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食と味嗅覚の人間科学 味嗅覚の科学 ―人の受容体遺伝子から製品設計まで―
内容紹介
受容器・脳・認知それぞれのレベルでの味・においに関する基礎的研究から,生涯発達,健康・医療分野,産業への応用まで解説。〔内容〕知覚・認知/受容機構/神経伝達と脳機能/子供と高齢者の味覚・嗅覚/臭気環境/食品・香粧品産業
編集部から
読者対象
味嗅覚にかかわる研究者・実務家。
これから味嗅覚研究をはじめてみたい学生。
目次
第1部 味嗅覚研究の基礎
1. 味・においの知覚と認知
1.1 味の知覚と認知 [斉藤幸子]
1.2 においの知覚 [斉藤幸子・中野詩織]
1.3 においの記憶 [山本晃輔]
1.4 味覚・嗅覚の相互作用 [坂井信之]
2. 味・におい物質とその受容機構
2.1 味物質とにおい物質:具体例とその化学的特徴 [吉井文子]
2.2 味物質の受容 [日下部裕子]
2.3 においの受容 [東原和成]
3. 味・におい情報の神経伝達と脳機能
3.1 味覚の神経伝達・脳機能レベル [小早川 達・小川 尚]
3.2 嗅覚の神経伝達と脳機能
3.2.1 嗅覚の中枢情報伝達と脳機能 [須貝外喜夫]
3.2.2 人間の脳活動の計測 [綾部早穂]
第2部 味嗅覚の生涯発達
4.子どもの味覚・嗅覚
4.1 子どもの味覚 [武藤志満子]
4.2 子どもの嗅覚 [斉藤幸子]
5.高齢者の味覚・嗅覚
5.1 高齢者の味覚 [河合美佐子]
5.2 高齢者の嗅覚 [斉藤幸子]
第3部 味嗅覚科学の応用
6.健康・医療分野への応用
6.1 嗅覚障害 [三輪高喜]
6.2 神経変性疾患と嗅覚 [飯嶋 睦]
6.3 味覚障害 [愛場庸雅]
7.臭気環境分野への応用
7.1 臭気公害の現状と対策 [上野広行]
7.2 悪臭の表現・分類 [斉藤幸子]
7.3 においセンサおよびにおい識別装置を用いた臭気対策 [喜多純一]
8.食品産業・香粧品産業などへの応用
8.1 連続強度評定による飲料の後味の評価 [森谷愛美]
8.2 生活複合臭の分析と芳香消臭剤開発 [松宗憲彦]
8.3 香料開発におけるフレーバーリリース分析技術の応用 [熊沢賢二]
8.4 都市ガスの付臭剤の臭質に関する評価 [松葉佐智子・小早川 達]
8.5 脳計測でわかること・わからないこと [小早川 達]
あとがき
索 引
コラム目次
1.日本人のための嗅覚同定能力検査法[斉藤幸子]
2.神経変性疾患と味覚[小河孝夫]
3.かおり風景100選を訪ねて[岩崎好陽]