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講座 文明と環境 12 文化遺産の保存と環境 (新装版)
石澤 良昭(編)
内容紹介
現在問題となっているアンコールワットをはじめ世界の遺跡や文化財につき,修復事業とその意味,文化協力の考え方,遺跡保存修理の現在と将来を解説。〔内容〕危機に瀕する文化遺産/文化遺産の保存とハイテク/地域の発展と文化遺産の保存。初版1995年12月1日刊。
編集部から
目次
1. 総 論 アジアの文化遺産と国際協力
1.1 文化遺産の宝庫―東南アジアの事例から
1.2 東南アジアの文化遺産に対する日本の貢献
1.3 上智大学の多国間文化協力方式―「国際共同プロジェクト」の事例から
1.4 文化遺産の保存修復事業とその意義
1.5 文化協力の基本的な考え方―カンボジアの事例から
1.6 村人と遺跡との共存を目指して
1.7 アジアの遺跡保存修復の現状と将来
2. 危機に瀕する文化遺産
2.1 密林に花咲いたアンコール文明―カンボジア内戦下のアンコール
2.2 石と土のピラミッド神殿―メソアメリカの都市遺跡の発掘と保存
2.3 雨で崩れる敦煌莫高窟
2.4 チャンパが危ない
2.5 モエンジョ=ダロ―崩れゆく最古の計画都市
2.6 コラム:温帯アジアの建築と熱帯アジアの建築―朝鮮建築とクメール建築の空間構成と環境
3. 文化遺産の保存とハイテク
3.1 遺物の保存とハイテク
3.2 アンコール遺跡の大地
3.3 コラム:アンコール遺跡と環境保全
3.4 コラム:ラパヌイ(イースター島)のモアイを掘る
4. 文化遺産の保存と観光開発
4.1 文化遺産保存のマスタープラン
4.2 文化遺産の保存と国際協力
4.3 文化遺産の保全と観光開発
4.4 コラム:アスワン・ハイダムの教訓―文明の発展と文化遺産
5. 文化遺産と文明形成の背景
5.1 クメール建築誕生の背景
5.2 クメールの美意識と自然観
5.3 メソアメリカ文明と自然観
6. 文化遺産保存と国際協力
6.1 世界遺産条約―文化遺産からみたそのしくみと日本の課題
6.2 救うのは遺跡か人間か?
6.3 コラム:法は歴史的文化環境を守れるか
7. あとがき
8. 索 引
執筆者紹介
【総編集】
梅原 猛
伊東 俊太郎
安田 喜憲
【編集】
石澤 良昭
【著者】
浅井和春,石澤良昭,猪熊兼勝,上野邦一,遠藤宣雄,大井邦明,片桐正夫,河野 靖,小西正捷,酒井 幸,沢田正昭,重枝 豊,高山智博,坪井善明,西浦忠輝,益田兼房,宮川朝一,盛合禧夫,湯浅赳男,ラオキムリァン