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講座 文明と環境 8 動物と文明 (新装版)
内容紹介
人間と動物とのかかわりを文明論的に論じ,人間と動物との関係がいかに古くからあるかを,その間の動物観の変遷,環境変動などいろいろな具体例をあげながら解説。〔内容〕動物と日本人/動物観の変遷/動物と人間/人間と人間の共存/他。初版1995年7月10日刊。
編集部から
目次
1. 総論 日本人の動物観研究への序章
2. 動物と日本人
2.1 宮沢賢治の動物の世界―序章
2.2 山中異界論序説
2.3 近世史料にみる獣害とその対策の歴史―獣類との共存をめざす新たなるパラダイムへの観点
2.4 コラム:捕鯨の論理
3. 動物観の変遷
3.1 日本のトキ(朱鷺)が辿った道
3.2 ニホンザルの分布変遷にみる日本人の動物観の変転―東北地方の場合を例に
3.3 タヌキの虚像と実像―タヌキ・たぬき・狸をめぐって
3.4 日本人の動物観の変遷―鹿をめぐる葛藤
3.5 アイヌの動物観
3.6 メドゥーサの変貌に見る動物観の変遷
4. 動物と人間
4.1 人類の進化と環境変動
4.2 家畜と人間の歴史
4.3 ウイルスと人間の歴史
4.4 日本人の形成
4.5 コラム:HLAからのメッセージ
5. 人間と人間の共存
5.1 圧迫される先住民
5.2 遺伝学からみた「人種」とその将来
5.3 コラム:転換期のボルネオ先住民
6. あとがき
7. 索 引
執筆者紹介
【総編集】
梅原 猛
伊東 俊太郎
安田 喜憲
【編集】
河合 雅雄
埴原 恒彦
【著者】
井上 真,石田貴文,石 弘之,池田 啓,尾本恵市,河合雅雄,田名部雄一,千葉徳爾,徳永勝士,野本寛一,花井正光,原 剛,埴原和郎,埴原恒彦,藤村久和,三戸幸久,安田 健