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内容紹介
近代化学の成立から現代までを,個々の化学者の業績とその生涯に焦点を当てて解説。図版多数。〔内容〕化学史概説/パラケルスス/ラヴォワジエ/デーヴィ/桜井錠二/下村孝太郎/キュリー/鈴木梅太郎/ハーンとマイトナー/ポーリング他
編集部から
目次
1. パラケルスス
錬金術を医化学に変えたルネッサンス人間
2. ラヴォワジエ
中央銀行総裁,行政家,エコノミストにして近代化学の創始者
3. デーヴィ
化学によって社会の最上層まで上りつめた人物
4. ゲーリュサック
エリート主義フランス科学のエリート科学者
5. ベルセリウス
独力で27年間ヨーロッパの全化学文献を読んで論評
6. リービッヒ
飢饉の体験にもとづく農業化学の研究
7. ヴェーラー
激情的なリービッヒとの48年間の友情
8. 桜井錠二
科学行政エリートの栄達
9. 久原躬弦
「日本最初」が数多くつく第一世代の化学者
10. 下村孝太郎
日本で最も早く「化学工学」に着目
11. マリー・キュリー
こよなき伴侶とともに
12. ハ-バー
最盛期のドイツ科学の巨人
13. 近重真澄
多彩な関心事に生きる
14. 鈴木梅太郎
当時最大の研究人員を掌握した農学出身の化学者
15. ハ-ンとマイトナー
男女の科学者の60年間におよぶ友情と共同研究
16. 小松茂
自然の森羅万象を研究題材と観る
17. コナント
原爆の開発を主導したハーバードの総長
18. 力ロザーズ
大企業と創造的化学者
19. ポーリング
反核平和運動を貫いた大科学者
20. 参考文献
21. 年 譜
22. あとがき
23. 索 引