾再生官民連携フォーラム
東京の窓プロジェクトチーム〔芝原達也〕
終章 すべての人の水辺のために〔朝岡幸彦・高田雅之〕
1 短い梅雨がもたらすもの
2 「水辺」が支える産業と経済,そして文化
3 「水辺」の価値と向き合うために
索 引
執筆者紹介
【監修】
日本湿地学会
【編集代表】
高田雅之 法政大学
朝岡幸彦 東京農工大学
【編集委員】(五十音順.[ ]は編集担当章)
石山雄貴 鳥取大学[第5章]
太田貴大 大阪大学[第2章]
佐々木美貴 日本国際湿地保全連合[第3章]
田開寛太郎 松本大学[第1,4 章]
【執筆者】(五十音順)
朝岡幸彦 東京農工大学
浅田太郎 サントリー株式会社スピリッツカンパニー
阿部拓三 南三陸町自然環境活用センター
石山雄貴 鳥取大学
井本郁子 地域自然情報ネットワーク
牛山克巳 美唄市宮島沼水鳥・湿地センター
内山 到 北海道環境財団
浦嶋裕子 MS&AD ホールディングス
太田貴大 大阪大学
小澤鷹弥 ふなばし三番瀬環境学習館
柏木 実 ラムサール・ネットワーク日本
唐澤篤子 MS&AD ホールディングス
川島賢治 東京港野鳥公園/日本野鳥の会
河村幸子 東京学芸大学
神田 優 黒潮実感センター
菊池 稔 名寄市立大学
酒井佑輔 鹿児島大学
笹川孝一 法政大学名誉教授
佐々木美貴 日本国際湿地保全連合
佐藤安男 水の駅「ビュー福島潟」
芝原達也 生態計画研究所
嶋崎暁啓 ポラリス・ネイチャーガイズ&コンサルタンツ
島袋裕也 やんばる自然塾
城 千聡 MS&AD ホールディングス
高田雅之 法政大学
髙橋知成 鹿児島大学酒井研究室
田開寛太郎 松本大学
戸田早苗 豊岡市
富田啓介 愛知学院大学
中澤朋代 松本大学
永瀬倖大 日本コウノトリの会
中村玲子 ラムサールセンター
西 廣 淳 国立環境研究所気候変動適応センター
平野信之 檜枝岐村副村長