講座 文明と環境 12 文化遺産の保存と環境 (新装版)

石澤 良昭(編)

石澤 良昭(編)

定価 4,180 円(本体 3,800 円+税)

A5判/288ページ
刊行日:2008年08月20日
ISBN:978-4-254-10662-6 C3340

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内容紹介

現在問題となっているアンコールワットをはじめ世界の遺跡や文化財につき,修復事業とその意味,文化協力の考え方,遺跡保存修理の現在と将来を解説。〔内容〕危機に瀕する文化遺産/文化遺産の保存とハイテク/地域の発展と文化遺産の保存。初版1995年12月1日刊。

編集部から

目次

1. 総 論 アジアの文化遺産と国際協力
 1.1 文化遺産の宝庫―東南アジアの事例から
 1.2 東南アジアの文化遺産に対する日本の貢献
 1.3 上智大学の多国間文化協力方式―「国際共同プロジェクト」の事例から
 1.4 文化遺産の保存修復事業とその意義
 1.5 文化協力の基本的な考え方―カンボジアの事例から
 1.6 村人と遺跡との共存を目指して
 1.7 アジアの遺跡保存修復の現状と将来
2. 危機に瀕する文化遺産
 2.1 密林に花咲いたアンコール文明―カンボジア内戦下のアンコール
 2.2 石と土のピラミッド神殿―メソアメリカの都市遺跡の発掘と保存
 2.3 雨で崩れる敦煌莫高窟
 2.4 チャンパが危ない
 2.5 モエンジョ=ダロ―崩れゆく最古の計画都市
 2.6 コラム:温帯アジアの建築と熱帯アジアの建築―朝鮮建築とクメール建築の空間構成と環境
3. 文化遺産の保存とハイテク
 3.1 遺物の保存とハイテク
 3.2 アンコール遺跡の大地
 3.3 コラム:アンコール遺跡と環境保全
 3.4 コラム:ラパヌイ(イースター島)のモアイを掘る
4. 文化遺産の保存と観光開発
 4.1 文化遺産保存のマスタープラン
 4.2 文化遺産の保存と国際協力
 4.3 文化遺産の保全と観光開発
 4.4 コラム:アスワン・ハイダムの教訓―文明の発展と文化遺産
5. 文化遺産と文明形成の背景
 5.1 クメール建築誕生の背景
 5.2 クメールの美意識と自然観
 5.3 メソアメリカ文明と自然観
6. 文化遺産保存と国際協力
 6.1 世界遺産条約―文化遺産からみたそのしくみと日本の課題
 6.2 救うのは遺跡か人間か?
 6.3 コラム:法は歴史的文化環境を守れるか
7. あとがき
8. 索 引

執筆者紹介

【総編集】
梅原 猛
伊東 俊太郎
安田 喜憲


【編集】
石澤 良昭

【著者】
浅井和春,石澤良昭,猪熊兼勝,上野邦一,遠藤宣雄,大井邦明,片桐正夫,河野 靖,小西正捷,酒井 幸,沢田正昭,重枝 豊,高山智博,坪井善明,西浦忠輝,益田兼房,宮川朝一,盛合禧夫,湯浅赳男,ラオキムリァン

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