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シリーズ〈現代人の数理〉 13 選択の数理 ―個人的選択と社会的選択―
内容紹介
〔内容〕選択の基礎/個人的選択(個人的選択場面と選択行動,確定的な選択行動,不確実な選択行動,あいまいな選択行動)/社会的選択(社会的選択問題と選択方式,二肢選択方式,多肢選択方式,マッチング方式)/今後に向けて/他
編集部から
目次
1. 選択をとらえるための枠組みを設定する
1.1 選択ということの数理的なとらえ方
1.1.1 市長選挙における個人的選択と社会的選択
1.1.2 選択関数
1.1.3 選好構造
1.1.4 選好に基づく選択
1.1.5 選択と選好の一貫性
1.2 個人的選択と社会的選択のとらえ方
1.2.1 選好を生成する機構
1.2.2 選択を行う機構
1.2.3 個人的選択と社会的選択へのアプローチの視点
2. 個人的な選択にアプローチする
2.1 個人的選択場面と選択行動
2.1.1 効用関数の導入
2.1.2 個人の選択行動を理解するということ
2.1.3 多属性の属性項目抽出とその状態表現
2.1.4 選択行動の心的過程におけるあいまいさと選択行動の非一貫性
2.2 確定的な選択行動
2.2.1 確定的な選好判断,効用そして選択行動
2.2.2 多属性評価における選好判断
2.3 不確実な選択行動
2.3.1 選択確率の導入と一貫性
2.3.2 選択確率と効用
2.3.3 非一貫性記述の試み
2.4 あいまいな選択行動
2.4.1 属性認識のあいまいさと確率的選択行動モデル
2.4.2 あいまいな選好判断の分析とモデル化
3. 社会的な選択にアプローチする
3.1 社会的選択問題と選択方式
3.1.1 社会の選択方式を設計するということ
3.1.2 選択方式の定式化と代表的な族
3.1.3 選択方式の設計問題とそれへの規範的アプローチ
3.2 二肢選択方式
3.2.1 個人の取り扱いと選択肢の取り扱いに関する性質
3.2.2 双対・無名型の選択方式
3.2.3 双対・非無名型の選択方式
3.2.4 非双対・無名型の選択方式
3.2.5 非双対・非無名型の選択方式
3.3 多肢選択方式
3.3.1 代表的な選択方式
3.3.2 選択方式が満たすべき性質
3.3.3 どの選択方式がどの性質を満たしているか
3.3.4 高度情報社会における選択方式はコープランド方式
3.4 マッチング方式
3.4.1 マッチング方式が満たすべき3つの性質
3.4.2 最適安定マッチング方式
3.4.3 安定多数決・ボルダマッチング方式
4. 今後に向けて
4.1 個人的選択と社会的選択の融合,そしてダイナミックな選択へ
4.1.1 個人的選択への社会的選択の視点の導入
4.1.2 社会的選択への個人的選択の視点の導入
4.1.3 情報社会における選択のダイナミズムに向けて
5. 索 引